日本代表は11月15日にインドネシア代表、同19日に中国代表と北中米ワールドカップのアジア最終予選を戦う。
今回の招集メンバーには、年内の復帰は絶望とされる大腿部の怪我を負ったFW上田綺世(フェイエノールト)がいない。
今予選全4試合で1トップの先発を担ってきたその主力ストライカーに代わり、前線での起用が濃厚視されるのが、今予選で途中出場から2ゴールを挙げている小川航基(NEC)だ。
日本代表合流前の公式戦3試合で5ゴールとまさに絶好調で、ボックス内で勝負できるため、引いて守備を固めてくると予想されるインドネシア対策としても有効だ。
【画像】インドネシア&中国戦に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介!
そのインドネシアには、小川と同じオランダのNECでプレーするDFカルビン・フェルドンクがいる。27歳のストライカーは、その同僚との対戦を楽しみにしているようだ。
「個人的に彼とすごく仲良くて、チームの(食事時の)テーブルも一緒ですし、外でご飯食べたり、人間的にもすごく好きな選手。(この試合に向けて)ジョークを交えていろいろ話してきたんですけど、本当にこういった舞台で、同じチームの選手と同じピッチに立てるのはそうそうない機会だと思う。非常に良い選手なので、しっかりと彼の情報をチームメイトに伝えたい」
左SBでもCBでも機能するフェルドンクは「もしかしたらセンターバックで出るみたいに言っていた」そうで、「蹴るぞ」と冗談交じりに脅されたようだ。
「(NECの)監督も両方を応援すると言っていた。(チームメイトら)みんなが見てくれると思う」
チームメイト同士のマッチアップが実現するか。この攻防がキーポイントのひとつとなるかもしれない。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)
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