日本代表は10日、アジアカップの初戦が行われるオーストラリアのニューカッスルで練習を実施した。

 フランクフルトに所属する日本代表MF乾貴士は、5日に行った練習試合後に「もっとコンビネーションや崩しの形、攻めのパターンも増やしていかないといけない」と語っていたが、周囲との連係については「まだまだ合わない部分もありますけど、合ってきている部分もあるので、プラスに考えて、しっかりやっていきたいです」と現状を前向きに捉えた。

 さらに乾は、「やっぱり裏に抜ける動きと、(本田)圭佑くんとオカちゃん(岡崎慎司)、(香川)真司やヤットさん(遠藤保仁)と絡んだときに良い攻撃ができると思うので、そこでしっかり崩せればいいかなと思います」と得点のイメージを膨らませた。

 左サイドの連係にも言及し、「自分が中に動くことで(長友)佑都くんのサイドがフリーで上がれる。そこも意識しながら、いろんな動きをやっていきたいです。自分がボールを持ったときは、真司やオカちゃんとのコンビネーションも意識したい」とコメント。練習試合では得点力を発揮し、存在感を示した乾が、先発出場への強い意欲をのぞかせた。

 連覇を狙う日本代表はグループDに所属。12日にパレスチナ代表、16日にイラク代表、20日にヨルダン代表とそれぞれ対戦する。