煎茶味のかき氷、モナカ、白玉――“甘すぎない”のが好き。渡邊圭祐と楽しむ和の時間

『仮面ライダージオウ』のウォズ役で一躍注目を集めた渡邊圭祐。182cmの身長に、キリッとした顔立ちと、まさに“甘すぎない”ルックス。

スイーツの好みも“甘すぎない”のが重要で、流行りの洋菓子よりも、幼い頃から慣れ親しんだ和菓子のほうが好み。そんな彼を、和フレーバーのかき氷が楽しめるカフェで撮影。「“映え”なかき氷は、はじめて食べます」と、少年のように目を輝かせる姿も見せた。インタビューでは、和菓子好きエピソードから、『ジオウ』の撮影を終えての心境まで語ってくれた。

撮影/ヨシダヤスシ 取材・文/渡邉千智 制作/iD inc.
スタイリング/吉本知嗣 ヘアメイク/Emiy
衣装協力/パンツ¥47,000(チノ/モールド tel.03-6805-1449)、その他スタイリスト私物
撮影協力/FLUX CAFE 代官山

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白玉のような、メインも脇も固められる存在になりたい

洋菓子より和菓子のほうがお好きと聞きました。
ほどよい甘さなのがいいんですよね。お茶が好きなので、お茶に合う味なのもポイントです。お茶は“日本人の心”って感じがしていいですよね。そこはずっと大切にしていきたい。
和菓子がお好きなのには、何か理由が?
僕はおばあちゃんがめちゃくちゃ大好きなんですが、おばあちゃん家に行くと、たくさんの和菓子が出てくるじゃないですか。どら焼きは絶対にあったし、見たことないゼリーとかもあって。仙台にはモナカのお店もたくさんあったし、和菓子のほうが接する機会が多かったんです。
たしかに、モナカは渡邊さんの地元・仙台を代表するお菓子ですね。
お通しでモナカのフタの部分が出てくる飲み屋も多いんですよ。せんべい感覚というか、仙台の人にとっては身近だと思います。
和菓子も「ほどよい甘さがいい」とのことでしたし、甘すぎるものはお好きでない?
嫌いではないですが量は食べられないっていう感じです。すぐにしょっぱいものを挟みたくなっちゃう。

あとは、仕事の合間とかにひと口サイズのチョコを食べたりと、集中力を高めるときに食べたいなって思っています。
駄菓子はいかがでしょう?
駄菓子は小さい頃からめちゃくちゃ大好きです! ジャンクフードやスナック菓子は大好きなんです(笑)。本当は駄菓子屋で買いたいんですが、まだ東京でいいお店が見つけられていなくて、よくコンビニや近所のスーパーで買っています。いつも買うのは「タラタラしてんじゃねーよ」かな。
大人になったことで、たくさん駄菓子を買える、とうれしくなることも?
いや、それは違うかなって思っちゃうんですよね。

小さい頃に行った遠足では、300円という限られた金額のなかでいかに頭を使って買うか、みたいなところがあったじゃないですか。計算しながら買うからこそ、駄菓子は楽しい!

たとえば、1万円を財布に入れた状態で駄菓子屋に入るのはちょっと違うなって(笑)。
金額を決めて、駄菓子選びをやっていただきたいですね(笑)。
僕もやりたいんです。そういうことを考えながらも、まだできていない(笑)。
では、自身をスイーツにたとえるなら…何だと思いますか?
スイーツにたとえると……(と、考えはじめる)。僕が思い浮かんだのは「白玉」。
その心は?
メインのスイーツにもなれるし、「とりあえず乗せとく?」みたいな感覚でも魅力的だし。僕自身、そういう人になりたいなっていう理想も込めて。

たとえば、友達と飲んでいるときに「とりあえず(渡邊さんを)呼んでおく?」みたいな存在であればいいなと思うし、僕から呼んだときにもみんなが来てくれたらうれしいし。
俳優業に関しても言えますよね。作品の真ん中にも立てるし、脇も固められるしと。
それで“いい味”も出してくる、と! メニューに白玉があるとどこか惹かれますよね。そういう存在になりたい期待のほうが大きいかな(笑)。

流行りのカフェよりも、純喫茶に行くことが多いです

今回ご用意したのは、甘すぎない「煎茶小豆かき氷」です!
めちゃくちゃおいしかったです。煎茶の味もしっかり感じるし、何より氷がふわっふわ! 今年は、祭りの屋台とかで売っているような粗めのかき氷しか食べていなかったし、こういう“映え”なかき氷を食べるのもはじめてなので、新鮮でした。
今年はすでにかき氷を召し上がっていたのですね。
はい、3回ほど。撮影で横浜の八景島シーパラダイスに行ったとき、ちょうど空き時間があったので食べたのと、九州の遊園地に行ったときと…あとは忘れちゃいました。
和なフレーバーのかき氷も、こういうカフェならではですよね。
和風な味があったら選んじゃいますよね。それこそ、白玉が乗っていたらなお惹かれます(笑)。
▲渡邊さんが食べた「煎茶小豆」(700円)は、小豆がたっぷり乗った煎茶味のかき氷に、お店手作りのヘルシーな豆乳練乳がかかった一品。その説明を受けると「練乳は手作りなんですか!?」と感心する場面も。
(笑)。最近は、かき氷のお店もたくさんできましたね。
最近、「おじさんになってきたな…」って感覚があるんです。最近と言っても22歳くらいからなんですけど、おじさん化がはじまってきているかもって(笑)。だから、原宿などの流行りのかき氷屋さんに行ったらちょっと疲れちゃいそうで。
22歳もですが、25歳もまだまだ「おじさん」には程遠い年齢ですよ!
いやぁ〜、大学生の頃のような、何でもハジけられるノリに一切ついていけなくなりました(笑)。

若い男女がいっぱいいてキャッキャしているところで、僕が静かな顔してかき氷を食べていたら、場の空気に温度差が出ちゃうなと。「僕なんかが行っても…」という感覚なので、場を壊さないためにもあまり行かないようにしています(笑)。
こういったオシャレなカフェに来ることは?
あまりないです。純喫茶に行くことが多いですね。レトロな音楽がかかるなかで小説や台本などを読んだりして…。そんなに頭に入ってくる気はしていないのですが、家よりは圧倒的に誘惑が少ないので落ち着けます。
▲スプーンを口に運ぶ瞬間、氷がぽろり。「あっ、こぼしちゃった!」と、おちゃめな一面を見せた渡邊さん。「ごめんなさい、かき氷慣れしていなくて(笑)」と、場を和ませた。

温泉を楽しみながら、ご当地グルメを食べ歩くデートがいい

渡邊さんの理想のスイーツデートを教えてください。
どこかのお店に長期滞在してひとつのものを食べるより、いろんなものを食べたいですね。だから食べ歩きできるようなところに行きたいです。たとえば温泉地とか! 温泉まんじゅうを食べて、ゆでたまごを食べて…。あ、たまごはスイーツじゃないか(笑)。
箱根が想像できました(笑)。
イメージは箱根や熱海です(笑)。浴衣を着て、温泉街で食べ歩きして。そのあと温泉や足湯に入って。スイーツだけじゃない、プラスアルファな楽しみ方がしたいです。
素敵ですね。もし、女性がスイーツ好きだったら、渡邊さんは一緒に同じものを食べますか? それとも自分の好きなものを食べるタイプ?
いっぱい買うとわかっているなら、ふたりでふたつ買う必要はないなと思うので、彼女が食べたいものを、僕がひと口もらうスタイルがいいかな。もし彼女が2択で悩んでいたら両方買って、どちらかを僕が食べます! もちろん、彼女にもひと口あげます(笑)。
フルーツ狩りみたいなデートはどうでしょう?
いいですね! アクティブなことは好きなので、自分から「行こうよ」って言うかもしれないです。イチゴやサクランボ、ナシ狩りは仙台でもやっているので、行くこともありました。
サクランボ狩りは、東北地方ならではでいいですね。
めちゃくちゃいいですよ。山形だともっといっぱいできるところがあると思います。イチゴやナシ狩りも宮城県の県南のほうでもできますしね。イチゴ狩りができるところは食べものもおいしい気がして、そういうところを巡れたらいいですね。
フルーツはお好きなんですね。
好きでよく食べます。ただ、切るのが面倒くさいので…(笑)。基本的にはカットフルーツです。朝はバナナを食べたり、撮影の合間にカットフルーツを食べたりします。

黒ウォズが変身して、本当のヒーローになれた気がした

1年間出演された『仮面ライダージオウ』の撮影が終わりました。
撮影が終わって、ちょうど1ヶ月くらい経ったかな(※取材が行われたのは8月下旬で、最終話が放送される前)。映画の舞台挨拶やイベント出演があったのと、まだ放送は終わっていないのとで、正直実感はこれからだと思いますが、撮影が終わったときは「やりきった〜」も、「やっと終わった〜」もあって。

「やっと終わった」というのは、撮影を通して仕事への興味や、もっと違う役をやってみたいっていう欲が強くなってきて、ようやく次のステップに進むことができるなという意味。これからしっかり羽ばたいていかないといけないし、次の一歩はすごく大切になってくると思っています。
具体的に、どんな経験が成長につながったと感じますか?
もう、全部です。僕らは『仮面ライダー』の現場を「学校」と言っているくらいで、カメラの映り方から学ばせてもらいました。本当は現場で学ぶべきことではないと思うんですが、それすらもまったくわからなかったので。

セリフは入れてくるだけではダメなんだとか、カメラに映っていない人はどういう感情で演じているのかを考える必要があるとか。現場を見ることでアイデアが生まれて、それをぶつけたら受ける側の芝居も変わるんだ、という気づきを教えてもらった気がします。

どう成長したか、と自分で言葉にするのは難しいけれど、僕のベースにある基準値のレベルが1、2くらい上がった感じです。
渡邊さんが演じたウォズは、「白ウォズ」と「黒ウォズ」というふたつの人格がありましたし、劇場版でもさらに新たな一面を見せていました。
テレビ版を撮りながら劇場版を撮っていたんです。劇場版はテレビ版とはある種、異なる役として演じていて、(テレビ版で)白ウォズと黒ウォズを演じるのとはまた違った感覚でした。そういう意味では、ふたつの役を経験しているからこそ、自分を保てて演じられたとも思っています。

テレビ版、劇場版と終盤にかけてのウォズの怒涛の活躍は、僕を押し上げてくれる要因になりました。
改めて、「ヒーローになった」と実感することもありますか?
ライダーに変身したことでより感じるようになりました。面白いことに、一気に子どもたちが(ウォズに)注目してくれるようになって。『仮面ライダー』って本当にスゴいんだなって実感しました。

(白ウォズに続いて)黒ウォズが変身したときの反応も大きくて、そこから「ウォズが好き」と言ってくれるお子さんもより増えた気がします。だから、もうちょっと私生活に気をつけなきゃな…って思うようになりました(笑)。
ヒーローらしくあらねば、と?
はい。といっても、気をつけなきゃいけないこともそんなにないと思うんですけど(笑)。
撮影が終わったあともイベントなどでウォズとして登場することもありましたし、まだそこまで私生活に変化があるわけでは…。
まだ全然です。もう少ししたら、もっと時間に余裕が出てくるんじゃないかなと思います。(時間に余裕ができたら)すごく堕落した生活を送ってしまいそうです(笑)。
奥野 壮さんと押田 岳さんのインタビューで、押田さんが「サックスをやりたい」と言っていることを渡邊さんにマネされている、とおっしゃっていました。
いや、僕のほうが先に言ってます(笑)。『BLUE GIANT』という仙台を舞台にしたジャズマンガがとても面白いと話したら、(押田さんが)読んだそうで、それから「サックスをやりたい」と言いはじめましたから。

僕は、『BLUE GIANT』を読んでいた時点で「楽器をやりたい」って思っていましたし、『めちゃイケ』で武田真治さんがサックスを吹いている姿を見て、カッコいいなと感じていましたから。僕のほうが絶対に先です!(笑)

本当に(押田さんは)僕のマネばかりして〜。…っていう小競り合いをインタビュー上でするという(笑)。

ファンの方からのコメントは、頑張る糧になります

これからプライベートでも少し時間ができると思いますが、時間に余裕ができたらやりたいことは?
何日間か、仙台に帰りたいなと思っています。
渡邊さんの1st写真集『その節は。』のお渡しイベントで、9月1日は仙台に行かれるんですよね。
そうなんです。仕事で地元に帰ることができるのはとてもうれしいですね。しかも、会場のビルには、以前働いていた古着屋が入っていて、そこに行けることもうれしいです。
ファンの方にとっては、聖地巡礼の場所になりそうですね。
写真集は仙台で撮ったのですが、ありがたいことに撮影場所を巡ってくださるファンの方がけっこういらっしゃるんですよ。写真集とウォズのぬいぐるみを並べて、「行ったよ〜」と写真を送ってくださる方も多くて。
ファンからのSNSのコメントにも目を通されているのですね。
はい、エゴサーチはしないですけど、投稿にいただいたコメントは見ています。やっぱりコメントをいただけるとうれしいですね。頑張る糧になります。
秋には、渡邊さんのオリジナルグッズとしてTシャツが販売されるとのこと。洋服というのは、オシャレな渡邊さんらしいチョイスですね。
写真集の最後の撮影が居酒屋だったのですが、そのときに「グッズを出すなら?」みたいな質問をされて、自然と「Tシャツ」と言ったのを実現していただいたんです。僕の赤ちゃんの頃の写真をプリントしたら面白いですよね、って。
赤ちゃんの頃の写真がプリントされているのですか?
いや、それは自分でNGにしました。「誰?」って感じだと思うので(笑)。デザインは何度かデザイナーさんとやりとりをさせていただいて、僕が好きなものといえば銭湯なので、のれんをモチーフに。
のれんをくぐった僕が、デビュー1年目から2年目に行きますよ。のれんの先はまだ僕も見たことがない世界なので、みんなも一緒に見に行きましょう、というメッセージを込めています。ビッグサイズなので、女性も男性も子どもでも着られるTシャツになっています!
これから俳優として2年目を歩んでいく渡邊さん。最後に、今後どんな役を演じてみたいか教えてください。
これまではピシッと立って、大きい声でハキハキとしゃべる役を演じていたので、堕落した人間じゃないけれど、ブラックな世界で生きるやさぐれた役などを演じてみたいです。
渡邊圭祐(わたなべ・けいすけ)
1993年11月21日生まれ。宮城県出身。大学在学中からモデルとして活躍。大学卒業後、『仮面ライダージオウ』(テレビ朝日系)のオーディションでウォズ役に抜擢。初のドラマ出演を果たす。6月には、1st写真集『その節は。』(東京ニュース通信社)を発売した。

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サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、渡邊圭祐さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
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受付期間
2019年9月18日(水)18:00〜9月24日(火)18:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/9月25日(水)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから9月25日(水)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき9月28日(土)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
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