「わからないから楽しい」を見出した結果がここにある

本作に加えて2017年は、2.5次元のスターキャストがTVドラマ、舞台と続けて出演した『男水!』、主演映画『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。』の公開と、立て続けに大きなチャレンジが続いていますね。任せられる部分、求められることも年々、大きくなっているかと思います。
先ほども少し触れましたが、僕は目の前にあることにしか集中できないタイプで、まずいただいたお仕事をがむしゃらに…とやっていくうちに、気付けばいろんな出会いの機会をいただけているんだなという実感があります。その積み重ねの結果が今年のいろんな作品であり、今回の『髑髏城』なんだなと思います。
ひとつの作品が次の作品のチャンスを生み、それがまた次へと繰り返してきた?
本当にその通りで、ここまでやってきてよかったなと。今年、30歳になったんですが、そういう意味で、この『髑髏城』はここまでの役者人生の集大成と言えるかもしれないし、今後の役者人生に大きく関わる岐路に立っているという実感はあります。
改めて30代に足を踏み入れて、周囲やご自身の変化を感じる部分はありますか?
正直、そこに関して変わったのは数字的なものだけです。とくに30歳になったからといって自分でやることが変わったわけでもなく、本当にこれまでコツコツとやってきただけの人生だし、これから先もそう。あえて言うなら“老い”くらいですかね?(苦笑) ちょっとしたときに…。
これから、役者人生でもっともタフな殺陣に挑もうとしているのに…(苦笑)。
いまはジムに通ったりしながら、身体を大きくしています。しっかり身体を作って、ケガをしないように頑張ります。
若い頃と比べて、精神的な部分での変化や成長はいかがですか? この仕事を始める前や始めたばかりの頃、30歳をこんなふうに迎えるとイメージしていましたか?
まず、20代の時点で、普通に一般企業に就職して…という未来は自分には見えていなかったんです。自分は将来、どんな仕事をするんだ? ということを気にしていなかったわけではないんです。でも、あまりにも未知のことだったんです。それなら普通に就活とかしていてもおかしくないんだけど…。
そうしようとは思わなかった? 大学にも進学されているので、普通に就職活動を始めて…という未来の可能性がなかったわけではないんですよね。
“運命”って言葉が自分でも好きなんでしょうけど(笑)、本当にそうとしか言えない道に足を踏み入れちゃった…。大学自体、何か考えがあってというよりも、周りが当たり前にそうしているからって感じで進学したんです。
高校3年生の時点で、とりあえず進学…と?
そう。でも、大学に進んでその意識が少し変わったんです。あれ? 俺、就職しなさそうだなって。この世界にスカウトで入ったのは2年生のときですけど、その時点で「就職はない」って思ってて、「でもどうすんだ? 俺」って(笑)。親も心配するくらいの感じで。
そういう意味では、まさにスカウトでの芸能界入りは運命だったんですね。この仕事を始めてすぐに、これが自分の天職だという意識や、この仕事で食っていくという覚悟は芽生えましたか?
いや、始めた当時はまったくそういう意識はなかったです。そもそも、なかなか新しい仕事も入らないし、芝居もヘタクソで何をしていいのかもわからない感じでしたから。でも「わからないから楽しい」という意識を見出せたことが、運命につながったのかな?
わからないから楽しい?
お芝居も、小劇場の作品で先輩たちにものすごく指導していただきましたし、そこであきらめなかった。そこで難しいことにチャレンジする人たち、芝居を楽しんでいる人たちを見て、自分も変わりました。芝居を楽しんでる人が大好きになったし、自分もそうなりたいと。今回、大きな舞台に立たせていただきますけど、また小劇場の舞台に絶対に立ちたいです。
今回の作品を終えたとき、廣瀬さんの目の前にどんな景色が広がっているのか? この先の30代、どのような道を歩んでいくのか? ファンも楽しみにしています。
僕自身も楽しみです。根はポジティブなので、全力で楽しんで、みなさんに最高にいいものをお届けしようって気持ちは変わりません。あとはやるだけです!
廣瀬智紀(ひろせ・ともき)
1987年2月14日生まれ。埼玉県出身。A型。2011年、ドラマ『私のホストちゃん〜しちにんのホスト〜』(テレビ朝日系)で鳳条夕妃役を演じ、注目を浴びる。舞台版『私のホストちゃん』にも同じ役で出演。2013年から2015年まで、舞台『弱虫ペダル』で巻島裕介役を演じた。ドラマ『エイジハラスメント』(テレビ朝日系)、『掟上今日子の備忘録』(日本テレビ系)など映像作品にも出演。2017年1月からはドラマ『男水!』(日本テレビ系)で川崎亮也役を演じ、その後の舞台版にも出演。2017年は主演映画『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。』が公開され、映画『HIGH&LOW THE THE MOVIE 3』が11月11日(土)、映画『爪先の宇宙』が11月17日(金)公開予定。また2018年には映画『ラブ×ドッグ』の公開も控えている。

出演作品

ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月 Produced by TBS
11月23日(木・祝)〜2018年2月21日(水)
会場:IHIステージアラウンド東京(豊洲)
お問い合わせ:ステージアラウンド専用ダイヤル 0570-084-617(10:00〜20:00)
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
<出演>
<下弦の月>
宮野真守 鈴木拡樹 廣瀬智紀 木村 了 松岡広大/羽野晶紀/千葉哲也 他

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、廣瀬智紀さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
受付期間
2017年11月16日(木)12:00〜11月22日(水)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/11月24日(金)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し) のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから11月24日(金)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき11月27日(月)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
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