日本を訪れる中国人旅行客のなかには個人観光ビザで訪日する人も多い。団体観光ビザであれば旅行会社が手配してくれる大型バスで移動することができるが、個人ビザの場合は宿泊先や移動手段は自分で手配する必要がある。

 日本国内を移動するうえで新幹線を利用する中国人旅行客は少なくないが、中国人からすると新幹線に乗って車両に足を踏み入れた時点で、どの乗客が日本人でどの乗客が外国人か、ある程度見分けることができるのだという。中国メディアの今日頭条は31日、新幹線の車両内における行動を通じて、中国人の視点で「日本人かどうかを見分ける」方法について紹介する記事を掲載した。

 記事が挙げているのは、新幹線の座席の背もたれを倒す際の行動だ。「後ろの客に断りもなく、いきなり倒す人の多くは外国人だ」と主張している。これは必ずしも正解ではないだろうが、背もたれを倒す際には後ろの人に一言断りを入れる日本人は多いだろう。

 この中国人は日本人が後ろの座席の人に「すいません」と断ってから背もたれを倒す光景を何度も見たことがあるようで、たとえ乗客が少ない車内でも同じように断りを入れるのが日本人だと指摘した。

 続けて、日本人が背もたれを倒す際に断りを入れるのは「後ろの席に座っている客を自分の行動で驚かさないため」であるとし、日本人はそれだけ周囲に気を配っているのだと指摘。自分の身の回りをよく観察し、周囲の反応に敏感な日本人はまるでネコのようだと主張し、日本人がネコ好きなのも頷けると主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)