“やりたくない”とは思えなかった――松田 凌、役者としての誇りを胸に金木 研と向き合う
過去の台本を振り返って感じる「だから役者は面白い」
- 同世代、同じ土俵で活躍されている方がたくさんいるなかで、松田さんは周りの方をどう見ているんでしょうか?
- 正直に言うと、根本では「我が! 我が!」と思っていますけど、ただ、手札は自分のなかで持っていたほうがいいなと考えています。
- 最初から、自分の手札を見せる必要はないと。
- そうです。自分をさらけ出して突っ走るタイプの方は、それが才能だと思うのでそのほうがいいと思いますが、その才能がないのであれば、虎視眈々と自分のなかで温存しておくに越したことはないと思っています。ここぞというときに力を出す…常にロンが打てる状態にしておくっていうのは、僕に限らずみんな思っているんじゃないですかね。
- とても興味深いです。
- だから、ライバル視とまではいかないけど…友達とは思っていないですね。戦友って言い方が正しいと思う。
- 戦友、ですか。
- だって、戦わないといけないときは必ずありますもん。役を取り合うこともあるだろうし、Wキャストのときもあるだろうし。今でなくても、いつかは戦わないといけない人なんだろうと思うと…常に優しくはできないです。
- 「優しくできない」って言い切っちゃうんですね。
- というか、「みんなで頑張っていこう!」って言うことのほうが、僕は失礼だと思います。現場で刺激を受け合って、自分自身も戦っているんですよ。キレイごとのように収めるのは本当に嫌い。「お前がもっと頑張れよ!」って思っちゃう(笑)。
- 役者さん同士でご飯に行くときはお仕事のお話が多いんですか? 腹の探り合い的な…。
- いや、全然そんなことないです。9割どうしようもない話ばっかりです(笑)。
- そういうときは、戦友のなかでも、友達の感覚に近いんでしょうか。
- そうですね。役者のときと、普通の25歳の男のときとは全然違います。それはみなさんそうだと思います。仕事は仕事、プライベートはプライベート。
- たしかに、そうですね。
- だから、本当にしょうもないこと…失敗談とか、面白いことがあったとか、そういう話ばっかりです。そのほうが、お酒もご飯もおいしく感じるじゃないですか。でも、仕事の話をするときもあります。話しておかないといけないこともあるし、そこで刺激を受けることもありますしね。
- オンとオフは、けっこうキッパリ切り替えているんですね。
- 僕の軸という意味では、柔らかくて適当だからこそ、仕事はしっかりしたいんですよね。
- そんな等身大の、25歳である松田さんのプライベートな部分についても教えてください。
- そうだなー、僕は本当に趣味がないんです(笑)。みんなすごく趣味があってうらやましいんですけど、好きなことが仕事になってしまっているぶん、ほかに没頭することがなくて。
- たとえば、一日オフだとしたら、おうちで次の作品の台本を読んじゃうとか?
- まず、前日に飲みに行って、当日は寝るっていうのはもちろんですね。あと…最近、過去に出演した作品の台本をよく読みます。
- それはなぜなんでしょうか?
- 昔読んでいた絵本や小説、マンガを大人になってから読むと違って見えるように、台本もそのときにわからなかったことがわかったりするんです。たとえば、絵本の『100万回生きたねこ』を、大人になってから読むと、じつは少し悲しい物語で、作者はこういうことを伝えたかったのかな、とか考えるじゃないですか。
- そういう経験、ありますよね。
- 役者なので、物語を読解することが大切なんですけど、そうやって台本を読み直して「今だったらこう考えるのにな〜」とか思ったり。メモとか書き込んであるんですけど、今見ると、そのメモ書きも全然違ったりしますよ。
- 短いスパンでいろんな作品を経験されるからこそ、経験値が上書きされて「今ならこう考える」っていうことがありそうです。
- 役者って、常に変わっていくんですよね。すごい情報量と環境の違いのなかでインプットされるので、台本の読み方も3ヶ月で変わったりするくらいです。だからこそ、昔の台本を読んで、一回通ってきた道を振り返れるのは面白いですよね。「いろんなものを吸収してきたんだな」ってこともわかりますし、役者って楽しいなと感じます。
出演作品
- 舞台『東京喰種トーキョーグール』〜或いは、超越的美食学をめぐる瞑想録〜
- 【東京公演】
- 6月29日(木)〜7月4日(火)@シアター1010
- 【大阪公演】
- 7月8日(土)〜9日(日)@梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
- 演出:茅野イサム
- 脚本:御笠ノ忠次
- <出演>
- 松田 凌、鈴木勝吾、田畑亜弥、村田 充、吉田友一、山谷花純、加藤忠可、富田麻帆/佐々木喜英 ほか
©石田スイ/集英社
©舞台『東京喰種トーキョーグール』製作委員会
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- 応募方法
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— ライブドアニュース (@livedoornews) 2017年6月19日- 受付期間
- 2017年6月19日(月)12:00〜6月25日(日)12:00
- 当選者確定フロー
- 当選者発表日/6月27日(火)
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- 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから6月27日(火)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき6月30日(金)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
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