今年9月の代表活動から復帰した伊東純也は中国戦(1ゴール・2アシスト)、バーレーン戦(1アシスト)に続き、先のサウジアラビア戦でも得点に絡む活躍(1アシスト)を見せた。いずれも途中出場でこれだけ決定的な仕事(計1ゴール・4アシスト)をしたらスタメンへの欲が出てくるはずだが、その点について直接本人に訊くとこう返された。
「俺だけじゃなくて、試合に出たい選手は多くいると思います。ただ、チームとして戦略的な部分もありますし、前回のサウジ戦はスタートじゃないとも言われましたし。チームとして戦っているので、そこは仕方ないかなと」
確かに、9月から右ウイングバックは「堂安律→伊東純也」のリレー方式起用が良い意味でハマっている。堂安の働きがあっての伊東の活躍との見方もできるだろう。まさにそれが伊東の言う「戦略」でもある。
現行の3-4-2-1システムで両ウイングバックのパフォーマンスは攻守の両局面で肝になっている。サウジ戦での堂安と三笘薫のプレーは、伊東の目にどう映ったのか。
「攻撃の選手ですが、守備もしっかりやっていて。アウェーだったのでまずは守備からというところを心がけていたと思います」
サウジ戦は伊東も守備に追われる時間帯が多かった。そうなると、持ち味である突破力を活かしにくいが、その点はどう考えているのか。
「サウジ戦はボールを持てる回数が少なかったので仕掛ける回数も少なかった。ボールをより保持できるようになればウイングバックが高い位置を取れるかと」
ちなみに、対戦相手のオーストラリアについては「最近負けてないので、良いイメージで戦えると思います。ミラーゲームになっても1対1では負けません」と自信を覗かせた伊東。日本のボール保持率が高まれば、得意のドリブル突破から再びゴールを演出してくれるだろう。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【記事】「え?嘘だろ?」サウジのスタジアムで目にした驚きの光景。日本代表のゴールが決まると…【現地発】
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