北中米ワールドカップアジア最終予選・インドネシア戦(15日・ジャカルタ)を控える日本代表は12日、ジャカルタ市内の練習施設で合宿2日目のトレーニングを行った。招集メンバー27人全員が集合。12日の日中にジャカルタ入りしたMF久保建英(ソシエダ)、MF守田英正(スポルティング)はランニングなどの完全別メニュー調整となったが、目立ったアクシデントもなく全員が揃った。

27人全員が集合

 12日にチームに合流したのは久保、守田、DF町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)、DF瀬古歩夢(グラスホッパー)、MF伊東純也(スタッド・ランス)、MF守田英正(スポルティング)、MF旗手怜央(セルティック)、MF中村敬斗(スタッド・ランス)、MF久保建英(ソシエダ)、FW古橋亨梧(セルティック)、FW前田大然(セルティック)の計9人。いずれも10日に所属先のリーグ戦を終えたばかりで、最後にジャカルタ入りした久保は空港からの直行で練習場にやってきた。

別メニュー調整だったこともあり、集まった子どもたち全員にサインしていたMF久保建英(ソシエダ)

 また前日11日にジャカルタ入りしていたが、室内調整にとどめていたGK大迫敬介(広島)、GK鈴木彩艶(パルマ)、DF板倉滉(ボルシアMG)、DF橋岡大樹(ルートン・タウン)、DF菅原由勢(サウサンプトン)、MF遠藤航(リバプール)、MF南野拓実(モナコ)、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)、MF三笘薫(ブライトン)、MF田中碧(リーズ)、FW大橋祐紀(ブラックバーン)、FW小川航基(NECナイメヘン)の12選手もこの日、今回の合宿で初めてピッチに姿を見せた。

 トレーニングは全メニューが報道陣に公開。久保、守田以外の選手たちはランニングやボール回しでウォーミングアップを行った後、クロス&シュートの練習に入った。三笘らアタッカー陣はシャドーとウイングバックの両方を務めた他、サイドの選手は低い位置から前線への飛び出しを行うなど、3-4-2-1のシステムを強く意識したメニューとなった。

 その後、12日に帰国した選手と板倉の合計8選手がトレーニングを切り上げ、ジョギングでクールダウン。他の選手は6対6+フリーマン2人のミニゲームを行った。スタートの布陣は以下の通りだった。

▼ビブス組
   大橋
三笘    南野
関根 遠藤 菅原
   GK

▼ビブスなし
   小川
鎌田    堂安
長友 高井 橋岡
   GK

▼フリーマン
田中、藤田

MF三笘薫(ブライトン)とDF高井幸大がマッチアップ

 なお、練習前には現地の日本人サッカーチーム「ジャカルタ・ジャパン・クラブ」の小中学生と約50人と記念撮影を実施。メッセージが書かれた日の丸をキャプテンの遠藤と、遠藤に指名された久保が受け取った。その後、別メニューのため早めに切り上げた久保をはじめ、練習を終えた選手たちが順次サイン会を行い、温かい交流をしていた。

 13日からは一部報道非公開でのトレーニングをスタート。試合に向けた戦術的なトレーニングに本格的に着手する。

(取材・文 竹内達也)