キッチンの収納がパンパン。ものが多くてキッチン掃除が大変。そう感じている方は必見です。アラフィフの夫婦ふたりで暮らすミニマリストのブロガー・本多めぐさんが、捨ててよかったキッチンのアイテムについて教えてくれました。
キッチンが広くなる!別れを告げるべき5つのアイテム
当たり前のように使っている日々のキッチンアイテム。時代が変わったり、ライフスタイルが変わったりする上で、じつは必要なくなったものもあるのです。
今回は、私が手放しても大丈夫だった5つのキッチンアイテムをご紹介します。
【写真】ボウルとザルでサラダスピナー代わりにする方法
●捨ててよかったアイテム1:魚焼きグリル
キッチンに「あるのが当然」と思われがちな魚焼きグリルは、見直すべきアイテムのひとつ。魚を焼くにはグリルが必須と思い込みがちですが、じつはフライパンやトースターでもおいしく焼くことができます。フライパンに魚焼き専用のシート敷いて焼くだけで、おいしく仕上がり、掃除もラクですよ!
また、トースターを利用しても、切り身の魚などを調理できます。焼いた後、トースター内に少々においが残るので、しばらくトースターを開いてにおいを逃がすようにしています。
また、魚焼きグリルがないコンロを選び、キッチンスペースを広くするのもよいアイデアだと思っています。
●捨ててよかったアイテム2:サラダスピナー
毎日のサラダづくりに欠かせないサラダスピナー。そこそこ大きいのでキッチンの収納スペースをとるし、取り出しにくくてイライラする人も多いのでは。でも、じつはこちらも捨てて大丈夫。ザルとボウルで代用可能です。
洗った野菜をザルに入れ、ボウルとザルを上下に合わせてシャカシャカ振るだけで水きりが完了。じゅうぶん水がきれますし、これで収納スペースも広くなりますよ。
また、50代に差し掛かると、体を冷やす生野菜よりも温野菜を好むようになります。熱を入れた野菜の方がたくさん食べられますしね。そういった点からも、これからの暮らしにサラダスピナーがそこまで重要ではないと思っています。
わが家は2人暮らしなので、レタスなどを洗って、そのままボウルとザルでシャカシャカ振ってOK。炒め物の野菜の水きりはキッチンペーパーでも可能です。
アラフィフ2人暮らしだと食べる量が減り、その分食材の量も少ないので、特別な器具がなくてもなんとかなるシーンは多いです。
●捨ててよかったアイテム3:油引き
フライパンやお鍋に、油を均等に広げる「油引き」。卵焼きやクレープなど、少量の油で表面をキレイにしたい料理に使うと便利で、当たり前に使っていました。
でも、フライパンの近くに置いてあるのでいつも油が飛び散り、掃除の手間がかかるのが面倒で…。
よく考えたら、キッチンペーパーを丸めて使えば代用できると気づきました。キッチンペーパーを半分に切って使うと、1回に使う量にちょうどよいです。
しかも1回ずつ取り換えるほうがずっと衛生的で、物が減ったぶんキッチン掃除もラクになり、大正解でした。
●捨ててよかったアイテム4:圧力鍋
切って材料を入れれば、手軽においしい料理を作ることができる圧力鍋ですが、その重さや大きさ、そしてお手入れの手間から見ると、アラフィフ世代にとって不便を感じることもあると思います。
たとえば、シチューやカレーは普通の鍋でも煮込むことでおいしくつくれます。玄米を炊くのにも、最近の炊飯器には玄米専用のモードが設定されているので、圧力鍋で炊く必要はありません。
私は5年以上前に圧力鍋を手放しましたが、お陰で収納スペースが広くなって満足しています。
●捨ててよかったアイテム5:キッチンマット
キッチンマットは、見た目の美しさや滑り止め効果などからキッチンに敷かれることが多いですが、これも必要ないと感じています。
キッチンマットがあると、たしかに汚れがガードされますが、洗濯しないといけません。それに対して、キッチンマットを使わずに、床を直接ふくのでも、清潔を保つことができます。
さらに、キッチンマットがないことで見た目がスッキリしますよ。
●「なくてもいもの」をキッチンに置いておくのはもったいない
これら5つのアイテムは、キッチンでの生活を便利にしてくれる存在ですが、それらがなくても料理に支障はありません。逆に減らすことで収納が増えたり、掃除がラクになることも。日々の料理が快適でラクになるヒントになればうれしいです。