ヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は25日、大分県内で合宿3日目の練習を実施した。

 2日連続で非公開となった練習後、吉田麻也が報道陣の取材に応じた。「奪った後のボールを速くタテにつけるというのは、非常に有効だと思うし、そこがもっとうまくならないといけないなとは感じている」と、速攻の重要性を語る吉田。ハリルホジッチ監督からも、チームに対して同様の指摘があったというが、「遅攻ももちろん改善しなきゃいけない部分ですけど、速攻はまだこれから取り組んでいかないといけないし、そこの伸びしろはかなりあるかなと思う」と、前向きな言葉が口をつく。

 今回の合宿では、ロンドン・オリンピックをともに戦った永井謙佑の他に川又堅碁らも招集。「永井のことはもちろん知っているし、堅碁のこともこれからもっと知らなきゃいけないですけど、スピードがある選手が揃っているので、そこをうまく使いながらの速攻だったり、もちろん本田(圭佑)さんみたいなタイプの選手を使いながらの遅攻も織り交ぜながら、色んなバリエーションを出していけたらいい」と、従来からの上積みに意欲的だった。

 日本代表は、27日に大分スポーツ公園総合競技場で行われるキリンチャレンジカップ2015でチュニジア代表と対戦。31日に東京スタジアムで行われるJALチャレンジカップ2015では、ウズベキスタン代表と対戦する。