舞台『おそ松さん３』6つ子インタビュー／第6回：赤澤遼太郎（トド松役）

赤塚不二夫原作の『おそ松くん』が大人になった姿を描いたTVアニメ『おそ松さん』。その作品を舞台化した『おそ松さん on STAGE〜SIX MEN'S SHOW TIME〜』は、チケットが即完売するほどの人気シリーズとなっている。

昨年、F6は東京・千葉・沖縄・大阪の4都市を巡るライブツアーを開催し、6つ子は喜劇『おそ松さん』で、シリーズ初の長編舞台に挑戦した。11月に上演となる最新作では、パワーアップした12人の姿に期待が高まる。

ライブドアニュース編集部は今からおよそ2ヶ月前、都内スタジオにてビジュアル撮影中の6つ子を突撃取材していた。第6回は、ニートで童貞。計算高く、あざとい末っ子・トド松を演じる赤澤遼太郎のインタビュー。

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撮影／すずき大すけ　取材・文／野口理香子

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喜劇『おそ松さん』の登場シーンを永遠に練習していた

『おそ松さん on STAGE〜SIX MEN'S SHOW TIME 3〜』（以下、舞台『おそ松さん３』）の上演が決まったと聞いたとき、どんなお気持ちでしたか？
毎回決まるたびに言っているんですけど、やっぱりうれしいなって思いました。僕にとっておそ松さんはホントに大切な作品なんです。キャスト同士、仲はすごくいいけど、甘ったるい感じの馴れ合いとかでは決してない。

どうして愛されているのか、理由が1人ひとりハッキリとわかる素晴らしい先輩たちと同じ舞台に立てるのが、僕は楽しみです。やっぱり、お兄ちゃんたちに認めてもらいたいという思いが強いんですよね。
本日ひさしぶりにトド松のビジュアルでの撮影でしたが、いかがでしたか？
鏡を見て、「こんな変な髪形だったっけ？」って思いました。「こりゃモテないよ。そりゃモテないよ」って（笑）。チークも入れてもらって、可愛いポーズもいろいろやってみたんですけど……。
とっても可愛いですよ……！
ホントですか？ 安心しました（笑）。

僕、舞台『おそ松さん』1作目のとき、19歳だったんですよ。時の流れを感じますよね。だって今、ヒゲを消してるもん。あの頃はヒゲが生えてなかったのに。大人になった。あははは。
喜劇『おそ松さん』、とにかく笑わせてもらいましたし、観終わったあとに元気をもらえる舞台でした。演じる側としても楽しかったですか？
めちゃくちゃ楽しかったですね!!
大変だったなとか、キツかったなと感じる部分はありましたか？
キツいと感じたのは、稽古中ですね。先輩たちに追いつかなきゃいけない立場だったので、プレッシャーがありました。もっと頑張んなきゃなって。本番に入ってからは、純粋にすごく楽しめました。
アクシデントが起きたときに瞬時にみんなが対応できたりとか、6つ子のチームワークを感じる瞬間もあったと思います。
そうですね。アクシデントが起きたときは、余計なことは言わない（笑）。「ここならイケる」と思ったら動く。そのあたりの判断はできるようになってきたと思います。
喜劇では、トド松のツッコミがキレッキレだったなと思って。「同い年！」のセリフとか。
わー、ありがとうございます！ 「同い年」のセリフ、台本にはなくて。アドリブで生まれたヤツをそのまま使ってみようってことになったんです。
それと最初の登場シーン、とっても可愛かったです。
ああ、あそこ！ めちゃくちゃ練習したシーンなんです。「きょうも朝からラッキーが続いてる。なんかいい日になりそう〜」っていうセリフ、じつは演劇的にけっこう難しくて。台本をもらったときに（おそ松役・高崎）翔太くんにも「太郎、このセリフ難しいよ」って言われました。稽古中も繰り返し練習しましたね。。
練習中の赤澤さんを、DVDの特典映像で拝見しました。
うわあ、恥ずかしい……。ずっと永遠に練習して、マジで永遠に練習して、1日に10回言ってました。本番直前までやってたから、お兄ちゃんたちに笑われましたもん（笑）。「やりすぎだろ、お前！」って。
登場シーンのほかに、お気に入りのシーンはありましたか？
地獄のシーンは楽しかったですね。千秋楽では、末っ子が「お兄ちゃんのどこが好きか」っていう兄弟ランキングを発表したんですけど、じつはあれ、楽屋でやってたんです。楽屋で「お前、誰が好きなんだ、言ってみろ！」みたいなやり取りをしていたら、それを舞台上でやろう、と。

僕のセリフの分量がけっこうあったから「頑張んなきゃな」と思ってたんですけど、顔に出てたみたいで。舞台に出た瞬間、「お前、緊張してんの!?」ってツッコまれてしまいました（笑）。

「お前、腐るなよ」植田圭輔にかけてもらった言葉

前回のインタビューでも、「先輩たちに認めてもらいたい」とおっしゃっていましたが、喜劇を経て認めてもらったのではないですか……？
いやー……、どうですかねえ。自分としてはまだまだだなとやっぱり思います。

でも、舞台『おそ松さん』とは違う作品で、（一松役の）北村諒くんと共演して、その次にまた別の作品で（チョロ松役の）植田圭輔くんと共演したんですね。そのときにふたりから「すごくよかったよ」と言ってもらったんです。うれしかったなぁ……。
植田さんと共演した『MANKAI STAGE「A3!」〜AUTUMN & WINTER 2019〜』（エーステ）、私も拝見しました。赤澤さんのお芝居、すごく素敵でした。
わー、ありがとうございます！ エーステの千秋楽に、植さんが僕のお芝居を観て「よかったよ。お前、絶対これから腐るなよ」って。そう言われたときは、マジで泣きそうになりましたね。いや、泣いてました。

植さんと同じ舞台に出ていることが、僕のモチベーションになっていたというか。その作品では直接絡む役どころではなかったんですけど、遠くから植さんはずっと見てくれていたので。千秋楽のときに植さんからそういう言葉をかけてもらえたことがすごくうれしくて……。「腐るなよ！」って、めちゃくちゃカッコいいですよね……。
素敵な先輩たちから教わることがいっぱいありそうですね。
はい、本当に。みんな僕のことをすごくイジってくれるんです。そうやって僕の居場所を作ってくれることに優しさを感じています。みんな毒舌だし、当たりがキツいから、たまに心配してくれるファンの方もいるんですけど、大丈夫です（笑）。変に気を使われるよりも何でも言ってくれるほうが僕はうれしいし、ありがたいし、みんなのことが大好きだから。
他の作品の現場では、赤澤さんが座長として引っ張っていくこともあると思うんですが、ここに帰ってくると末っ子になっちゃうんですね。
僕は本来、引っ張るとかキャラじゃないんですよ。でも現場によっては、そういう役が回ってくることがあって。そのときは必死に、植さんのマネをしてます（笑）。
舞台『おそ松さん３』、すでにチケットが売り切れ、千秋楽にライブビューングが決定しました。
本当にありがたいことだと思います。劇場に足を運んでいただけるのは当たり前のことじゃないので、すごくうれしいです。みなさんの期待に応えたいですし、やっぱり「誰かの笑顔のために頑張りたい」って思います。

6つ子の取り扱い説明書

赤澤遼太郎（あかざわ・りょうたろう）
1997年1月11日、神奈川県出身。O型。主な出演作品は、『あんさんぶるスターズ！オン・ステージ』シリーズ（大神晃牙役）、舞台『「龍よ、狼と踊れ〜Dragon,Dance with Wolves〜」〜草莽の死士〜』（ハジメ役）、舞台『クレスト☆シザーズ』（新田勇希役）、『MANKAI STAGE「A3!」〜AUTUMN & WINTER 2019〜』（七尾太一役）、ミュージカル『憂国のモリアーティ』（フレッド・ポーロック役）、舞台『「銀牙-流れ星 銀-」〜絆編〜』（赤虎役）など。

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作品情報

『おそ松さん on STAGE〜SIX MEN'S SHOW TIME 3〜』
https://osomatsusan-stage.com/

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応募方法
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2019年9月15日（日）12：00〜9月21日（土）12：00
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  • 当選者発表後の流れ／当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから9月24日（火）中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき9月27日（金）までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
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