もう二度とこんな経験はできない――八郎さんと歩んだ1年と、松下洸平のこれから
松下洸平は、いま、最も今後が期待される俳優のひとりだ。
放送中のNHK連続テレビ小説『スカーレット』で、戸田恵梨香演じる主人公・喜美子の元夫・八郎を演じている。SNSでは“#八郎沼”というタグが生まれるほど支持を受け、Instagramのフォロワーは約3,500人から20万人を超えて急増中である。
一躍、時の人となったが、朝ドラに抜擢された時点で、演劇界では実力も実績も十分な俳優だった。2008年に「ペインティング・シンガーソングライター」としてデビューしたのち、ミュージカル出演を機に俳優として活動の幅を広げ、ミュージカル『スリル・ミー』や舞台『母と暮せば』など代表作も多い。
そんな松下が、4・5月に約3年ぶりのソロライブを開催するという。本人は「波風立たない人生を好むタイプなので(笑)」とひかえめに微笑むが、世間が彼を放っておかないだろう。八郎さんと歩んだ1年を経て、どんな音楽を奏でるのか。
スタイリング/渡邉圭祐 ヘアメイク/五十嵐将寿
八郎さんは究極に“普通の人”。二人三脚で生きた1年
- 朝の連続テレビ小説(以下、朝ドラ)『スカーレット』で、ヒロインの喜美子の夫・八郎を演じて一躍注目の人となられました。環境の変化はありましたか?
- 自分自身はもちろん変わらないですし、変わらずにいたいなと思っているんですけど、街を歩いていると声をかけてくださる人が増えたりして、改めて、朝ドラの影響力はスゴいんだなって感じます。
- その反響の大きさは、ご自身にいい影響があったりもするのでしょうか?
- やはり作品に向き合う姿勢が問われるといいますか。今までももちろん感じていましたけど、責任感がより湧いてきます。納得したうえで演じなければ自分自身が崩れてしまうので、自分が納得できるものをより強く追求していかなければと。観てくださる人の絶対数が増えたからこそ、妥協せずに、その責任を持って役をまっとうしていかなきゃいけないなというのが、ここ最近思っていることですね。
だから、“作品ファースト”でいたいというのでしょうか。「(視聴者に)こう思ってほしいからこういうお芝居をする」って狙いすぎないようにしたいなとは思いますね。やっぱり、観ている人たちが何を望んでいるかは僕らには理解できないところがあるので、その不確かなものを追いかけるのではなくて。
自分たちがおもしろいと思うものを、自分たちのなかにある答えを信じて、これからもやっていきたいです。そして、作品に込めた思いが結果的に視聴者の方に届けばうれしいなと思います。 - 八郎という役が魅力的に映り、「“八郎沼”にハマる」という言葉まで生まれたのは、きっとそうやって、狙わずに作ったからこそなんでしょうね。
- もう本当に、台本に書かれているとおり、(脚本の)水橋文美江さんが書いてくださった八郎ストーリーをしっかり演じきることが僕の仕事であって。だから、自分でも驚いたんですよ。まさかこういう愛され方をすると思っていなかったので。
でも、八郎っていう存在が先を歩いてくれたことによって、僕は八郎を追いかけて、彼と一緒に生きていく覚悟ができました。あまりにもスゴいスピードで先に行ったので、途中走って追いかけた時期もありましたけど(笑)。今はもう二人三脚というか。僕の横にはつねに八郎がいて、八さんと僕のふたりが納得できるものを作っていこうという、今はそんなペースになっているのかなと思いますね。
- そのペースに至った今、八郎さんってどんな人だと思われますか?
- 一言で語るのはすごく難しいんですけど……(と考えて)、八郎さんは、究極に“普通の人”ですね(笑)。本当に特別なものを持っていない素敵さがあると思います。つねに普通でいたい人だし、それ以上のことができない不器用さがあるし。
だからこそ、喜美子のような才能のある人の前で打ちひしがれることもあったんですよね。息子の武志(演/伊藤健太郎)も、八郎が持っている優しさも持ち合わせているんですけど、喜美子のDNAを受け継いで強い部分があって。だから、そういうふたりのなかに八郎さんがいると、普通の感覚で溶け込むので、やっぱりズレが生じちゃうんですよね(笑)。
でも、芸術家とか才能のある人だけがドラマを観ているわけじゃないですからね。この八郎の感覚が、普通に日常を送っている視聴者の方々の目線になったらいいなとは思っています。何かトラブルが起きたり悲しい出来事があったりすると、八郎はまぁ恥ずかしげもなく落ち込みますから(笑)。視聴者のみなさんの気持ちを代弁していけたらいいなと思いながら、今は演じています。 - その“普通”を表現するにあたって、心がけていることはありますか?
- 一概に言えることではないんですけど、八郎という役に限っては、自分だったらどうするかなって考えたりしますね。彼が普通に生きたいと思う気持ちはすごく理解できますし、僕自身もわりとそっち側の人間で、波風立たない人生を好むタイプなので(笑)。
- えっ!? 意外です(笑)。
- (笑)。なので、自分だったらどうするかなっていうことが、おのずと答えになっているときもあったりするのかな、と。
- でも、(作中で)波風が立っちゃったじゃないですか。お金のかかる穴窯という方法にこだわる喜美子に反対して八郎は家を出て、結局離婚することになって。喜美子と共に生きることはできなかったんですか。お金の問題はどうにかならなかったんですか(笑)。
- と考えますよね(笑)。そこに関しては、僕らもものすごく考えました。冷静に考えればですよ…? 半年くらい陶芸をお休みして、八郎さんが一生懸命働いて、お金を稼いで、そこから穴窯をやればいいという考え方もあるかもしれない。だから喜美子に対して、「半年も我慢できへんのか、お前は」と思ったりもしましたし…。でも、彼女はそういう次元にいない。いられないというのが芸術家の苦しさなんですね。
そして、ふたりの若さもあったと思います。たとえば40歳の頃に同じ状況になっていたら、同じ答えを出していたかどうかわからない。きっともう少し冷静になれたと思うし、もう少しいろんな選択肢を見つけられたと思うんです。だけど、彼らは若くてまだ知らないことが多すぎたんでしょうね。
そのなかで奇跡的に喜美子は才能を開花することができて、彼女が有名になったことで八郎は生きづらさを覚えて…。タイミングやいろんなことの運が悪かったんだと思いますね。今、48歳の八郎を演じているので、なおさらそう思います。
- 48歳になった八郎が登場する第20週では、『もういちど家族に』というタイトルで、まさしくもう一度かつての関係に戻っていく様子が描かれました。
- 離婚した夫婦が、息子の存在によってまた共に生きていく選択をするんです。新しい形で。やっぱりふたりにとって武志は宝物なんだなと改めて思いますね。
八郎も風呂が沸かせるくらいの量の手紙を武志に送っていましたし、喜美子はもちろんひとりで一生懸命子育てをまっとうしました。そして10数年がたって、八郎もいろんなことを経験して大人になり、喜美子も穴窯で成功して立派な陶芸家になった今。歳を取るっていうことも考えるし、これからの人生を思ったときに、「もうよそよそしい態度をとるのはやめて、一緒にいようや」っていう選択をするんですよね。 - 「この年齢になったから」と語れるのは、ひとりの人間が歳を重ねていく様を半年かけて演じてこられたからこそだと思います。その朝ドラならではの経験は俳優としていかがでしたか。
- お芝居をしていても、やっぱり違うんですよね。たとえば、劇中で悲しいことがあったとき、このあとも武志が大変な目に遭いますが、普通だったら台本のト書きに「涙する八郎」なんて書いてあって泣く芝居の準備をするわけですけど、もう準備なんていらないんですよ。「武志が!?」って聞いただけでもう泣いちゃうわけです(笑)。そんな状態になれたこと、役作り云々とかではない次元で演じられたことは、とても貴重な経験でした。
きっと、もう二度とこんな経験はできないでしょうね。役をまっとうするっていうことを少なからず身を持って経験してしまったと思うので、またこういう気持ちになれるかどうか不安でもあります。
それでも、なるべくこの感覚を思い出せるようにしたいですし。同じ気持ちにならなきゃな、なりたいなというワクワクした気持ちが今入り混じっていて。これからどんな役に出会えるのか、いろんな役を演じていくことがすごく楽しみになっているんです。
幼少時から画家である母の影響で美術に親しみがあった
- 今の発言もすっかり俳優さんという感じですが、じつは音楽でデビューされていて、それも、絵を描きながら歌い踊るという、「ペインティング・シンガーソングライター」をされていました。そういう芸術との関わりはどこから始まったのでしょう。どんな子ども時代だったか聞かせていただけますか。
- 母親が絵を描いている人だったので、ちっちゃい頃から母が絵を描いている背中を見て育ったんです。だから、友達が外で遊んだりゲームしたり漫画読んだりしているときに、僕はずっと家で絵を描いていたし、絵を描くことが日常の一部になっていたんですね。
で、実家にたくさんあった美術系の本や資料も読んでいたので、子どもの頃から、自然と、芸術というものに触れていると心が安らぐことも多くて。そのまま大きくなって当たり前のように高校は美術科に進学し、当たり前のように何か美術の仕事をしたいなと思って、高校までは過ごしていたんです。 - ところが、高校卒業後は、音楽の専門学校に入られた。
- 何をどう間違ったのか(笑)、はい、そうなんです。いや、ほかにもうちょっとおもしろいことはないかなと思っちゃったんですね。もちろん美術は大好きだったんですが、もうひとつぐらい、楽しいと思えることはないかなって。
美術と並行してダンスをやっていたので、音楽を聴くのはもともと好きだったのと、映画『天使にラブソングを2』で、自分と同じ年くらいの高校生たちがすごく楽しそうに歌っているのを観て、あーいいな、僕も歌いたいなと思ってしまって。「よし! 歌だ!!」ってなったんです。人前で歌ったことも、楽器を弾いたこともなかったのに(笑)。
それで、その映画を観た次の日に、母親に「ちょっと、あの、美術をやめて歌手になろうかなと思うんだけど」って告白して。 - お母さんはどんな反応を?
- 1週間くらい口をきいてくれなかったですね。ははは!
- そうですよね。自分と同じ道を進んでくれることをうれしく思っておられたでしょうからね。
- でも、母自身も自分の好きなことを仕事にした人だったので、最終的には納得してくれました。で、そこから音楽の勉強をするために音楽の学校に通って、翌年くらいにはデビューしたんですよね。とても運がよくて。
- そのときは、歌手活動をしていくことを目指していたんですね。
- はい。シンガーソングライターになれたらいいなと。ただ、当時はCDが売れなくなってきた時代だったので、レコード会社の方たちと、ただ歌うのではなく、何かおもしろい企画でデビューできないかって話になったんです。それで、「そういえばキミは絵が描けるんだから、歌と絵を一緒にやっちゃえば?」みたいな、本当にそんなノリで始まったのが、「ペインティング・シンガーソングライター」という企画だったんです。
ただ、あまりにも斬新な企画だったからか(笑)、まったく認知もされず…。僕自身もこの活動が果たして性に合っているのか悩みましたし、自分自身が未熟だったことが大きかったですね。自分が何をやりたいのか、どんなアーティストになりたいのか、自分はどういう表現者なのかっていうことがまだわかっていなかった。
インディーズ期間もなくデビューしたので、固定のファンみたいな方もいないですし、ライブをやってもお客さんが来ないという経験もたくさんしました。
順風満帆ではなかった駆け出しの頃、芝居に出会った
- そんなときに、オーディションを受けて、BROADWAY MUSICAL『GLORY DAYS』(2009年)で初舞台を踏まれたわけですね。
- 僕は当時は俳優になりたかったわけではなかったけれど、たまたま、「こういうお話が来てるけど、オーディション受けてみる?」と言われて。そうしたら、ご縁があって拾っていただいたんです。
- ミュージカルの世界に飛び込んでみて、いかがでしたか。
- もう最高に楽しかったです。こんな楽しいことがあったのかって思うくらい楽しかったですね。
- 自分の活動に不安を覚えていたなかで出会ったものだから、なおさらそう感じたのかもしれませんね。
- そうだと思います。自分のライブにお客さんが少なかったので、お客さんがいることに、改めて幸せを感じたんですよね。もちろん、ほかのキャストの方を観に来てるってわかってるんですけど。それでもやっぱり、ソロナンバーが1曲あったんですけど、丸々1曲歌ってパッと顔を上げると、300人、400人のお客さんがいるっていう状況が、たまらなくうれしかったんですよ。
- 拍手もしてくれますしね。
- そう。こんなに楽しいお芝居をして、歌って拍手してもらって、カーテンコールでもまた拍手していただいて。最高のお仕事だなと思いました。
- そこから演じるという道に進もうと。
- はい。ただ、そこからがまた修行でしたけどね(苦笑)。こんなに楽しい仕事はほかにないと思って、事務所も移り、お芝居の現場をたくさん踏ませていただくようになったんですけど、そのたびに自分のできなさに打ちひしがれて…。あれ?と思いましたよ。あんなに楽しかったのになんでこんなに苦しいんだろうと思っていました。
- それはいつ頃まで続いたんですか。
- 『スリル・ミー』(2011年)という作品に出会うまでですね。たとえば、『愛と青春の宝塚リバイバル〜恋よりも生命よりも〜』(2011年)では、演出の鈴木裕美さんが右も左もわからない謎の若造をキャスティングしてくださったんですけど、その裕美さんに徹底的に演出を受けてボッコボコにされて(笑)。その次の音楽劇『リタルダンド』(2011年)でも、共演させていただいた吉田鋼太郎さんにこれまた厳しいアドバイスを受けてボッコボコにされて。全然楽しくない。やめたいと思ってましたね。
今となっては、裕美さんとも鋼太郎さんともあのときのことを笑って話せますけど、当時は本当に怖くて。なんでこんな目に遭うんだろうと思ってました(笑)。 - そしてその直後に、栗山民也さん演出の『スリル・ミー』に出演されたんですね。
- そこで栗山さんに出会ってから、少しずつ、お芝居のノウハウみたいなものを学ばせていただいて。自分はどんなお芝居が好きで、どんなお芝居ができないのかっていうことが徐々にわかっていったんです。
作品ファーストで自分の首を締めないように、柔軟であれ
- 栗山さんから教わったことで、今も大切にしているのはどんなことですか?
- たくさんありますけど、ひとつ挙げるとすると、「演劇は問いを投げかけるものだ」という言葉でしょうか。僕の大好きな言葉なんです。
- その意味は?
- 答えを提示するのではなく、問いを投げかけて終わるのが演劇なんだということですよね。栗山さんの舞台は総じてそうだと思うんですけど、1本の作品を観終わったあとに、自分たちが今置かれている状況を考えさせられるんです。
たとえば、戦争を描いた井上ひさしさんの戯曲では、「今、平和に暮らしている自分たちはなんて恵まれているんだろう」と思いますし。ほかの作品でも、「あれはどういう意味だったんだろう」「あの人はあそこで何を考えてたんだろう」と、帰り道にいろいろなことを考える。それが演劇の楽しいところなんですよね。だから、『スリル・ミー』以降は、自分のなかでもそれを大きなテーマにしている気がします。 - 問いを投げかけるには、やはり、冒頭でおっしゃっていたように、“作品ファースト”でなければならないということですね。「こう思ってほしい」と狙わない。
- 答えを出さないということが大切なんだと思います。そもそも、正解がわかっている人間なんていないじゃないですか。みんないつも迷っていて、わからないことがあって悩んでいる。それが人間のよさであって。
完璧な人間なんていないということを自覚したうえで、情けないところもダメなところも包み隠さず演じることによって、観ている人たちが、八郎のことについて考えてくれたりするんですよね。 - はい。すごく考えました(笑)。
- 「八郎さん、今頃、名古屋で何やってるんだろう」とかね(笑)。そんなふうにいろんなことを考える隙間を、僕たちは作っていかなきゃいけないと思っています。
- 松下洸平さん自身も、つねに迷いや悩みがあるんだろうなと想像しますが、こうやって多くの人に知ってもらった今、役者としての自分にこれから何が必要なんだろうとか、現在地ではどんなことを思っていますか?
- そういう意味では、“作品ファースト”でありたいと思った今は、「“作品ファースト”であり続けるにはどうしたらいいんだろう」とよく考えますね。やっぱり、そうもいかなかったりもするわけです。“観る人ファースト”にならなきゃいけない瞬間ももちろんあるので。
そのなかで、自分の持っている信念みたいなものをどこまで曲げずに、表現し続けられるのか。それは観る人にお伺いを立てるものではなく、あくまでも自分の問題。その精神を持ち続けることが僕の支えになっていくんだと思うんです。 - “作品ファースト”であり続けることが、松下洸平が大切にしたいことだと。
- ただ、「作品ファースト」「作品ファースト」と言っていることが自分の首を締めてしまいそうな気もするので、そこは気をつけなきゃいけないと思いますね。そう思えば思うほど、物語が硬くなってしまう恐れがあるというか。
やっぱり、受け取る側が“受け取りやすい硬さや重さ”でなければ、受け取る気になれないじゃないですか。わかりにくいたとえで申し訳ないですけど(笑)。
だから、柔軟でいることも必要で。難しいことではあるんですけど、自分の信念を曲げずに、いい状態でお客さまに届け続けることができるかどうか。それが、これから先の自分の課題かもしれないですね。
R&Bやソウルをコアに、誰でも楽しめる音楽にしたい
- 朝ドラが終わると音楽活動に入られ、4月28日から約3年ぶりのソロライブ『KOUHEI MATSUSHITA LIVE 2020 “HEART”』が開催されます。曲作りはまさに自分発信になるでしょうから、作品をいい状態にしていく難しさをより感じることになるのではないかと思いますが…。
- そうなんですよ。ただ、今回は、新しいバンドのメンバーをお迎えして、今まであった楽曲もすべてアレンジをし直して、まったく一から作り直そうと企画しておりまして。サポートしてくれるメンバーのお知恵も借りながら、わりとチーム作業ができてるんですよね。
- では、お芝居と同じく、みんなで作っていくことになるんですね。
- 音楽も、生み出すのには僕ひとりでは限界があって。バンドメンバーや新たにプロデュースしてくれる方に加わっていただくことで、さらにいいものを作ろうとしています。よりクリエイティブな状況になっていて楽しいですね。
- デビューしたときは自分が何を表現したいのかわかってなかったとおっしゃっていました。今はもう方向は見えている感じですか?
- こんな音がいいよねとか、こんなことしたいよねっていうのは、みんなともちょっとずつかためているところです。
でも、これも“作品ファースト”の話に重なりますけど、“自分の音楽ファースト”で作り込みすぎてしまうと、自分の思想や考え方がギューッと詰まって硬くなってしまうので、できるだけ手に取って聴きやすいものにしたいなと考えていますね。
もちろん、100人が聴いて全員が共感できる音楽なんてないんですけど。だけど、できるだけ、できるだけですよ? 誰が聴いてもワクワクしたり、しんみりしたりできる曲にしたいなと思っていて。
自分の音楽のコアな部分に、聴きやすさ、ノリやすさ、居心地のよさみたいなものをプラスして。ライブでもいい状態でプレイしたいなと、今、調整しているところです。 - 松下さんの音楽のコアというのは?
- ジャンルとしてはソウルとかR&Bで、どちらかといえばディープな感じです。でも、理解できる人だけに聴いてもらえばいいとターゲットを絞りたくなくて。誰にでも楽しんでもらえるものにしたいんです。
だから、ソウルとかR&Bの核にポップスの要素を加えて、少しでも多くの人に楽しんで聴いてもらえる音楽を作れればと思っています。音楽家としてもやはり、“いい状態で届ける”方法を考え続けたいですね。
- 松下洸平(まつした・こうへい)
- 3月6日生まれ。東京都出身。A型。2008年にペインティング・シンガーソングライターとしてメジャーデビュー。2009年より俳優としても活動の幅を広げる。主な出演作に、舞台『母と暮せば』、『TERROR テロ』、『木の上の軍隊』、『アドルフに告ぐ』、ミュージカル『スリル・ミー』、ドラマ『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』、『サバイバル・ウェディング』、『捜査会議はリビングで!』など。第26回読売演劇大賞 杉村春子賞・優秀男優賞受賞。平成30年度(第73回)文化庁芸術祭 演劇部門 新人賞受賞。2017年まで毎年ライブを行っていたが、今回は約3年ぶりとなる。
LIVE情報
- 『KOUHEI MATSUSHITA LIVE 2020 “HEART”』
- チケット一般発売:3月28日(土)10:00〜
- 2020年4月28日(火)COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール *追加公演
開場17:45/開演18:30
2020年4月29日(水・祝)COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
開場16:15/開演17:00
2020年5月1日(金)マイナビBLITZ赤坂
開場17:45/開演18:30
2020年5月6日(水・祝)品川インターシティホール *追加公演
開場16:15/開演17:00
サイン入りポラプレゼント
今回インタビューをさせていただいた、松下洸平さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。
- 応募方法
- ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
\ソロライブのチケットは、3/28から一般発売!/#松下洸平 サイン入りポラを3名様にプレゼント!
— ライブドアニュース (@livedoornews) March 13, 2020
・フォロー&RTで応募完了
・応募〆切は3/19(木)12:00
インタビューはこちら▼https://t.co/sVpVYYZI0Z pic.twitter.com/65ydVQprto- 受付期間
- 2020年3月13日(金)12:00〜3月19日(木)12:00
- 当選者確定フロー
- 当選者発表日/3月23日(月)
- 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
- 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから3月23日(月)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき3月26日(木)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
- キャンペーン規約
- 複数回応募されても当選確率は上がりません。
- 賞品発送先は日本国内のみです。
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- 応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、当方が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
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