
無理をせず、素でいられる場所を探せばいい。フィッシャーズ・シルクロードと「友情」の話。

“多様性”こそフィッシャーズの魅力。個性豊かな7人による、ジャンルの壁を越えた活動に視聴者は喝采を浴びせる。
チャンネル登録者数は530万人を超え、国内でトップクラスに入るほどの人気を誇る。
彼らが中学の同級生であることは知られているが、全員が同じグループに属していたわけでも、目立つ存在だったわけでもない。そんな一見バラバラの7人を結びつけたのが、リーダーのシルクロードである。
彼の軸にあるのは「自由であること」と「比較しないこと」。その裏には、動画にもたびたび登場する兄の存在があった。
環境になじめず、人間関係に悩むあなたへ。シルクが贈るメッセージとは?
ヘアメイク/ヌマ☆ヌマ

学生の頃から、スクールカーストは気にしていない
- チャンネル登録者数530万人を超える個性派軍団・フィッシャーズのリーダーの素顔に迫っていきたいと思います。まずフィッシャーズ結成以前の小学生の頃は、どんな子どもでしたか?

- あんまりゲームでは遊ばず、外で鬼ごっことかしてましたね。あとはずっとバスケットボールに打ち込んでました。チームがけっこう強くて、いつも練習ばかりでした。
じつはメンバーのぺけたんが同じ地区内の別のチームにいて、対戦したことがあるんですけど、ボッコボコにしてやりましたよ(笑)。
とにかく体を動かすのが好きで、バスケ以外にも水泳、サッカー、少林寺拳法をやってました。 - まさにいまのフィッシャーズの活動の原型のような…。
- ホント、そのまんまですね。あとはアニメが好きでした。ジャンプ系の作品が好きで、そもそもバスケを始めたきっかけも、お兄ちゃんがやってたのに加えて、夏休みの再放送で『SLAM DUNK』を見たからですし。
- 勉強の成績はいかがでしたか?
- てんでダメでしたね(苦笑)。クラスでも下から何番目かで…。体育や音楽、図工などは秀でてましたけど…。国語で「このときのカエルさんの気持ちを答えなさい」という問いに、「俺はカエルじゃないからわかんねー」って書いて0点だったことがありました。当時から屁理屈ばっかりで(笑)。


- クラスの中心でみんなを引っ張るような存在でしたか?
- そうですね、ほぼほぼガキ大将でした(笑)。
- 中学校に上がってからはいかがでしょう?
- 小学校でいろいろムチャをしすぎたので「落ち着こう」「勉強、頑張らなきゃ」って思ったんですよね。あいかわらずバスケはやってましたが、勉強に力を入れて、成績は上がりましたね。わりと上位にいました。
- 当時の将来の夢は?
- まずオヤジに言われていたのが「お前にサラリーマンは無理だからあきらめろ」ってこと。そのときはわからなかったけど、いまになって「たしかに」と思いますね(笑)。
当時はスポーツトレーナーになりたかったんです。スポーツは好きでしたが、プレイヤー側ではなく、彼らをサポートする仕事をしたいと思ってました。

- 中学でもクラスの中心的な存在だったのは変わらず?
- 勝手にひとりでムチャクチャをやってるヤツでしたけど(笑)、そこに仲間がワイワイとくっついてきてって感じでしたね。ただ、フィッシャーズのメンバーとはあまり絡んでなくて、どちらかというと目立つような騒がしい連中と一緒にいました。
- ちなみにモテましたか?
- これね、自分の口で言うのもなんですけど…めちゃくちゃモテましたね(笑)。めっちゃ、モテました! 驚くほどにモテました。何でなんだろう? 理由はいまでもよくわかんないですけど、確実に人生のモテピークはそこでしたね。
- 「屁理屈ばかり」ともおっしゃってましたが、子どもの頃の性格は?
- ひねくれてましたね。ただ、周りの目を気にすることがなくて、誰に何を言われようとも関係ないタイプではありました。「どこのグループに属さなきゃ」みたいなスクールカースト的なものはまったく気にしてませんでした。


兄と比べられたからこそ「自分は自分」という意識が強い
- 中学で一緒になったことをきっかけに、メンバーのみなさんとは仲が深まったんですよね。
- すごく仲良かったですね。
でも、そうやってひとりであっち行ったり、こっち行ったりしながらいろいろやってるのが気に入らなかったのか、ヤンキーグループにはやたらケンカを売られました。「あいつは何なんだ?」「調子乗ってんな」って。 - 因縁をつけられたり、実際にケンカになったりも?
- なるべくそうならないようにはしてましたが…でも、何かにつけて来るんですよ。帰り際に狙われたり、他校の生徒が校門前に来て「あいつ出せよ」とか言われたり…。
- それは当時、動画の投稿を始めたことがきっかけで?
- いや、それとは関係なく、目立ってたからなんでしょうね。あと、これは自覚があるんですが、僕は誤解を受けやすいんですよね。ギャグで言ったことを真に受けられてしまったり。


- “不良”だったわけではないんですよね?
- それはなかったと思います。いや、中1のときはビミョーに素行が悪かったかな…?(苦笑)でもむしろ中2の頃はゴリゴリのオタクで、ずっと秋葉原にいましたよ。フィッシャーズのメンバーを結成したのは中3のときですね。
- その後、高校に進学されてからは…?
- 高校ではじつは動画はほとんど撮ってなくて、メンバーとも最初の頃はそこまで頻繁に顔を合わせてもいなかったんです。会ってたとしてもダーマとマサイくらいかなぁ? 高校生活が普通に楽しすぎて、高校のクラスや部活の仲間と遊んでばかりいました。
ただ、どこかのタイミングで、アホみたいなことがやりたいなって思っていて。でもそれができないことにイライラして、フィッシャーズのメンバーに電話したんです。「昔みたいなバカをやろうぜ!」って。そこから動画の撮影を再開したんです。 - スクールカーストをヒョイと飛び越えて誰とでも仲良くし、あちこちで好きなことをする姿勢は、まさに現在の活動にも反映されていると思います。そうしたパーソナリティはどのように培われたんでしょうか?
- 環境という点でいうと、お兄ちゃんの存在が大きいと思います。もともと、お兄ちゃんよりも僕のほうがスポーツが得意で。なぜかというとお兄ちゃんは心臓の病気を抱えてたんです。でも、手術が成功して治ったことで、運動能力が飛躍的に伸びて、あっというまに弟はぶち抜かれてしまいまして…。
そうすると急に立場が弱くなるんですよ(笑)。だから、強い立場と弱い立場を両方味わうことになって、どちらの気持ちもわかるんです。

- お兄さんとの年齢差は?
- 2歳です。だからよく比べられたし、家族内の会話でも「お兄ちゃんはこうだったのに…」という言葉がよく出てくる(苦笑)。だからこそいま「自分は自分」という意識が強いし、他人を比べて見ないようにしてます。メンバーにもそれはよく言いますね。
- ちなみにモテピークの中学をすぎて、高校ではいかがでしたか?
- どうだったかな…? 同学年からは全然で、でも後輩からはわりと。付き合うのがいつも後輩ばかりで“後輩狩り”って言われてました…(苦笑)。別に狩ってないし! 普通の高校生の恋愛だったんですけど、一時期は「あの男には近づくな」って(笑)。
ホントたまたまですし、悪いことはしてないんですけどね。そのときも「あぁ、俺は誤解されやすいんだな」と思ったのを覚えてます。 - 自分では「誤解するヤツは勝手にすればいい」という意識なんでしょうか。
- それはありますね。さっきの兄との比較の話もそうなんですけど「僕は僕」という意識が強いし、そこまで周りと足並みをそろえる必要もないだろうって。


ひとりで抱え込まず、周りに頼ることができるようになった
- そういうタイプの方が、リーダーとして引っ張っているのは面白いなと思います。ちょっとやそっとじゃ崩れない信頼関係があるからこそだと思いますが。
- 僕もメンバーに対し「よくこいつ(自分)に合わせられるなぁ」って思いますよ(笑)。でも、「僕もちゃんとチームのことを考えなきゃ」という意識にさせられるし、そう思えたのは人生で初めてですね。正直、学校でほかの仲間といるときはそんなこと考えもしなかったけど、自分が何かやってあげたいなと。
音楽活動もまさにそういう思いから始まったんです。僕の夢はフィッシャーズパーク(※フィッシャーズ、UUUM、ゴールドエッグスが共同プロデュースし、千葉県内にオープンした屋内型スポーツテーマパーク)でしたけど、その前にほかのメンバーの夢をかなえたいって。
- ※脚注…音楽活動はメンバーのンダホ、ぺけたんのかねてからの夢であり、フィッシャーズとしての音楽活動は、ふたりがメインで行っている。
- 改めて、シルクさんにとってメンバーはどのような存在なんでしょうか?
- うーん、どうなんでしょうね。ただ、僕といい意味で張り合おうとしたり、僕の背中を見ながらも自分の道を歩んでいくのを見ると純粋にうれしいですね。
女の子から「キャー!」と言われるのももちろんうれしいんですけど、同性に憧れられたり、背中を追いかけてもらったりって、ひとつの夢ではあったので。

- “リーダーとして”という意識はハッキリとお持ちなんですね?
- いまは持っていますね。それこそメンバーとサシで飲みながらやりたいことを聞いたり、それをかなえるためにどんな近道があるかを探したり。
2、3年前くらいから周りに「リーダーっぽい」と言われるようになって、逆に「リーダーって何なのか?」とわかんなくなっちゃって(笑)、そこでリーダーシップに関するビジネス書を読みあさったんです。ただ、そこに書いてあることが当てはまるかは自分では判断できないし、あくまでも知識として吸収はしました。 - 現在、リーダーとして意識していることは?
- これは最近、ようやくちょっとずつできるようになったことですが、周りに頼ることですね。昔から、全部自分でやろうとしちゃうのが悪いところで、それを知りつつもなかなか打破できなかったんです。
最近はメンバーに「これやって」と言えるようになってきました。ただ、自分が「やって」と言うことで変に重みを感じさせすぎちゃうんじゃないか心配で、そこは上手な伝え方を学んでいきたいと思ってます。 - 周りに頼るようになったことで、メンバーもシルクさんにより気軽に相談やお願いができるようになったのでは?
- それはありますね。昔はあまり話せないというか、近寄りがたい「よくわからない人間」だったと思います(苦笑)。いまは、自分が思ってることを伝えたり、「これで困ってるんだけど、手伝ってもらえる?」と言えるようになって、周りからも悩みを打ち明けられる機会が増えました。

- 先ほど「誤解を受けやすい」とおっしゃっていましたが、仲間とのコミュニケーションで齟齬が生まれることも?
- ありますよ。コミュニケーションって難しいですよね。文字になると冗談が無機質に響いちゃったりもするし、それでメンバーとケンカすることもいまだにあります。でもそうなったら会って話したほうが早いので、直接話すようにしています。
- とくにコミュニケーションで工夫されていることはありますか?
- ウチのチームはメンバーの誰かと誰かがふたりきりでごはんや飲みに行くことって、ほぼないんですけど、僕はメンバーと個別に行く機会を作るようにしていますね。そこで何がしたいのか? 何を目指しているのか? 何に悩んでいるのかって聞くようにしています。

仲間の輪に入れないなら、自分が仲間を作る側になればいい
- フィッシャーズの視聴者の中には、学校や部活になじめず、仲間の輪に入れなかったり、生きづらさを抱えながら過ごしている人たちもいると思います。ご自身の経験を踏まえて、何かメッセージを贈るなら?
- まず、無理に仲間に入る必要はないと思います。学校なんて狭いんでね。クラスや部活で輪に入れないなら、スポーツでも習いごとでも何でもいいので、新しく興味を持てることを見つけたらいいし、そこで新しい輪に入れると思います。
自分の好きなものを見つけたら、そこで誰かが手を差し伸べてくれるし、もし仲間の輪に入れないなら、自分が新たに仲間を作る側になればいいと思います。 - つい学校がすべてだと思ってしまいがちですが、フィッシャーズのみなさんのようにネットの広い世界に飛び出すこともできますしね。シルクさんは、ネットの世界に足を踏み入れることに恐怖はなかったんですか?
- それは全然なかったですね。それこそYouTubeの世界で輪から外れるようなことになっても、それを「怖い」とは思わないし、無理をしているのも違うと思うんです。周りの顔色をうかがってるヤツってすぐにわかっちゃうし、そこで無理をする必要はないです。自分が素でいられる場所を探すほうがいいのかなと思います。
- 中学時代に初めて動画を投稿し、高校で再びメンバーを結集して活動を本格化させましたが、数年後にこうして日本有数のYouTuberになっていることは想像できましたか?
- いや、まったく思ってなかったですね。だって、最初に投稿したのなんて、ただ川で遊んでる動画でしたし。当時、一番驚いたのは、あの動画に海外からコメントがついたことでした。どこでどう検索してここにたどり着いた!?「この子たちは何なんだ?」って、僕らに言わせたら、そっちこそ何だよって(笑)。
- 言葉はわからなくとも、動画からフィッシャーズの楽しんでいる空気感が伝わったんでしょうね。
- そうだとうれしいですけどね。もしくは、ホントに意味がわかんなくて「こいつら、何なんだ?」という思いだったかも。でも、そうさせただけでもうれしいですね。
そのときに「そうか、これは世界が見てくれるんだ」って。世界の広さを感じたし、また海外から見にきてくれないかと楽しみで、企画を練っていました。当時は再生回数が80回とかで、コメントは2、3件ですよ。だからね、いまはアンチだろうとコメントをもらえるだけでありがたい!

いつまでもバカでいよう、利口ぶらないでいよう
- 当時はYouTuberという言葉さえ一般的ではなかったと思いますが、この活動で食べていこうと決めたのはいつ頃ですか?
- ウチのメンバー、お金に興味がないヤツが多くて、最高の料理が食べたいってより、好きなことをやりながらレンジでチンしたご飯を食べられればそれでいいって感じなんですよね。
だから「これで金を稼ぐぞ!」という意識はベースにはなくて、いろんな反応をもらえるのがうれしくて、もっとやればもっと見てもらえるかも?という気持ちがどんどんグレードアップして、いつのまにかこうなってたんです。
そのグレードが上がり続けたら、最終的に俺たちは月にでも行ってるんじゃないか?って想像したり(笑)。そういうのをきちんと意識し始めたのが3〜4年前のことですかね? - まだ月にはたどり着いていませんが、トップクラスのYouTuberであることは間違いありません。
- ここまでの存在になれたのは、いい意味でバカっぽくやってきたから。だから、いつまでもバカでいよう、利口ぶらないでいようって思います。というか「バカっぽい」よりもともとバカだし(笑)、それを隠すつもりもないので。
僕らは芸能人じゃないし、カリスマとして見られてるわけでもない。あくまでも「こいつらバカだな」と等身大に感じてもらっていると思うので、胸を張りすぎずにやっていこうと思います。


- チャンネル登録者数500万超といった数字はどう受け止めていますか?

- 実感はないですね。たとえば、僕らが歌わせていただいている『虹』という曲は、約4000万回再生あって「共感した」とコメントを書いてくれる人も多いけど、僕らには「共感してもらおう」という気持ちはまったくなくて、自分たちのスタイルをただ歌っているだけなんです。
- 動画もまったく同じで、自分たちがまず楽しまないといけない意識で、周りの視線を気にせずに撮っています。だから、登録者数が500万を超えた瞬間に思ったのは「俺らが勝手に楽しんでただけなのに、よくこんなに見てくれたなぁ」ということ。俺らがめっちゃ楽しんでることを、500万人が一緒に楽しんでくれていると思うと感慨はありましたね。
- シルクさんやメンバーは「お金に執着はない」とのことですが、とはいえフィッシャーズという存在自体、ひとつの大きなビジネスになっていると思います。
- まあ周りから見たら絶対にビジネスですよね。でも、やっぱり僕らの意識はそこで何も変わらないんです。このインタビューもそうで、僕としては遊びに来てる感じなんです。いっぱいしゃべれる機会がある!って(笑)。
お祭り気分がいつまでも抜けないですが、そこは今後も変わらないだろうと思いますし、ブレずに楽しみ続けたいです。

HIKAKINさんに対して、「尊敬」という言葉だけで済ませたくない
- ほかのYouTuberに対するライバル意識や「トップを獲ってやる!」という気持ちはないんですか?
- 何をもってトップなのか、わかんないですよね。登録者数なのか? それは単体なのか複数のチャンネルを合わせてなのか? それとも再生回数なのか? いろんなファクターがあると思うけど、僕自身は「トップを獲ろう」という気持ちより、いままで誰もやってないことをやりたいという意識が強いです。
『ONE PIECE』のルフィの言葉で「支配なんかしねェよ。この海で一番自由な奴が海賊王だ!!!」というのがありますけど、それはすごく正しいと思うんです。
支配や束縛を受けずに自由にやりたいことをやって、見たことのない景色を見たい。そういう意味で、僕らは一番自由にやってるし、もうトップに近いんじゃないかと自分では思ってます。誰かと比べるんじゃなくね。

- そのうえで、あえてお聞きしますが、HIKAKINさんはシルクさんにとって、どのような存在なのでしょうか?
- 巷では「キング」と言われてますし実際、キングですよね。第一線を走り続けて、いろんな道を切り拓いて…。そういう意味で、感謝の念は持っています。ただ、僕自身は「尊敬」って言葉だけで済ませたくないんですよね。「尊敬」と言ってしまうと、同じ道しか歩めない気がしてしまって。
おそらくHIKAKINさんも、後輩たちが自分と同じ道を歩むことを願ってるわけじゃないと思うんです。僕らは、違う道を歩みつつ、YouTubeの可能性を広げていかないといけないし、そうじゃないと面白くないでしょ。

YouTubeで海外とつながるのに、スポーツは手っ取り早い手段
- 歌や声優、演技など動画クリエイターの枠を超えた活動も積極的に行っていますが、こうした活動に対するスタンスは?
- 本気ながらも遊びに行っている感覚ですね。「また新しいことできるぞ!」って。もちろん本気ですけど、本気でやるにせよ頭がカチカチの状態で行ってもしょうがない。僕らは、言っても素人ですからね(笑)。真面目さを持ちつつ、自分たちなりの創意工夫をして楽しめないと意味ないなって思っています。
- 別ジャンルからの突然のオファーを「楽しむ」ためのコツはありますか?
- 経験したことがないのが、何よりも大きなところですよね。24歳、まだまだ若輩者の僕らにそうやって機会をいただけるって貴重なこと。
そこで新しいものを見つけたいし、新しい人と出会って、改めてその人やジャンルのスゴさ、深さを知ったりもできます。そういう人間観察を兼ねて楽しんでますね。 - 新しいことへのチャレンジに恐怖はないんですか?
- 若干ありますよ。プロのスゴさに触れた瞬間に怖気づいちゃうんじゃないかって。でも、どう思われるかは気にせず、全力でそこに向き合いたいなって思います。

- 挫折を感じたり、「ダメだ…」って落ち込んだりすることはないんですか?
- 挫折か…。壁を感じることは多いですけどね。絶対に追いつけないもの、時間的に無理だなと感じることは常にあります。そこで焦りを感じて「どうしようかな?」と考えて…。
- それはできる可能性を探っているわけで、むしろポジティブですよね? ネガティブな気持ちに陥ることは?
- それはないですね。「うわ、これダメだ…」ってなる前に「何でダメなんだよ!」ってイライラのほうが先にきて、腹を立てながら「どうしてやろうか」って探ってるうちにいつのまにか笑ってますね。
- 2018年もいろんな新しい挑戦がありましたが、2019年の目標は?
- 念願のフィッシャーズパークをオープンしたので、まずは海外も含めたいろんな人に来てもらえるようにしたいですね。YouTubeでスポーツや運動を通じて海外の人とつながるのって、日本ではまだないので、そこは僕らがやりたいですね。
- どんどん世界とつながっていかないと、日本の中だけでやってても盛り上がりに欠けちゃいます。いまはまだ、海外のYouTuberとのコラボがニュースになるレベルですけど、それをごく当たり前のことと受け止められるレベルにまで持っていきたいと思います。
- 海外を意識しているんですね?
- もうね、海外のYouTuberに話を聞くと、スケールがケタ違いなんですよ。「こないだ、1本の動画で9000万回再生されて、僕らはスターになったんだ」とか(笑)。そういう流れを日本にも持ち込みたいですね。でないと日本だけ遅れちゃうと思います。
- まだまだYouTuberに可能性を感じている?
- 感じてますね。それこそ、海外でもまだ伸びしろがある地域があるはずなので、国内外を通して盛り上げたいです。その中で、スポーツって手っ取り早い手段だと思うんです。2018年の最後に海外のクリエイターとコラボしたら、英語と日本語のコメントが両方ついててそういう関係もいいなと思いました。
動画を見るのは面白いけど、結局、体を動かすって面白いぞ!というのが僕らの伝えたいことなので、動画を見て、体を動かしたくなるような流れを作りたいと思っています!

- シルクロード
- 1994年8月19日生まれ。東京都出身。O型。個性派YouTuber集団・フィッシャーズのリーダー。中学の同級生であったマサイ、ンダホ、ぺけたん、ダーマ、ザカオ、モトキと一緒に、中学の思い出として動画投稿を始めた。動画クリエイターとしてだけではなく、CMに出演したり、『劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人』では声優として出演したり、屋外型テーマパーク「フィッシャーズパーク」をプロデュースしたりと、さまざまな分野で活躍している。
サイン入りポラプレゼント
今回インタビューをさせていただいた、シルクロードさんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。
- 応募方法
- ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
\YouTuber #フィッシャーズ のリーダー!/#シルクロード サイン入りポラを3名様にプレゼント!
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年1月16日
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・応募〆切は1/22(火)18:00
インタビューはこちら▼https://t.co/g1KZPOEHar pic.twitter.com/fuTmizLNiU- 受付期間
- 2019年1月16日(水)18:00〜1月22日(火)18:00
- 当選者確定フロー
- 当選者発表日/1月23日(水)
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