素敵な時間を一緒に共有できたら――登坂広臣×中条あやみが考える、理想のアプローチ

三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEでボーカルを務める登坂広臣。甘いマスクと歌声で世の女性を魅了する彼だが、素顔は細やかな気配りを欠かさず、とても紳士的だ。

モデルの中条あやみは女優としての活躍もめざましく、人形のような抜群のルックスで、スクリーンの中で唯一無二の輝きを放つ。

2月1日から公開中の映画『雪の華』では、“期間限定”の恋人契約をきっかけに、運命の恋に落ちるふたりを演じている。

取材前には、登坂が「その服、可愛いね」とさりげなく中条を褒める姿も。心地いい空気感に包まれながら始まったインタビューは、時にお互いをからかって笑い合ったりと、10歳差を感じさせない仲の良さが伝わるものとなった。
(文/ライブドアニュース編集部)

撮影/ヨシダヤスシ 取材・文/福田恵子 制作/iD inc.
▲左から登坂広臣、中条あやみ

クールに見えて、多彩な表情を持つのが互いの魅力

おふたりは本作で初共演ですが、撮影を経て、お互いのイメージは変わりましたか?
中条 登坂さんは“テレビで見る人”という存在で、クールなイメージだったんです。でも、実際は私よりも10歳年上なんですけど、子どもみたいなところがある方だなと思いました。
登坂 まあ、俺があやみちゃんに合わせただけなんだけど……ってウソウソ(笑)。そうかもしれない。あやみちゃんは落ち着いているから、どっちが子どもでどっちが大人かわからないよね?
中条 みんなでサッカーの試合を見て、一喜一憂する姿がすごく無邪気で。嬉しそうにしたり、落ち込んでいたり。それを見て少年みたいな人だなあって思ったんです。
登坂 ちょうどワールドカップの時期にも撮影していたからね。あやみちゃんは見た目はクールだけど、関西出身らしい話しやすい空気感。
中条 (笑顔で登坂さんを見て)ありがとうございます!
登坂 あとは、本当にいろんな表情を持っているんだなと思いました。たとえば、化粧品のCMならカッコよくクールビューティーな雰囲気に一変するし、また別のCMだと無邪気で可愛い表情をのぞかせているじゃないですか。
中条さんから見て、登坂さんの男らしい、紳士だなと思ったところはありますか?
中条 ふふふ。そうですねぇ。ないかなあ〜(笑)。
登坂 おいっ!!(笑)
中条 ウソですよ! 登坂さんは女の子の気持ちをよくわかっているなと思います。たぶん、お姉さんがいるからかな?
きょうも取材前に、椅子を引いてくれたり、「そのお洋服、可愛いね」って褒めてくれたり。
登坂 恥ずかしい……(照)。
中条 エレベーターのボタンを押して開けてくれたり、撮影のときも、女性のスタッフさんが重い荷物を持っていたら手伝ってあげたり。とにかく優しいです。
登坂 それは当たり前じゃない? 僕としては普通のことという感覚で。
中条 いやいや、簡単にはできないですよね。そういう、さりげない優しさがとても紳士です。あと、マッチョだし、歌も上手いですし…。
登坂 歌……! ああ、ライブも来てくれたよね。ありがとう。
中条 ライブで聴いた歌声が本当にステキでした。そういえば、現場で「歌ってほしい」とお願いしても、歌ってくれなかったですよね?
登坂 それは嫌でしょ。恥ずかしい(笑)。

撮影はクライマックスの大切なシーンからスタートした

今や息ぴったりのおふたりですが、撮影は順撮りではなく、極寒のフィンランドロケからスタートしたそうですね。いきなり恋人同士のような距離感を演じるのは、難しかったのではないでしょうか。
中条 そうなんです。エンディングの大事なシーンから撮影しました。登坂さんのことをあまり知らない状態で、気持ちが一番盛り上がっているシーンを撮るので、不安もあって。
こちらから「ごはんに一緒に行きたいです」とお誘いしてもいいものか悩んでいたら、登坂さんから「時間もあるし、ごはんを食べに行こうよ」って誘ってくださって、本当に助かりました。
登坂 いえいえ。僕もあまり演技経験がない中、いきなりクライマックスから撮らなくてはならなかったから。それって難しいなと感じていたし、あやみちゃんとふたりのシーンが多いからこそ、コミュニケーションが大事だと思っていたので、お誘いしたんだよね。
でも、最初だから他愛もない話ができて。その延長で次第に「このシーンなんだけど、こういうふうに言おうかな」って芝居についてもやりとりできるようになってよかったです。
どんなものを食べたのでしょうか?
中条 和食やお寿司が好きで、食の好みは一緒でしたよね。
登坂 たしかに。食べたいものが一緒だったよね。現場での食事はスープが多かったから、「きょうは中華を食べたくない?」とか「アジア料理がいいね」とか。
中条 そうそう。最高でした。それも、登坂さんがお店を調べてくださるだけでなく、タクシーの手配までしてくれたんです。本当にいろいろお世話になりました!
そういえば登坂さんが作るうどんがおいしいって評判ですよ?
登坂 そうなの!?(笑)普段、(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのメンバーなどが)うちで飲んでいて、誰かが「お腹が空いた」と言ったら、さっと作るだけなんだけど…。
中条 噂で聞きました(笑)。うどんを振るまっているって。
中条さん演じる美雪は余命1年と宣告され、100万円を払って、登坂さん演じる悠輔と1ヶ月間だけの恋人になる契約を結びます。おふたりだったら、タイムリミットのある恋はアリですか? ナシですか?
登坂 う〜ん……。難しいかもしれませんね。まず、そんなにすぐに恋のスイッチを入れられるものなのかなと思うので。
中条 私も。それにタイムリミットがあるなんて、悲しいですよね?
登坂 うん。ツラいよね。延長できるオプションがついていたら、まだいいけど(笑)。終わりが決まっていたら、なかなか恋愛感情を持とうとか、恋に踏み込む自信はないかもしれないです。
では、期限付きではなく、好意を抱いている相手と「恋人になりたい」と思うとき、おふたりならどうアプローチしますか?
登坂 どうする?(笑)
中条 登坂さんは彼女だけに歌ってあげるとか、どうですか?
登坂 いや、絶対しないから! 嫌でしょ? 急にラブソングとか歌われたら。
中条 えー、歌ってもらえたら嬉しいですよ。私は、何だろうなぁ。おいしいものを食べる時間を共有することで仲良くなれる気がするので、一緒にごはんを食べに行きたいです。
登坂 いいね。おいしいものを食べに行くとか、一緒に楽しいことを共有するとか。そういう時間を過ごすことで、自然と距離を縮めていけるのが、僕も理想です。

いつかステキな家族を持つことが未来のビジョン

劇中では、「オーロラが見たい」など、美雪が余命1年のあいだにやりたいことを書き綴るシーンもありましたが、おふたりが一生のうちにやりたいことベスト3をあげるなら?
中条 そうですねぇ……。ひとつめはスカイダイビングがしたい! 一回もやったことないから。
登坂 俺もそう。スカイダイビングは一緒だな。一度は飛んでみたいね。
中条 ふたつめはいつかハリウッドでお仕事がしたい。3つめは……いつかお母さんになりたいかな。
登坂 キレイにまとめたね! 俺はスカイダイビングをやりたい、中国語を覚えたい、お父さんになりたい! この3つを成し遂げたいです。
中条 え、お父さんになりたいって本当に思ってる!?
登坂 思ってるよ。一生で考えたら、いつか父になりたいから。中国語は、お仕事で中国語圏に何度か行ったときに「しゃべることができたらもっとコミュニケーションがとれたのにな」と思ったからなんですよね。
では、たとえば自分の恋人が余命わずかだったら、何をしてあげたいですか?
登坂 とにかく好きなことをたくさんしてもらいたいので…。彼女が行きたい場所へ、どこでも連れて行ってあげます。
中条 私は毎日サプライズ! ビックリするようなことをいっぱいしてあげたいな。
登坂 毎日サプライズは刺激が強すぎるんじゃないの?(笑)でも、いいね。毎日を特別にしてあげたいっていう気持ちが。
中条 うん。心が動くようなことをたくさんして、幸せを感じてもらいたいです。
映画の上映時期はちょうどバレンタインシーズンですが、おふたりはバレンタインにどんな思い出がありますか?
登坂 好きな子から手作りチョコレートをもらったら、すごくマズかったんですよ。だからほろ苦い思い出があるかな(笑)。
でも、自分のために一生懸命作ってくれる気持ちが本当に嬉しくて、全部食べましたね。
中条 優しい! どうしてマズかったんですか? チョコが固かったとか?
登坂 いや、甘くもなく、しょっぱくもなく……。無味なチョコレート(笑)。
中条 そうなんだ! 私は好きな人にチョコレートをあげようっていう気持ちはなかったな。
登坂 え、本命チョコをあげたことがないの?
中条 そうなんです。
登坂 寂しい青春だなぁ。学生時代に放課後、好きな子を呼び出したりしなかった?
中条 ないない。そんなの無理! だから異性にチョコレートをあげたことってなくて。ただ、友達に手作りチョコレートをあげたら、「何これ?」って笑われたことがあります。
たぶん、登坂さんが食べた、無味なチョコレートと同じ状態だったんでしょうね(笑)。
登坂 あはは!
ほろ苦い思い出ですね(笑)。本作は、まさにバレンタインに恋人同士で見るのにピッタリな作品だと思います。
登坂 バレンタインはもちろん、寒いこの時期にぴったりなラブストーリーになっています。
しかも、撮影時期も1年前のちょうど冬でしたからね。より作品が持つ温度が伝わるのかなと思います。熱い思いを持って挑んだので、たくさんの方に見ていただけたら嬉しいです。
中条 本当にそうですね。寒い冬ですけど、絶対に温かい気持ちになれる作品です。自分が大切だと思う人をもっともっと大切にしたい、一緒に過ごしたいと思えるステキな作品になっています!
登坂広臣(とさか・ひろおみ)
1987年3月12日生まれ。東京都出身。A型。三代目J SOUL BROTHERSのボーカルとして2010年にデビュー。2014年に『ホットロード』で映画初出演を果たし、同作品で第38回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。2017年からはソロプロジェクトを始動させ、2月27日には、自身初となった全国ソロアリーナツアーのDVD&Blu-ray『HIROOMI TOSAKA LIVE TOUR 2018 “FULL MOON”』を発売する。
中条あやみ(なかじょう・あやみ)
1997年2月4日生まれ。大阪府出身。O型。現在、『CanCam』(小学館)専属モデル。2012年のドラマ『黒の女教師』(TBS系)で女優デビュー。2014年の『劇場版 零〜ゼロ〜』で映画初出演、初主演を飾る。主な映画出演作に、『覆面系ノイズ』、『3D彼女 リアルガール』、『ニセコイ』など。『another sky-アナザースカイ-』(日本テレビ系)のレギュラーMCとしても活躍中。

出演作品

映画『雪の華』
2019年2月1日(金)よりロードショー中
yukinohana-movie.jp

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、登坂広臣さん×中条あやみさんのサイン入りポラを抽選で1名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
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受付期間
2019年2月12日(火)22:00〜2月18日(月)22:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/2月19日(火)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから2月19日(火)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき2月22日(金)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
  • 複数回応募されても当選確率は上がりません。
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