
若い頃は虚勢を張っていた。瀬戸康史には今、欲も羞恥心もない

その日、瀬戸康史はとても楽しそうだった。
取材現場に軽やかに現れ、よく笑い、人なつっこく何度も相槌を打つ。その明るい笑顔を見ながら、きっと充実した時間を過ごしているのだろうと思った。
俳優・瀬戸康史は今、実りの季節を迎えている。9月に最終回を迎えた『ルパンの娘』まで丸2年、ほぼ切れ目なく毎クールのようにドラマに出演。本物の女の子にしか見えない女装男子から、包容力豊かな産婦人科医、さらにはバカ真面目な熱血刑事まで、異なるキャラクターを巧みに演じ分け、評価を高めた。
だが、それらの称賛は決して一夜で実をなしたわけではない。彼が、長い時間をかけて、丹念に自らの畑に水を撒き、肥やしを与えることで実った、努力の果実だ。
2020年にはキャリア15年を数えるが、若い頃を振り返ると、「虚勢を張っていた」と明かす。
カッコつけることでしか自分を守れなかったという孤独な青年は、15年近い時を経て、こんなにも肩の力が抜けた表情で笑えるようになった。
そして今、瀬戸はさらに高く高く、その幹を伸ばそうとしている。
スタイリング/小林洋治郎(Yolken) ヘアメイク/小林純子
衣装協力/ブルゾン¥32,000、パンツ¥24,000(ともにVICTIM)、ほかスタイリスト私物

また賞をとりたい、という欲はまったくない。
- きょうは舞台『ドクター・ホフマンのサナトリウム 〜カフカ第4の長編〜』の稽古の合間にお時間をいただきました。舞台は、2017年の『関数ドミノ』から2年ぶり。『関数ドミノ』では、その演技が評価され、第72回文化庁芸術祭演劇部門新人賞を受賞されました。瀬戸さんにとって賞とはどんな意味合いを持つんでしょう?
- うれしいですよ。うれしいし、励みにもなります。でも、粛々と「ありがとうございます」という感じですね。なにかこう、トロフィーを掲げて「とったぞー!」みたいなのはないかもしれない(笑)。
- それはある程度、年齢と経験を重ねたからですか?
- いやらしい話ですけど、たしかに若い頃はあったと思います。賞が欲しいとか、同世代の別の俳優さんが賞をもらっているのを見てうらやましいと思ったりとか。でも、今はまったく。
- その気持ちの変化はいつからですか?
- 20代前半だったと思います。
ふっと割り切れたんですよ、自分は自分、人は人なんだって。俳優としてステップアップできるタイミングは人それぞれで、それがいつ来るかなんて誰にもわからない。だから僕の場合は徐々に上がっていけばいいのかなって。そう割り切れるようになってからは、すごく無心です。 - じゃあ本作でまた賞を狙おうとか、そういう欲はなく?
- まったくないです。そもそもどう狙ったらとれるのかもわからないですし(笑)。
今回は、KERAさん(作・演出のケラリーノ・サンドロヴィッチ)に『陥没』(2017年の舞台)以来、また呼んでいただいたので、KERAさんに恩返しをしたいという気持ちがいちばん。あとはもちろん舞台を観に来てくださるみなさんを楽しませたいという表現者としての礼儀と。それ以外はとくになにもなくて。
でも、動機ってそれぐらいでいいと思うんです。なにか大層なものがなくても。僕のなかでは、そのふたつがあれば十分なんです。

俳優にとって技術は必要。そのうえで感情を大事にしたい
- KERAさんが『陥没』の上演中に、俳優の技術に関するツイートをされていて。名指しで「瀬戸はすごいよ」とおっしゃっていたのが印象的でした。
もちろん、他の演出家には各々他のこだわりがあるだろう。熱量声量最重視の演出家は多い。「その時の気持ちを大切にしてくれれば毎回違っていい」と言う演出家もいる。
— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) February 7, 2017
俺の芝居はなかなかそれだと成立しない。だから「技術」はどうしたって必要で、例えば瀬戸はすごいよ。
- うわ。ありがたいです。どんな話の流れで出てきたんですか?
- 「俳優に対し最もこだわること」というテーマで、KERAさんはまず「(セリフの)音をオーダーに合わせてコントロール可能なこと」だと。
- それはたしかによく求められますね。KERAさん自身が、アーティストでもあるからかなと思うんですけど。僕も言われることもあるし、ほかの俳優さんが言われるのもよく耳にします。
- 瀬戸さん自身はこうしたセリフの音に対する意識は?
- めちゃくちゃわかります。KERAさんがここの高さで来てほしいとおっしゃるのもわかりますし、オレもその高さでいきたいと思うこともありますし。で、それができなかったら、すごいヘコむんですけど(笑)。
- もうひとつ「再現力は当然のこと。繰り返し同じ動き、同じ音を」ともつぶやかれていました。KERAさんのお芝居は、「そのときの気持ちを大事にしていれば毎回違っていい」では成立しないと。だから技術が必要で、その点で瀬戸さんはスゴいと。
今日取材で「俳優に対し最もこだわること」を問われた。
— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) February 7, 2017
まず「(台詞の)音をオーダーに合わせてコントロール可能なこと」。大小、高低、強弱、スピード、陰陽。
次に目線、目力。
どちらにも相手役とのバランス感覚が必須。
再現力は当然のこと。繰り返し同じ動き、同じ音を。アドリブは嫌い。
- それは意外でした。『陥没』のとき、あんまりそこを気にしていなかったので。どちらかというと、僕の演じた清春は同じじゃダメだと思っていました。公演ごとに相手の熱量もお客さんの反応も違う。清春はそういう違いに敏感な子だと思っていたから。毎公演、同じじゃダメなんじゃないかと。
- KERAさんに確認してみないと定かではありませんが、そうした自然な反応は前提としたうえで、演出家の望むものを何度やっても忠実に再現してくれることに感嘆してらっしゃったのかなと。
- それができていたならうれしいですね。
再現性という意味では、今回のお芝居のほうがすごく大事だなと感じています。まったく同じことをやろうと思っているわけではないですけど、この空気感は守らなくちゃいけない、損なっちゃいけないと感じるところが多いので。 - お芝居ってとても感覚的なもののようにも見えますが、実際には非常に職人的で精巧なものだとも思います。瀬戸さんは、そうした俳優の技術についてどんな考えをお持ちですか?
- まだまだ俳優としての技術がなんなのかわかっていないところもあるんですけど、必要なものだとは思います。
たとえば、台本を読んでいても気持ちの流れや切り替えについていけないことはあるんですね。今回僕が演じるガザという役もそうなんですけど、怒ったと思った次の瞬間、笑うんです。その感情の起伏って、僕の日常にはなかなかないというか。 - 俳優さんがよくおっしゃる「生理が通らない」というものですね。
- そうです。でも、「だからできません」じゃ、僕たちがいる意味はないわけで。これは映像でも同じですけど、このセリフで泣いてくださいと台本に書かれていても、そんな短いスパンじゃ泣けないって思うことはあって。
そのときにどうやって気持ちを一瞬でピークまで持っていくかが僕たち俳優の仕事。そこにはきちんとした技術が必要で、もっと自分も磨いていかなくちゃなとは考えます。 - 瀬戸康史という俳優を分類するなら技術派? それとも感情派?
- 技術も感情もどっちも大事だとは思うんですけど、技術派じゃ嫌かなあ…。うん、なのでここは感情派って言っておきます(笑)。

昔は、失敗して恥をかく恐怖心や羞恥心にとらわれていた
- デビュー以来、コンスタントに舞台に立ち続けています。俳優・瀬戸康史が舞台に立つ理由とはなんなのでしょう?
- 修行だと思います。やっぱり表現が豊かになるのは、舞台だと思うんですね。長いスパンをかけてひとつの作品に没頭できるのは、僕にとってとても大きなことで。
それに、たとえば映像でミーティングのシーンをやりますとなったら、ちゃんと会議室という場所を用意してもらって、机も椅子も資料もある。けど、舞台はなにもない。まっさらな稽古場で、そこになにがあるのかを想像しながら空間を作っていって、お客さんから観たときに、ちゃんとそこに会議室があるように演じないといけない。
それがすごく楽しくて。芝居の筋肉が鍛えられている実感があります。 - その「芝居の筋肉」とは、もう少し噛み砕いて言語化すると、どういう意味ですか?
- 想像力だと思います。今回のカフカもそうですし、あとはシェイクスピアとか、現代とはまったく違う、普通に生活していたら触れられない思想や価値観に触れられるのが舞台のおもしろさ。その経験は、間違いなく自分の人生を豊かにする材料になるし。舞台に立っていると、日本にいながらどこか遠い国に旅しているような感覚になれるんです。
- どれも思い入れの強い作品ばかりだとは思いますが、そのなかでも俳優としてブレイクスルーするきっかけになった舞台を1本挙げるなら?
- わ〜、なんだろう…。(じっくり考えて)『マーキュリー・ファー』からの流れはすごく大きかったなと思います。
- 上演は2014年。演出は白井 晃さんでした。
- 目の前に大きな壁があって、それを乗り越えたと思ったら、また次の壁があって乗り越えて、という感じでした。
- 高橋一生さんと兄弟役で、瀬戸さんは薬物中毒の弟役を演じました。なんでも白井さんから相当しごかれたとか。
- しごかれましたね。でもそれでよかったと思います。あれだけ愛情を持って役者とぶつかってくださる演出家さんってなかなかいないですし。
- 白井さんからのオーダーでとくに印象に残っているものは?
- 「芝居だけど、芝居をするな」って。それは今でも残っていますし、どの現場に行っても思い出します。僕の役者人生においてかなりインパクトのある言葉でした。
- 「芝居をするな」ということは、それまでは、もっと役を作ろう、なりきろうみたいな気持ちが強かったんですか?
- それもありますけど、いちばんは変な緊張とか恐怖心とか羞恥心が大きくて。それにずっととらわれていました。
- 羞恥心や恐怖心というのは「失敗しちゃいけない」みたいな?
- そうそう。きっと怖かったんでしょうね、失敗して恥をかくことが。でも今はまったくないです。あのとき鍛えてもらったおかげで、メンタルが強くなりました(笑)。


一生さんとはオススメの筋トレマシーンの話をします(笑)
- 『マーキュリー・ファー』では、仲良しで有名な高橋一生さんとの共演も大きかったと思います。舞台の場合、カットもないので、真っ向から相手と向き合えるのもおもしろさ。高橋さんの芝居を直に受けて、なにかエネルギーのようなものを感じることも?
- あったと思います。でも僕、舞台の上に立ってる最中のことはなにもわからないんですよ。全然記憶がなくて。だから自分がどんな状態だったのかもわからない。ただただ楽しかったことだけは鮮明に覚えています。
- 高橋さんとの共演から得たものってなんですか?
- それこそさっきの技術と感情の話でいくと、一生さんって技術と感情のバランスが絶妙なんです。ただ感情の赴くままに演じているように見せて、じつは周到に計算されていたり。その逆もしかりで。だから僕は一生さんの舞台での表現を見るのが好きだし、自分もああいう表現ができたらなって憧れます。
- 一生さんに芝居について相談したりしますか?
- しないです。基本的にふたりでいても芝居の話は全然しない。本当、普通ですよ。会って話すことといえば、近況報告と。あとは、どの筋トレマシーンがいいかっていう情報交換をしています(笑)。
- 筋トレでいえば、ドラマ『ルパンの娘』で10キロ増量されましたが、だいぶ体も戻ったみたいですね。
- もうスッと戻りました。あの努力はなんだったんだっていうぐらい、スッと(笑)。
今回、舞台の上で脱ぐ場面があるんですけど、先にKERAさんに確認されましたから。「瀬戸、まだマッチョ?」って(笑)。なんでも筋肉がついていると、それを見せるために脱がせたと思われるのが嫌らしくて。もう戻りましたって言ったら安心してました(笑)。

『ルパンの娘』では肉体改造やアクションにも挑戦した
- 『ルパンの娘』、とてもおもしろかったです。おそらく視聴率以上に愛された作品になったのではないかと思っているのですが。
- ありがとうございます。それはすごく感じていて。思った以上にファミリーで観られる作品だったんだなということに、ちょっとびっくりしました。
男性は好きな作品だと思ったんですよ。あの現実離れした感じとか、深田さんが泥棒スーツに着替えるときにチャックを上げるのも、ちょっとエッチで、男性はたまらないだろうなと。
でも蓋を開けたら、女性の方やお子さんも好きだと言ってくれて。その反応がちょっと意外でしたし、うれしかったです。そんなふうに家族みんなで楽しめる作品に出られたことは幸せだと思いました。自分も肉体改造をしたら大きくなれるんだとか、アクションってこんなに楽しいんだとか、いろんな発見のある作品でした。 - アクションと言えば、最終回でなつかしい技を披露するひと幕もありました。
- 夢の共演でしたし、そういう遊び心が『ルパンの娘』のよさでもありました。キャストはもちろん、裏方もみなさんもユーモアがあって、すごく楽しかったです。

僕たちは“不条理”な世の中を生きているんだな
- では、今回の舞台『ドクター・ホフマンのサナトリウム』について聞かせてください。本作は、かの文豪、フランツ・カフカの誰も知らない未発表長編が舞台化されたら…?というアイディアから生まれたKERAさんの新作です。瀬戸さんの役どころを教えてください。
- ラバンとカザという双子の兄弟と、あとは編集者。それからカフカの4役を演じます。
- カフカも演じるんですね。
- 僕もきのう聞いたばかりなんです(笑)。だからまだ、なんにもカフカ自身について知らなくて。ひとまずなにか参考になるものが欲しくて、海外の方がカフカを演じたDVDを取り寄せてもらっているところです。
- ちなみに、カフカの小説はこれまで読んだことはありますか?
- 今回、この作品をやるにあたって『城』と『変身』を読みました。最初に『城』から読んだんですけど、正直意味がわからなくて…。その話をKERAさんにしたら、「『城』はいちばん難しいよ」って言われました(笑)。
- 入門編にしては、ハードルの高いところから入っちゃったんですね(笑)。
- そうなんです(笑)。そのおかげかわからないですけど、『変身』はなるほどっていう感じでおもしろく読めました。
- 現時点で、カフカ作品に対する印象を、瀬戸さんの言葉で語るとすれば?
- よく言われる言葉ですけど、“不条理”じゃないですか。お話を読んでいてもなにが起こるのかわからなかったり、ここで終わるの?っていうところで終わったり。
- そういう不条理な作品って理解しがたい人も多いと思うんですけど、瀬戸さんはどう受け止めましたか?
- 僕はわりと、人生ってそういうものだよな、と思いました。
僕らが生きている毎日も、全部が全部うまくいくことってないじゃないですか。スタートとゴールが明確なものもあるけど、どこからが始まりで、いつ終わるのかはっきりしないこともたくさんあるし。そう考えると、“不条理”はなにも非日常のものではなくて、僕たちは“不条理”な世の中を生きているんだなって。 - ある程度年をとったから、そう考えられるようになったんでしょうか?
- いや、わりと昔からそういうタイプです。どこか冷めているじゃないけど、諦めているところがあって。なんでだろう。別に変な親に育てられたとかじゃないんですけどね(笑)。
17歳で上京してこの世界に入って。自立するのが早かったせいなのか、そういう達観したところはあるかもしれない。

“不条理”が、自分のお尻を叩くエネルギーになる
- 人生のなかで“不条理”だと感じたことってありますか?
- 大きいのは、やっぱり天災とか。地元の福岡にいた頃、福岡県西方沖地震という大きな地震があったんです。僕も一時的に親と連絡が取れなくなって。
ついさっきまで普通に暮らしていた街並みが、崩壊寸前になっているのを目の当たりにして。そのとき思ったんです、「なんで毎日を真面目に生きているのに、こういうことが起きるんだろう」って。 - たしかに天災は大きな“不条理”ですよね。じゃあ、もう少し日々の暮らしにクローズアップしていくとどうでしょう?
- 仕事をしていてもありますよね。たとえば、こうして表現の世界に身を置いていますが、自分が見せたいものと、実際に見えているものが違うことって常にあります。
- そういう“不条理”さを、瀬戸さんはちゃんと受け入れられるタイプですか?
- そういうものなんだな、と思うようにはしています。
ただ、その“不条理”に対する悔しさが自分に火をつけてくれるというか。背中を押したり尻を叩くエネルギーになったり、次はこうしてやろうというパワーに変換されているところはある気がします。

- 稽古の手応えはいかがでしょう?
- それこそカフカの『城』のように、見えそうで見えない、みたいな感じですね。稽古はとても楽しんでいます。楽しんではいるんですけど、自分がいったいなにを楽しんでいるのかわかっていない感じで。
- 前回出演された『陥没』はコミカルでハートウォーミングで、観る側も演じる側もわかりやすいお話だったと思います。そういう意味では、今回はまったく違ったタイプの作品かと。演じる側としても、前回とは違う筋肉を使っているような感覚はありますか?
- 全然違います。『陥没』は常に新鮮であることが大事で、その場で起きたことに対して子どもみたいに無邪気に反応することが第一だった。ある意味、セリフさえ覚えれば、なにも考えなくてもよかったところがありました。
でも今回は、口に出して言葉にしていることと、心のなかで伝えたいと思っていることに、すごくギャップがあったりして。いろいろ頭で考えながらやっているところがたくさんある。この人はなんでこんなことを言ってるのか。その真意を見つけていかないと、って思っています。

僕らの仕事は、どういう表現をできたかがすべて
- 2020年でデビューから15年です。振り返ってみて、若い頃の自分に言ってあげたいことはありますか?
- 「カッコつけなくていいよ」って。プライドなんて捨てちまえ、と言ってやりたいです。
- 当時はカッコつけていた?
- カッコつけていたと思いますよ。役者としての表現の幅もすごく狭かったし、だからそうやって虚勢を張って生きていかなきゃどうしようもなかった。精一杯カッコつけることが、自分を守る術だった。
あの頃の気持ちを考えれば、しょうがなかったとは思いますけど。もっと肩の力を抜いていいんだよとは言ってあげたいですね。 - 今回、KERAさんにまた呼んでもらえたこともそうですし、この10年、俳優として続けてこられたのって、やっぱり人から求められてきたからだと思うんですね。瀬戸さんは求められる人間であるために心がけていたことはありますか?
- 僕たちの仕事って、結局はどういう表現をできたかがすべて。だから、とにかくがむしゃらに、でも冷静に、いろんな作品に触れて、自分を豊かにすることだけを考えてきた気がします。
- がむしゃらと冷静。相反する言葉ですが、そのふたつが並ぶんですね。
- やっぱりお芝居って、やっているときはがむしゃらな自分を見ているもうひとりの冷静な自分が必要だと思うから。
- それってもしかして、さっきの感情と技術の話につながります?
- あ、本当だ!
- しかも、「冷静に、でもがむしゃらに」ではなく、先にがむしゃらに来るところが。
- そうですね、そうかもしれない。やっぱり技術は必要だと思うんです。でも、真ん中にあるのは感情でありたい。
『マリオカート』で言うところの、カメのこうらが技術(笑)。真ん中にあるのが感情で、その周りをいつもこうらが取り囲んでいて、自分を守ったり、誰かにぶつけたり。で、たまにバナナを踏んで、ひとつ減ったりする(笑)。 - たとえが独特ですが、とっても瀬戸さんらしい気がするので、その言葉を締めくくりにしたいと思います(笑)。
- あはは。それしか思いつかなかった(笑)。じゃあ、それでお願いします(笑)。

- 瀬戸康史(せと・こうじ)
- 1988年5月18日生まれ。福岡県出身。A型。2005年デビュー。舞台やドラマ、映画など幅広く活躍。近年の主な出演作に、舞台『陥没』、舞台『遠野物語・奇ッ怪 其ノ参』、ドラマ『透明なゆりかご』(NHK総合)、連続テレビ小説『まんぷく』(NHK総合)、ドラマ『ルパンの娘』(フジテレビ系)、映画『寝ても覚めても』、映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』などがある。
出演作品
- KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース
『ドクター・ホフマンのサナトリウム 〜カフカ第4の長編〜』 - [神奈川公演]11月7日(木)〜24日(日)KAAT神奈川芸術劇場 ホール
[兵庫公演]11月28日(木)〜12月1日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
[福岡公演]12月14日(土)〜15日(日)北九州芸術劇場 中劇場
[愛知公演]12月20日(金)〜22日(日)穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール - https://www.kaat.jp/d/DrHoffman
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
振付:小野寺修二
映像:上田大樹
音楽:鈴木光介
出演:多部未華子、瀬戸康史、音尾琢真、大倉孝二、村川絵梨/谷川昭一朗、武谷公雄、吉増裕士、菊池明明、伊与勢我無/犬山イヌコ、緒川たまき、渡辺いっけい、麻実れい ほか
サイン入りポラプレゼント
今回インタビューをさせていただいた、瀬戸康史さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。
- 応募方法
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— ライブドアニュース (@livedoornews) November 6, 2019
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・応募〆切は11/12(火)18:00
インタビューはこちら▼https://t.co/s6Rx0Gyfsi pic.twitter.com/C4bVXCB1kq- 受付期間
- 2019年11月6日(水)18:00〜11月12日(火)18:00
- 当選者確定フロー
- 当選者発表日/11月13日(水)
- 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
- 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから11月13日(水)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき11月16日(土)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
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