人目を気にせずに過ごせるなら何をする? 片寄涼太×橋本環奈が明かす、スターの本音

GENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカルを務め、俳優や声優など、幅広い活躍を見せる片寄涼太。見目麗しいルックスで人々を虜にし、巧みな演技力でコメディエンヌとしても名高い橋本環奈。

この最強タッグが挑んだ映画『午前0時、キスしに来てよ』は、国民的スーパースターと平凡な女子高生の“格差恋”を描いたラブストーリー。マスク越しのキスや鼻をかじる“鼻かじキス”などの胸キュンシーンが散りばめられた本作だが、初共演のふたりに緊張はなかったそう。

積極的に場を盛り上げる片寄と、終始エネルギッシュな橋本。若くして活躍するふたりの等身大の思いに迫った。

撮影/ヨシダヤスシ 取材・文/李 有眞 制作/iD inc.
▲左から片寄涼太、橋本環奈。

お互いの印象は、「笑いに貪欲」と「エネルギッシュ」

映画『午前0時、キスしに来てよ』で、片寄さんは国民的スーパースター・綾瀬楓を、橋本さんは、夢見がちな女子高生・花澤日奈々を演じられました。今作が初共演となるおふたりですが、お互いの印象はいかがでしたか?
橋本 片寄さんは、関西出身ということもあるのか笑いに貪欲な人だなって思いました(笑)。
片寄 仕事じゃなくて、笑いにですか?(笑)
橋本 うん、笑いですね。それが仕事につながっているのかも。
片寄 芸人かよっ!
橋本 こういう感じです。今みたいに、日々、ことあるごとにツッコむ(笑)。現場でも共演者の皆さんやスタッフさんとのコミュニケーションの取り方がすごく上手で、間違いなく現場の士気を高めていた存在でした。
片寄 僕はどんな現場でも、「片寄涼太と仕事ができてよかったな」と思ってもらえたらいいなと考えていますね。こういった取材でも、片寄にインタビューしてよかったと思ってもらえるような仕事をしようっていう意識は常に持っています。
片寄さんのそういった姿勢は、取材するたびにありがたく感じています…! そんな片寄さんから見た橋本さんの印象は?
片寄 “一般の高校生”という役は、芸能界で活躍されている橋本さんとは共通点が少ないんじゃないかなと思ったんですけど、それを感じさせない演技力がスゴいなと思いました。

現場でもすごくエネルギーにあふれていて、とにかく元気。たまにいるんですよね、エネルギーの塊みたいな人。意識してテンションを上げているわけじゃなくて、ナチュラルですよね。
橋本 そうですね、わりといつでもマイウェイかもしれません(笑)。
片寄 うん。マイウェイの使い方合ってるかわかんないけど(笑)。
橋本 私はどんな現場でも、自分自身も楽しめるように心がけています。

撮影のときは大変でも、終わってみたら大変な思い出のほうが意外に楽しかったりするじゃないですか。ゲームでも、クリアできるまで何度もチャレンジするのが楽しいというか。あっさりできてしまうとつまらないので、一つひとつの仕事にどこまでこだわれるかを考えるようにしています。

気になるところがあると、監督に質問せずにはいられない

それぞれの役を演じるうえで大切にしたことを教えてください。
橋本 日奈々は学校では優等生として知られていますが、本当はおとぎ話のような恋に憧れている女の子で、感情が顔に出ちゃうタイプなんですよね。だから私も感情に素直になるというか、綾瀬さんに振り回されている日奈々の反応を純粋に演じようとしていました。
片寄 楓は国民的スーパースターではあるんですけど、いつも自然体で、飾らない人なんです。サラッとしたキャラクターにしようと新城毅彦監督とも話していて、スターだからこそ堂々とした振る舞いをするように意識していました。
橋本 片寄さんは、一つひとつのシーンに対して、こういうことが起きたら楓はこんな態度を取るとか、このシーンでは日奈々の顔を正面から見づらいんじゃないかとか、細かい感情の動きも大切に演じていらっしゃって。どんなシーンでも、しっかり感情が伝わるお芝居をされていたので、私も演じやすかったです。
片寄さんは監督とよくお話をされていたとか。
片寄 監督に「どう思われますか?」ってよく話しかけていましたね。気になると話さずにはいられないんですよ。厄介なタイプかもしれないですけど。
共演者の方とコミュニケーションをとられることも?
片寄 (眞栄田)郷敦くんとは撮影に入る前に連絡先を交換して、食事に行きました。撮影中って何があるかわからないので、お互いに言い合える関係でいておいたほうがいいかなと。それに、彼は橋本さんよりも年下なので、不安要素を少しでも減らせるかなと思ったんです。
作中では楓がステージに立って歌やダンスを披露するシーンもありましたが、GENERATIONSでの活動と重なる部分も感じていましたか?
片寄 そうですね。今まで歩んできた道のりや、やってきたことすべてが役作りにつながって。そんなことって、もうこの先ないのかなって思うくらい貴重な経験でした。そういう役に巡り会えたことがすごくありがたかったです。

ライブシーンの撮影にはGENERATIONSのファンの方々がエキストラとして来てくださったんですけど、俳優としての片寄を見られるのは、少し恥ずかしい感じがありました(笑)。

思い入れのあるシーンは、靴を履かせてもらうところ

マスク越しのキスシーンや“鼻かじキス”(楓が日奈々の鼻をかじるシーン)など、ドキドキする場面が作品の見どころになっています。とくに思い入れのあるシーンはありますか?
片寄 楓の部屋で日奈々に髪の毛を乾かしてもらうシーンがあるのですが、その撮影がちょうど令和になる瞬間で…。
橋本 “令和ジャンプ”しましたね(笑)。0時を回った頃でしたもんね。
(笑)。橋本さんはいかがですか?
橋本 思い入れのあるシーンは、いっぱいありますね。楓が日奈々の高校に来て靴を履かせてくれるシーンで、「あれ? 今ちょっと、おとぎ話みたいかも?」っていうセリフがあるんですけど、そこにはキュンとしました。

階段でも靴を履かせてもらうシーンがあるんですけど、あそこは意外に難しかったんですよね。足が震えちゃって(笑)。
おふたりの距離が近いシーンは、緊張することもあったのでしょうか?
片寄 あんまり緊張しないんですよ、AB型って。
橋本 出ました! AB型あるある(笑)。それもあるけど、お仕事なので、みんな照れたりしないんじゃないですかね。
片寄 うん。恥ずかしいとかはあんまり思わなかったです。

同じ地球上にいるんだから、頑張れば誰とでも出会える

おふたりは、芸能人との恋に憧れる日奈々の気持ちに共感できますか?
片寄 僕たちは芸能界にいるから何とも言えませんけど、この作品に参加して、芸能人に対する憧れはあるんだろうなって改めて感じましたね。
橋本 たしかにそうですね。

ただ、出会おうと思ったら、頑張れば誰とでも出会えるかもしれませんよ。だって同じ地球に生きてるんですから。会いたい人がいるなら出会えるように頑張ろうって思います。
逆に芸能界で活躍しているおふたりが、ファンの方としてみたいことはありますか?
片寄 僕の熱狂的ファンみたいな人がいらっしゃったら、一緒に会話してみたいなっていうのはありますね。
片寄さんについて語る?
片寄 そうですね。今後の方向性とか、意見を聞いてみたいです。「やっぱり涼太はこうしていったほうがいいと思うよ」みたいな。すごく熱く語ってもらえたら、めっちゃ勉強になりそうだなって(笑)。

橋本さんはファンの方たちとイベントをやっていましたよね?
橋本 やりました。なかなかお会いする機会がないので、喜んでもらえたらいいなと思って一緒にビンゴゲームをしたり。いつかは一緒にバーベキューとかもしたいなって思っているんです。
片寄 バーベキューいいですね!

人目を気にしたら負け。橋本環奈に行けない場所はない

映画では、楓が芸能人であることで、デートの場所も限られてしまいます。おふたりが人目を気にせずに1日過ごせるなら、やってみたいことはありますか?
橋本 いっぱいあります。まず、街を普通に歩きたいですね。
片寄 僕も普通に歩きたいし、居酒屋もアミューズメントパークも行きたいな。
橋本 たしかに。でも私は比較的気にしないで行っちゃいます。
片寄 橋本さんはけっこう、サングラスとか被りものをして行ってますよね。でも絶対気付かれるでしょ? 大変じゃないですか?
橋本 気付かれるときはあるけど…でも、あまり気にしないようにしています。
片寄 さすがですね。温泉とかも行けます?
橋本 行けますね。というか行っちゃってます(笑)。
片寄 僕なら絶対無理ですね!
橋本 サウナで声をかけられたこともあるんです(笑)。「『今日から俺は!!』に出ている子に似てますね」って。そのときは思わず笑っちゃいました。
片寄 「私だよっ!」って(笑)。
橋本 そうそう。私の母親世代のお姉さま方が多い場所だったから、気付かれないかなって思ったんですけどね。
片寄 恥ずかしいですね(笑)。
橋本 場所が場所だけに、恥ずかしかったです(笑)。でも気にしたら負けだと思っちゃう自分もいるんですよね。
結果、橋本さんはどこでも気にせずってことですね(笑)。
片寄 そうですね。今のお話を聞いて、僕ももっと気にせずに行かなきゃなと思いました(笑)。
片寄涼太(かたよせ・りょうた)
1994年8月29日生まれ。大阪府出身。AB型。2012年にダンス&ボーカルグループGENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカルとしてデビュー。2014年のドラマ『GTO』(関西テレビ・フジテレビ系)で俳優デビュー。主な出演作は、『PRINCE OF LEGEND』、ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)など。アニメーション映画『きみと、波にのれたら』では声優デビューも果たした。
橋本環奈(はしもと・かんな)
1999年生まれ。2016年3月公開の角川映画40周年記念作品『セーラー服と機関銃 -卒業-』で映画初主演を務め、同作にて第40回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。2017年には、映画『ハルチカ』ほか、『銀魂』、『斉木楠雄のΨ難』でいずれもヒロインを演じ、2018年1月からは『ぐるナイ』(日本テレビ系)人気コーナー「ゴチになります!」に史上最年少メンバーに選ばれる。そのほか、ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)、映画『十二人の死にたい子どもたち』、『キングダム』など多数の話題作に出演した。

映画情報

映画『午前0時、キスしに来てよ』
12月6日(金)ロードショー
https://0kiss.jp/
©2019映画『午前0時、キスしに来てよ』製作委員会

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2019年12月4日(水)12:00〜12月10日(火)12:00
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