天職だと思っていない――漫画家・田村由美×声優・佐々木望が語る「表現」と「探求」

ある日、突然地球に巨大隕石が落ち、人類が死滅。未来を生きるべく冷凍保存され送り出された若者たちが、未知の世界で七転八倒しながら生きていく――。

田村由美による超大作漫画『7SEEDS』(全35巻+外伝1巻)。極限の状況で人がどう生き延び、どうやって希望をつなぎ、ほかの人間とどのように関係を紡いでいけるかを問うた思考実験でもある。

本作のなかで、最も人気の高いキャラクターのひとりが新巻鷹弘(あらまき・たかひろ)。甲子園で活躍した高校球児で、未来に送られてからは、冷酷に襲いかかる自然のなかで次々と仲間を失い、その後15年間、ほかの人間に会うことなく、犬たちを友として暮らしてきた人物だ。

新巻の優しさと孤独、生死の葛藤。交錯する複雑な感情を、声優・佐々木望はどのように演じたのだろう?

言葉に対する鋭い感覚、表現への飽くなき探求心。30年以上にわたり、業界の第一線で活躍し続けるプロフェッショナル同士、職種は違えど、その仕事観には共通するものがあるようだ。

※おふたりの出会い、漫画『7SEEDS』連載時の苦労、新巻というキャラクターの考察について語っていただいた前編記事もぜひお読みください
取材・文/的場容子

短いひとことでも、ひとつずつ愛おしむように発した

Netflixで第2期の制作も決定したアニメ『7SEEDS』ですが、アニメ化にあたって、田村先生から希望したことはありましたか?
田村 基本的にはおまかせしました。お話のどこまでが入るとか、その配分とか順番とか、どのキャラがメインになるとか、そのあたりの判断はアニメのプロの方におまかせすべきだと思ったんです。ただ脚本の段階で見せていただいて、間違いや解釈の違う部分があればお伝えしたりはしてます。ほとんどのエピソードとキャラ全員を入れつつ、あの回数に落とし込むのはかなり大変だったと思います。プロの神ワザですね。

小学館の方から「アニメは監督の作品なので」と言われてたんですが、自分としてはアニメにしていただけるだけでもうめちゃくちゃ喜んでたりしてるんです(笑)。

ただ原作がほんとに長いので、尺の関係で新巻のエピソードのボリュームが少なくなったのは、仕方ないながらも残念ではあります。あと、どうしても話を進めるセリフが重要になるので、なくても進行上困らないけどキャラの性格を表すセリフ、というのが削られてしまうものなんですね。でも新巻の場合、どうしても入れてほしいセリフを2つくらい足してもらったりもしました。
佐々木 なくても進行上困らないけど性格を表すためにはあったほうがいいセリフ、という意味、よくわかります。新巻の登場シーンは多くはないですが、どれもすごく貴重なセリフに思えて、大切に演じました。とくに、5話の吹雪と美鶴さんと3人の過去話は、新巻が登場する初回でもあるので、十分に読み込んで構築していきました。

どんなに短いひとことでも、ひとつひとつ愛おしむように、口元から音を発する最後の瞬間まで大事にしていました。

「今風の絵に変えてもらってもいい」と監督に伝えたけれど……

アニメ化をきっかけに、新たに気づいたことはありますか?
田村 ……もともと好きでいてくださる読者の方は、いろいろ思うところががあるかもしれないです(笑)。
原作ファンの常でもあります(笑)。
田村 でも、意外にも原作を読んでいない男性が面白いと言ってくださってて。あちこちつっこみながら観てくださってるらしいです。

アニメ化をきっかけに原作を読んでくださる方もいらっしゃると聞きますし、どんな形でも話題にしてもらえるのは嬉しいです。違うメディアにしていただけるって、漫画描きとしてはものすごく幸せなことで、単純にもうそれだけでひたすら感謝です。なにしろメディア化の話は出ては消え、を繰り返してたので、ほとんどあきらめてました。だから実現していただけてほんとに嬉しかったです。

それに加えて、Netflixさんのオリジナルでの配信ということもあって海外の方にも同時に観ていただけるし、さらにいろんな展開をしていただけているように感じます。地上波でも放送が始まってるので、より多くの方に観ていただけたらいいなあ。

漫画とアニメ、メディアが変わると見せ方がどう変わるのか、その違いを確かめていただくのもいいかもと思います。原作にはない音や色、OP&ED曲なども素晴らしいので、ぜひ楽しんでいただきたいです。
なるほど。
田村 ただ、アニメでは展開が早いぶん、原作の不備やアラがより見えてしまうところもあります。恥ずかしかったり情けなかったりで身悶えしてます。さらにセリフですが、1巻なんて17、8年前に描いているわけだから、「今だったらこの言い回しはしないのに」とか、気になるところもあって。

それから、アニメでは絵は変えてもらっていいとお伝えしていました。というのも、私の絵が苦手だという方がけっこう多いんです。「友達に作品を勧めたけど、絵がダメで読んでもらえない」とか、「騙されたと思って読んで!って言いました」みたいな話をよく聞くんです。騙されたと思って読まないと読めない絵なんだな……って涙が出ます(涙)。まあでもよくわかります! 昔からそうです。皆さん果敢におすすめしてくださってありがとう!(涙)

だからアニメ化にあたって、とっつきやすい今風の絵にしてもらえるならそれでもいいと思っていました。でもおそらく、私の絵に似せようと苦心してくださったのでは。キャラの人数も多いし、大変だっただろうなと思います。だから絵に関してはとくに何もチェックせずおまかせしました。女子陣がとてもかわいくしてもらってると思います。顔や髪の毛の色味のことだけ少し言ったかな。服なんかもおまかせです。

スタジオが広く感じたのは、新巻として「いた」から

今回、田村先生はほとんどのアフレコに立ち会われたということです。佐々木さん演じる新巻を間近で見て、どうでしたか?
田村 佐々木さんは、ひとつの役のなかの幅が広いんですよね。というか、生きている人間を演じておられる。

たとえば声優さんで、別の役との演じ分けならすごくうまくされるのに、ひとつの役のなかの幅は狭いと感じる方がいるんです。それってたぶん、「このキャラはこういう人、こういうしゃべり」って決めてるんだろうな、と。そうすると、シリアスでもコミカルにでも、どんなシーンでも同じようなしゃべりになる。でも人ってそうかなって。
なるほど。
田村 他にもアニメを観ててたまに思うんですが、誰かと会話をしてるはずのシーンでも、この人ひとりでしゃべってるなと感じたりするんです。それぞれが自分のセリフを言ってるだけで、全然会話してないなって。

つまり、台本には自分のセリフの前後の人のセリフももう書かれてるので、相手のセリフを聞いてから「反応してしゃべってる」んじゃなくて、それを「知ってて読んでる」んだろうな、と思えてしまうんです。
台本のセリフをひとつずつタスクとしてこなしていくだけ、と。
田村 そう聞こえてしまうんです。素人がえらそうにすみません…。
佐々木 いえ、とんでもない。おっしゃってること、とてもよくわかります。台本上で自分の順番が来たからセリフを言っている、と聴こえてしまうということですよね。それは、私たち声優が陥らないようにいつも心がけないといけない課題のひとつです。
田村 でも、佐々木さんはそうじゃないんですよ。まったく違う。
佐々木 おそらく、相手のセリフをいったん受け止めてから応えようとしていて、いつも肉体的な反応を挟んでからセリフを言うようにしているんだと自分では思います。

「何か言われて、何か言う」というより、「何か言われて、それに対してこの身体で何かを感じて、そして何を言おうか決めて、相手に言う」。現実の人間の頭と身体の中ではそういうプロセスが起こっているんですよね。アニメだと当然、絵があって、セリフの尺も決まっているので、すごくコンパクトにこの作業をしています。
田村 すごいです、だから自然に会話してるように感じられるんですね。そのことと関係あるかわかりませんが、佐々木さんが他のインタビューで印象的なことをおっしゃっておられたんです。「新巻を演じているときに、スタジオが広いように感じた」って。それって、まさに新巻がいる雪原や荒野を心の中で見ておられたのかもしれないと思いました。
アフレコスタジオではなくて、目の前に新巻が見ている景色が広がっている、と。
田村 「風景が見える」というのは、今、新巻=自分がどんな場所にいて、相手がこの距離にいるから、どの程度の大きさの声で話さないと伝わらない、といったことまでちゃんと認識されているということですよね。
佐々木 あのスタジオは別の仕事でも何度も行ったことがあるんですが、今回は新巻として「いた」ので、スタジオが初めての場所のように広く思えました。そのときの自分は、もちろん物理的にはマイクの前でモニターを見ながらしゃべっているんですが、別のものを見つめていたんだと思います。

たとえば、新巻の目の前に広がっている雪景色や、話している相手の顔の目や口元。服に降りかかるパウダー状の雪だったり、犬のボソボソとした毛のアップだったり。そんなものが心のなかの視界に入っていたのかな。

聞こえるものも同じで、物理的にはもちろんスタジオの音しか聞こえないんですが、新巻でいる自分は風や水の音、火のはぜる音を聞くようにしていました。

「新巻を演じる」ではなく、「新巻でいる」ということ

佐々木さんは『7SEEDS』で新巻を「演じている」のではなく、「新巻としていた」のですね。
佐々木 そう思います。「演技」というとどうしても「役になりきる」とか、そのうえで「それらしく振る舞う」とかいうイメージがあるかもしれないんですけど、演じる者が目指す最終地点は、役になろうとしたり役になったりという行動ではなく、「その人として“いる”」という状態だと思うんです。
たしかに。
佐々木 人の人生は続いているので、台本の登場シーンの前にも後ろにも、書かれていないシーンがあって、全部つながっているんですよね、当たり前なんですけど。

だから、このシーンの直前にこの人は何をしていたのか、どんな体勢で、誰としゃべって、どんな気持ちでいたのか。そんなことを考えてセリフを構築していくんです。今どういう状況で、そこにどんな外的な、または内的な変化があって、そのあとはどういう状況になるのか。この言葉を言い放ったあと、どんな気持ちでしばらくいるのか。
田村 うわあ…。
佐々木 その気持ちはどこまで持続するのか。次のセリフまで残っている気持ちなのか、それとも何かによってまた変化するのか……。台本があると、つい「何ページにセリフがあって、次の出番は何ページで……」って見てしまいがちかもしれないんですけど、現実の人間はそんなふうに断片的に存在してるわけじゃないですものね。
そこまで考えながら、演じるんですね……!
佐々木 ええ。だから、画面に出てなくても、しゃべってなくても、それは単に映っていないだけで、新巻は生きて何かしたり考えたりしてるはずなので、そこは現実の人間としてずっとつなげるようにしていました。

「その役でいる」自分と、「声優として司る」自分

人間や犬の仲間を亡くしたりと、新巻には次々と過酷な運命が振りかかります。「新巻でいる」という佐々木さんの役作りでは、ご自身も新巻とともにダメージを受けたりはしないんですか?
佐々木 そこをうまく説明するのが難しいんですが……。私自身はそのまま新巻ではないんですよね。さっきまでのお話と矛盾するかもしれないですけど(笑)。
田村 ぜひうまく説明してください!(笑)
佐々木 新巻がつらい思いをしたとき、私自身はつらくないんです。私は新巻ではないので。だって、もし100%新巻だとしたら、スタジオに着いてすぐ「ここはどこだ?」から始まりますよね(笑)。「このマイクは何ですか? あなたたちは誰ですか?」って。でもそれじゃアニメの収録ができない(笑)。

さっき、「新巻として“いる”」と言いましたけど、それと同時に、「声優としての自分」もいるんです。役としての自分のほかに、それを司る自分も絶対的にいて、声やリズムや感情の乗せ方を粛々とコントロールしているという。
なるほど。
佐々木 だから、演じ手の感情は役の感情とは別のもので、演じ手自身が役の感情に合わせて腹を立てたり悲しくなったりするのとはちょっと違うんです。観てくださる方に、人物の状況や心情を伝えることが私たちの役割だと思うので、演じているときに自分自身のメンタルが上下することはまずないんです。

描きながら号泣した冬チーム、だけどつらいわけではない

田村先生の場合はいかがですか? 漫画では冬と夏Aのチーム、竜宮編の3つはとりわけ、何度読み返しても心がきしむような過酷で残酷なエピソードが目立つ印象です。とくに、冬のチームのエピソードは、田村先生は描きながら泣いていたということでした。
田村 キャラクターと一緒というか、キャラが泣いてるところは描きながら自分も泣いてることが多いです。同じ顔をしてると思う。冬のチームや夏Aのテストのくだりや、竜宮シェルターの話も、下描きしながら泣いてたと思います。
素朴な疑問ですが、描くほうもつらいのに、なぜ描けるのでしょうか?
田村 たしかに、よく言われるんですよ。「酷いシーンを描くと、気が滅入りませんか?」って。だけどつらいわけではないし、あとで落ち込むこともないです。自分は泣いているけど、「描くのが嫌だ」とか「つらすぎて見たくない」という気持ちではないです。どちらかというと高揚してるかもしれない。
佐々木さんが演じているときに、別の次元でコントロールしている自我があるように、田村先生がキャラクターと一緒に泣いていても、やっぱり別次元で律している自分が、作者として絶対的に存在しているんですね。
田村 いるんでしょうか。それをわざわざ意識したこともないんですけど。
佐々木 私も「演じてて悲しくなかったですか?」と聞かれることがありますけど、「えっ全然。やりがいがありますよ!」って答えてます。
田村 そう、やりがいかもしれない。「ここ! このシーンこそ……!」
佐々木 「しっかり作らねば!」って思いますよね。
田村 そうです! だから、気が滅入ったりはしないです。

……とはいえ、『7SEEDS』の中盤、犬のほうの吹雪と美鶴さんが死んでしまうシーンがあるんですが、あれはちょっと自分でも酷すぎたと思います。あそこは思いついたときにあまりにも酷かろうと思って一度却下したんですが、結局描きました。
あのシーンは本当につらいです……。でも、ものづくりや表現をする方ならではの、人格の枝分かれとでも言うべきものがあるんですね。
佐々木 さっき、泣きながら描くこともあるとおっしゃいましたけど、泣いてはいても、線はまっすぐ描かなきゃいけないとかありますよね? 原稿を涙で濡らしたりはしないし、トーンも貼るし(笑)。
田村 その通りです(笑) 。トーンとかよくご存知で(笑)。あ…でも『BASARA』で蜻蛉(カゲロウ)というフクロウが死んでいくときあまりに泣けて手元が見えなくなってたりしました。「これじゃ描けないよー」とか唸ってたのを覚えてます。そんなこともなくはないですが、声優さんも、泣くシーンだからといって、しゃべれなくなっちゃったら困りますもんね。
佐々木 そうなんです(笑)。新巻の泣き声は私の肉体を使って発せられる音ですが、私自身が泣いているわけではなくて。目や鼻がぐじゃぐじゃになってしゃべれないとか、聞き苦しかったりすると収録が進まなくて困ったことになります(笑)。とはいえ身体的には泣いている人の状態なので、声には影響しないように、そこもコントロールしています。

天職ではない。だけど、無人島でも描き、演じる

田村先生は83年デビュー、佐々木さんは86年デビューと、おふたりとも35年近く、それぞれの業界の第一線で活躍されています。それぞれ、漫画家と声優は天職だと感じていますか?
田村 私、20代の頃「天職だ!」ってちょっと思ってた時期がありました。描くために存在してる、みたいな。でも今考えると、恐ろしく傲慢だったなと思います。あの頃は「いくらでも描ける!」と思っていて、漫画家の友達同士でも「無人島に行ったとしても描く?」「当然描くよね!」と話していました。

でもその後、思うように描けなくなったり、描きたくなくなったり、もっと長く休みたいと思ったりすることも多々あったんです。「無人島でも描く?」という問いには、今なら「誰かがいつか読んでくれると思えるなら描くかも」と答えるかな。

「誰も読まなくても描きたいから描くよ!」と思っていた若いときとは違いますね。そんなこんなで、天職とはまったく思わないです。
「無人島でも描くか」がひとつの試金石なんですね。「誰かが読んでくれるなら描く」でも、十分な決意であるようにも思えます。佐々木さんはいかがですか?
佐々木 声優が天職だと自分で思ったことはないです。
佐々木さんは多才でいらっしゃるので、もし声優でない人生を送っていたとしたら、何をされていたんでしょうね。
佐々木 いえいえいえ、多才ではないですよ! 演じる役は多彩でありたいですけどね(笑)。もし声優でない人生を……。そうですね、たぶん研究者とか目指してたかもしれません(笑)。もちろん、声優に向いてるのがいちばん嬉しいんですけどね。でも天職だと思ったことは、ちらっとでもないなあ……。

私は、演技の勉強もろくにしないうちにデビューが決まったんです。それでも、本当にありがたいことですが、新人の頃からいろんな大きな作品に起用していただきました。

そのときそのときの自分なりに全力で取り組んできましたけど、振り返るとデビュー当時は全然しゃべれていなかったから、昔の作品を観る機会があると、いつも内心で「うぎゃーやり直したい!」となってます(笑)。自分にとって天職か、なんて問いよりも、はるか以前の段階ですよ、これ(笑)。
田村 素晴らしかったけどなあ…。でもおっしゃることはわかります。
佐々木 死ぬ間際に人生を振り返ったときに「さて、声優は自分の天職だっただろうか?」と問いかけることはあるかもしれませんけど、今のところその予定はないので(笑)、問えるとしてもまだ先でしょうね。
おふたりともすごく謙虚です。
佐々木 でも、無人島のたとえは、私もよく限界事例として想像したりします。
田村 え、やっぱり!?(笑)
佐々木 無人島に流れ着いたときに自分は演じるだろうか? アニメじゃなくても、言葉を使って演じたり表現したりするだろうか?「いや、誰も観ても聴いてもくれないし、仕事でもないなら、やったってしょうがない」と思ったこともあるんですけど。今は、やるかな、と思います。
田村 おお!(笑)
佐々木 でもやっぱり、誰かに観て聴いてもらいたいですよね。その場合、さしあたりは魚とか小動物とかが観客になるのかな(笑)。
『7SEEDS』の世界のようです(笑)。新巻が、文明が途絶えた世界でも野球をしたことと通じるものがあります。
佐々木 あっそうか、そうですね! ここでも新巻とシンクロできて嬉しいです(笑)。
田村 なるほど…そっかあ、私も今一度よく考えてみます。

表現者に終わりはない。絶対に完成しないんです

漫画家と声優、ひとつのことを長く続け、表現を研ぎ澄まし続ける原動力は何ですか?
田村 うーん。まだね、描きたいものってあるんですよ。それを出したいし、見てほしいし、楽しんでもらえるかなと想像したらワクワクするし。自分が形になったものを見てみたいってのもあります。それがまだあるうちは、かつ、載せてくださる雑誌があって、物理的に描ける状態であれば描きたいと思っています。

何か確固たる原動力があるから描いてるわけでもないというか、その状態がもう普通になってしまっている気がします(笑)。
佐々木 それって、原動力というより、内在的な意欲や人生規定みたいなものですかね。
田村 はい、そうかなと思います。昔は「怒り」が原動力になってたこともあるんですけどね(笑)。描きたいものといっても何かの一部分だったり、カケラしかないものもあるので、うまくまとめて作品にできるかというとわからないんですけど、それでも常に「これを出したい」「見せたい」「どんな反応だろう」と思ったりするので、それがたぶん「描きたい」という気持ちにつながるのかもしれないですね。
ずっと創作の火が燃え続けているんですね。佐々木さんは?
佐々木 私も似た感じかもしれません。もし自分を駆り立てる力があるとしたら、いろいろな役を演じたい、言葉による表現を追求したい、それを聴いてもらいたいという願いですね。

声優は言葉を扱う職業で、言葉で意味を伝えることで、キャラクターの感情も置かれた状況も表現します。その技術をもっともっと高めたいと思っていますし、音声表現において、「こんな方法を試してみたい」「こんな工夫をしてみたい」というアイディアを、いろんな役で実現していきたいです。そういう願いが原動力といえばそうなのかもしれないですし、演技者として当たり前っちゃ当たり前かもしれないですね。
そうして言葉と表現の探求が続いていくのですね。
佐々木 そうですね。演技者でいられる限りは、たぶん無限の探求で、「何十年やったからもう終わり、完成!」というのではなさそうです。漫画家さんの創作も、きっとそうですよね。
田村 はい、その通りです。
佐々木 ベテランになってくると、往々にして、「さすがベテランさん」とか「やっぱスゴいよね」って見られがちなんですけど、どこまで行っても完成形というものはないんじゃないかと思うんです。どんなベテランでも、もっと向上したいと思っている人はたくさんいるはずで、もっと高められる余地は、いつだってあるはずで。それを前提に生きていくのが表現者なのかな。自分もいつまでもそうありたいと思っています。

描いて、誰かに読んでもらって、感想をもらう幸せ

おふたりとも、終わりなき鍛錬の旅を続ける、求道者ですね。
田村 私はできるなら読者の方に「この人、次は何描くんだろう?」って毎回思ってもらえるようになりたいです。だからなるべく前とは違うものを出していきたい。キャラが似通ってしまうのは力不足なとこもあるんですけど。
佐々木 いい意味で読者の期待を裏切りたい、驚かせたい、ということですかね?
田村 それもあると思います。
佐々木 それすごくわかります。私も、「えっ、この人こんな役やってたの!?」って思われたいです。「声聞いてても佐々木望だと全然わからなかった!」みたいに言われると、「よっしゃ!」って思うかな(笑)。そうでなくても、作品を観てくださる方の感想は励みになります。
田村 私も感想をいただけるのは嬉しいです、漫画でもアニメでも。そのことで思い出すんですけど、学生時代に漫研(漫画研究会)にいたんですけど、そこには、自分は描かないけど読むのが好きな人もいて。毎日「何か描いた? 見せて!」って言ってくれる友人たちがいたんです。

それが嬉しくて、その人たちのために毎日何かしら描いてたんですよ。今日はカラーイラストにしようとか、1ページだけコマに割って描いてみようとか、持ちキャラがいたので、それで4コマにしてみたり、セリフのやりとりを描いてみたり。
毎日、田村先生の絵や漫画を……贅沢!
田村 その人たちのためだけに毎日描いていました。見てくれて、喜んでくれるのがとにかく嬉しいんですよ。その人たちに育ててもらった気がしています。
最初の読者であり、編集者のようですね。
田村 そうですね(笑)。今も、楽しみにしてくださる読者の方に「描いてきたよ。今日はこれ!」って見てもらってるのかもしれない。私ずっと同じことをやってるんだと思う。それが自分は楽しいんです。

だからある時期からは、自分が描きたいものをただ描ければいいわけではないことがわかってきたんだと思います。感想をもらえるのが嬉しくて描いているところもあるって。楽しんでもらえなかったらどんなに描きたかった話でも、もう楽しくなくなるんですよ。

『BASARA』の頃は読者の方にお手紙をたくさんいただいたので、ダイレクトにいろいろ知ることができたんですが、今はそういう時代じゃなくなったので、自分でたまにエゴサーチして……。
田村先生も、エゴサーチされるんですね。
田村 恐る恐る見たりしてましたが…(笑)。

でも打ちのめされることも多いのであまり見ないようにはなりました。これからアニメの第2期も始まるので、ほんとはぜひ感想を聞きたいです。

文法や読解。”国語の勉強”をすることの重要性

おふたりには、表現への飽くなき探求心という共通項があることがわかりました。漫画家と声優、職種は違いますが、言葉を扱う職業という意味では同じですね。
田村 以前、佐々木さんが声優を目指す人たちに向けて講義をされるのを見学したことがあるんです。佐々木さんの授業って、まず国語から入るんですよ。
未来の声優さんに向けた授業で、まず国語から、ですか。
田村 そうなんです、すごく面白いんです。声優さんは、書かれている文章をその通りにちゃんと伝えなければいけないわけですよね。だけど、たとえば切るところ、つまりブレスを入れる場所を間違うと、違う内容を伝えてしまったりするんです。だから読む文章について、これは何を言おうとしてるのか、この言葉はどこにかかるのか、どこをいちばん立てて言うべきか、いろいろと情報を読み取らないといけないんです。

例に出されてた課題で自分的にツボだったのは、「北海道と東北の太平洋側に雨が降っています」という文章。これ、どこに雨が降ってると思いますか? 切る部分を変えることで2通りできるんですよ、それを声優さんは言い分けないといけない。間違って話すと間違って伝わってしまうんです。

面白いですよね。正しく伝えること、そのためには読解力が必要……授業はそういう内容から入るんです。
なるほど。
田村 「早口言葉を練習しましょう」とか「みんなでアフレコ体験しましょう」とかではないわけです。伝える仕事であることを意識して、その意味を正確に伝えるにはどうしたらいいのか?という切り口で、ものすごく面白い授業をされていたんです。

私も漫画家という伝える職業なんですが、つい無意識のうちにセリフを扱ってしまったりするときがあります。気をつけねばと思います。佐々木さんの講義は大変勉強になりました。
佐々木 そう言っていただけてとても嬉しいです。単発で1回きりの授業だと、たいてい「私はいかにして声優になったか」とか「声優になってよかったこと」などをお話しして、最後に「じゃあ皆さんがんばってください!」で時間が終わってしまって、これじゃあ皆さんの役に立たないよなあと申し訳なかったりするんですが(笑)。

だけど、複数回コースみたいに連続した講義としてお引き受けする場合は、自分でカリキュラムを組んで、教室では徹底的に国語の勉強をします。勉強といっても、あくまで、話す職業を目指す人のための実際的な訓練ですけど、文法も読解もやったりします。そんな地道な講義なので、私のコースはだいたい不人気なんです(笑)。
そうなんですか!?
佐々木 アフレコ実習があるコースに、生徒さんは集まる傾向があるみたいです。それは無理もないかなと思うんですけどね。

じつは、30代の頃、酷い声帯炎になって声が出なくなった時期が長くあったんです。それまでずっと自己流の発声でやってきたので。突然暗黒の中に入ってしまったように思えた時期でしたけど、その頃に、発声も演技もイチから勉強し直しました。今はすっかり復活しているんですが、あの時代に自分で自分を訓練したことが、その後の演技に活きていると思っています。だから、私が授業でお伝えしていることって、私自身が模索しながら、試行錯誤しつつ組み立ててきたメソッドなんです。自分自身が最初の生徒、といえますし、教えることは、自分にとってもさらなる学びや確認にもなっています。
教えることで整理されることも多いと。
佐々木 ええ、そう思います。声優の仕事って、いわゆる「いい声」を伝えることじゃないと思うんですよね。まあ、いい声のほうがよりよいのかもしれないですけど、しゃべる言葉の意味が聴いた人に伝わらなければ、それこそ意味がないんです。ほとんどの場合、人がしゃべる目的は、ほかの人に対して言葉の意味を、中身を伝えることなんですね。声を伝えるのでも感情を伝えるのでもなくて、言葉の意味を伝えるんです。

セリフの言葉の意味を正しく伝えることによって初めて、演じる役の内面を表せるし、演じ手がそうやって言葉の意味を伝えることで、聞いた人、見た人のなかに、役の人物の悲しみや喜び、怒りの感情が生まれてくる。

だから、演技者にとって、とくに声優にとって、言葉を扱うことはきわめて大事なんです。そんなふうに考えているので、言葉に対して、自分はすごく執着心があると思います。
言葉への執着心。
佐々木 ええ。そして、「意味を伝える言葉」という点で、田村さんの作品はどれも、ワードチョイスが厳密だし秀逸だし、しかもリズム感もあって、言葉に関する作者の圧倒的な力量を感じます。どれも練りに練られたセリフなので、読み手にも演じ手にも親切というか、私たちが声に出して表現するときにも、セリフの分析や構築をしやすいんです。

やはり、私たちは言葉を扱う職業なので、与えられたセリフ、言葉を、どう分析して構築して表現するか――実際に声を発して表現する前に、分析したり構築したりと事前に準備することがいっぱいあって、それら含めた全部が声優の仕事だと考えています。

田村さんが書かれるセリフは、演じ手が最初に向き合う言葉として、とても構築しがいのある、魅力的なセリフの数々なんです。今回、新巻を演じましたことで、あらためてそれを感じました。
田村 うわあ、ありがとうございます(照)。
佐々木 田村さんの作品のキャラクターを演じたいと思う人が多いのは、きっとそういったセリフの持つ魅力もあると思います。私も、田村さんの書かれたセリフを読むときに、「そう! この状況にいるこの人だったら、まさにこう言うよね」っていつも共感するんです。
リアリティがありますよね。
佐々木 まさに! 人が現実に発する言葉として、すごく納得できるんですよね。そういうセリフに取り組ませていただけるのはとても嬉しくて、わくわくします。

漫画家も声優も、言葉を大切にしなければならない

言葉に対する鋭い感覚。おふたりの共通項がまた見つかりました。
佐々木 田村さんの言葉に対する感覚の鋭さには、すごく共感することが多いです。ものごとの捉え方や分析の仕方も的確で、お話していて刺激的で勉強になります。よく、いろいろな言葉についてディスカッションしたりするんですけど、すごく面白いんです。
田村 お店でみんなで一緒にご飯を食べてても、メニューや広告を眺めて「佐々木さん、ここに書いてある文章、おかしいよね?」ってつい確認を取ってしまう(笑)。
佐々木 (笑)。「この助詞の使い方はおかしいのでは?」とか、「読点の位置がおかしい、これじゃ意味が正しく伝わらないのでは?」とか(笑)。お菓子を食べてても、「このパッケージの文章を見て! 副詞の位置はこっちにあったほうが正確に伝わりますよね?」とか、お互い気づいたことを問題提起して、よりよい文章にするにはどう変えたらいいか話し合うという(笑)。完璧にあら探しですよね(笑)。
田村 私は自分のことを棚に上げてますが!(笑)しかも佐々木さんは英語でもそれができるわけです。
まるで『ミステリという勿れ』の整(ととのう)くんのように、言葉に対して厳しく、細かいです(笑)。
佐々木 こういう話って、面白くない人にはまったく面白くないんでしょうけど、私たちは言葉や表現にすごく興味があるので、お菓子袋を見ながらのやりとりが超楽しい(笑)。
見ているところ、大事にしている点が近いのですね。
佐々木 田村さんが、言葉の細部の細部にまで気を遣ってネームを描かれているのがすごく伝わってくるんですよね。だからなおさら、演じさせていただくときは、セリフの1文字もおろそかにしないように気を配っています。助詞や読点のわずかな違いでも、全然意味が変わってくるので。
田村 いや私はかなり大雑把なところがあるんですが、佐々木さんは厳密なんですよ。「こそあど」、つまり「これそれあれどれ」の的確な使い方とかが自分はいまひとつあやふやで、原稿中たまに手が止まるんです。あれ、どっちだ?って。「学校“に”行く」と「学校“へ”行く」の違いとか説明できます!? 佐々木さんはできるんですもん。
まさに国語、日本語論ですね。
田村 私も、漫画教室の講師を仰せつかったことがあるんですが、言葉についてもお話しさせていただきました。漫画は本来「絵」で伝えなきゃいけないんですが、セリフの力も大きいわけです。でもフキダシの中に長々と書くわけにいかないので、ひとつのセリフをどう分けて、どう配置して、どこを大きく見せるのか、そのやりくりが必要になってきます。置き方ひとつで印象が全然違ってくるんです。そこは生徒の皆さんにもお伝えしたつもりです。

私もうっかり勢いだけで書き飛ばさないように、言葉や文字に関して常に気を配らねばと考えてはいます。とくに今描いてる『ミステリという勿れ』ではそこがメインだったりしますから。なかなか佐々木さんのようにはいきませんけども! 佐々木さんは日本語に関してもものすごくいろんなことをご存知です。
佐々木 いえいえ、学習者です、学習者です(笑)。でもやっぱり、お互いに仕事で大事に考えているのは言語、日本語ですよね。

そういえば、これは書き言葉と話し言葉、というか演じ言葉との違いなんですけど、演じるときは、必ずしも台本に書いてある読点でブレスを取るわけではないんです。かといって、自分の呼吸のリズムで取るのでもなくて、『7SEEDS』では、新巻の呼吸でブレスを取ってるんです。
田村 おお、なるほど。
佐々木 「このへんでちょっとしんどいから息継ぎしたい」みたいな、声優のためのブレスじゃなくて、あくまで新巻の、その瞬間の肉体のコンディションの呼吸で間を取るんです。田村さんがさっきおっしゃった、漫画でセリフを伝えるためにどう分けて配置するかというのは、私たちが「セリフのどこで間をとるか」と似てますよね。

漫画でもよくある、沈黙の「……」というのも、音としては何も言ってないんですけど、ここも表現なので、その前後のセリフとどれだけ演技としてつなげられるかが大切なんです。

「……」は音声としては、マイクにも入らないし録音もされないんですけど、生きている人が、次の言葉を言うために考えたり感じたりしている間なんですよね。だから、ここも、セリフのひとつなんです。
田村 すごい。うん、うん。漫画も間が大切です。こういう話って面白いですよね。なんかそれ本にして出してもらえませんか?(笑)っていつも思う。声優志望の方とか新人さんとか聞きたいんじゃないかな。佐々木さんが声優さんとして素晴らしいのはこういう思考力と実践力があるからなんだなと思います。とにかく見てて面白いし、勉強になるし、何を聞いても楽しいんです(笑)。
すごく楽しかったです。勉強になりました。
佐々木 こちらこそ、勉強になりました。なんか私、自分のことばかりしゃべってしまった気がして、いま焦ってます(笑)。今日は『7SEEDS』について語る機会だったのにすみません! でも今日お話したことって、田村さんとはいつも語り合っていることだったりするんですよね(笑)。
田村 まさに(笑)。今日はありがとうございました! アニメ『7SEEDS』の新巻を、これからもよろしくお願いいたします!
田村由美(たむら・ゆみ)
9月5日生まれ。和歌山県出身。O型。1983年、第12回小学館新人コミック大賞佳作を受賞した『オレたちの絶対時間』が『別冊少女コミック増刊』(小学館)に掲載されデビュー。その後、『BASARA』で第38回、『7SEEDS』で第52回小学館漫画賞受賞。現在、小学館『月刊flowers』で『ミステリと言う勿れ』をシリーズ掲載、『増刊flowers』で『猫mix幻奇譚 とらじ』を、集英社『ココハナ(cocohana)』で『イロメン〜十人十色〜』を連載中。
佐々木望(ささき・のぞむ)
1月25日生まれ。広島県出身。O型。1986年に声優デビュー。主な出演作品に、『幽☆遊☆白書』(浦飯幽助役)、『AKIRA』(鉄雄役)、『MONSTER』(ヨハン役)、『テニスの王子様』(亜久津役)、『銀河英雄伝説』(ユリアン役)、『DEATH NOTE』(メロ役)、『うしおととら』(潮役)、『21エモン』(21エモン役)、『からくりサーカス』(ギイ役)、『無限の住人』(天津影久役)など。歌のライブ活動に加え、近年は朗読作品などのナレーターにとしても活躍。

作品情報

アニメ『7SEEDS』
■原作:田村由美「7SEEDS」(小学館「flowersフラワーコミックスα」刊)
■スタッフ
監督:高橋幸雄
シリーズ構成:待田堂子
キャラクターデザイン:佐藤陽子
音楽:未知瑠
音楽制作:ユニバーサル ミュージック
アニメーション制作:GONZO/スタジオKAI
【放送情報】
TOKYO MX:2020年1月14日(火)より毎週火曜23:00〜
BSフジ:2020年1月14日(火)より毎週火曜24:00〜
J:テレ「アニおび」:2020年1月17日(金)より毎週金曜23:30〜
【配信情報】
NETFLIXオリジナルアニメシリーズ『7SEEDS』
第1期 全世界独占配信中
第2期 2020年3月26日 全世界独占配信予定
Netflix『7SEEDS』ページ:https://netflix.com/7seeds
アニメ『7SEEDS』公式サイト
アニメ『7SEEDS』公式Twitter(@7SEEDS_anime)

©2019 田村由美・小学館/7SEEDS Project

サイン入り台本プレゼント

今回インタビューをさせていただいた、佐々木望さんのサイン入り台本を抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
受付期間
2020年3月24日(火)12:00〜3月30日(月)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/3月31日(火)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから3月26日(木)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき4月3日(金)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
  • 複数回応募されても当選確率は上がりません。
  • 賞品発送先は日本国内のみです。
  • 応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
  • 応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、当方が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
  • 当選結果に関してのお問い合わせにはお答えすることができません。
  • 賞品の指定はできません。
  • 賞品の不具合・破損に関する責任は一切負いかねます。
  • 本キャンペーン当選賞品を、インターネットオークションなどで第三者に転売・譲渡することは禁止しております。
  • 個人情報の利用に関しましてはこちらをご覧ください。
ライブドアニュースのインタビュー特集では、役者・アーティスト・声優・YouTuberなど、さまざまなジャンルで活躍されている方々を取り上げています。
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