目標を立てたのだけど、なかなか達成することができずに諦めてしまった…。そんな経験はないでしょうか。そのとき、例えば最初からハードルの高い目標を立ててしまっていたりしていると、無理な勝負を挑んだ形になり、失敗してしまいます。

 では、どうして、「かなわない目標」を立ててしまうのでしょうか。
 『未来記憶』(サンマーク出版/刊)の著者である池田貴将さんは、目標を達成できない人は、目標を立てる時点で間違った「思い込み」を持ってしまっていると指摘します。その目標に対する間違った5つの勘違いから3つを紹介します。

■「目標は『未来』を変えるもの」という勘違い
 目標を立てるとき、「3ヶ月後までに3キロ痩せる」「2年後までに試験に合格する」といった具合に、未来を変えるために目標を立てているかのように見えます。しかし、本来は違います。目指す未来を実現するために、今どう行動したらいいのかを明確にするために目標を立てるのです。「目標を立てたあと」の行動が変わるかどうか、それによって目標が達成できるかが決まってくるのです。

■「目標達成ができない自分はダメだ」という勘違い
 目標を立てたら、それを達成するのが一番大事なことと思っている方も多いと思います。しかし池田さんは、重要なことは何を達成したかではなくて、どんな人に成長できたのかということだと述べます。目標とは「成長すべき自分の姿」を明確にするための手段。目標を達成できなかったからといって絶望することはありません。どれだけ成長できたのか、が大事なのです。

■「達成するまで、目標を変えてはいけない」という勘違い
 一度立てた目標は途中で変えてはいけないと思い込んでいることはないでしょうか。しかし、それは勘違いです。目標を達成するために成長していくと、新しい景色が広がってきます。そして、都度目標を「再設定」をするのです。半年前に立てた目標はあくまでも半年前の自分にふさわしかったものであり、半年のあいだに成長した自分にふさわしい目標があるはずです。「今が変わる」ように、目標を再設定すること、それが大事だといえます。

 期限ギリギリになり、目標を達成するためにあわててギアをかけても、継続して成長し続けることはできません。まず重要なことは「今」を変えることです。それを続けていけば、目標がどんどんと自分に近づいてくるのでしょうか。
(新刊JP編集部/金井元貴)



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