[画像] チャン・グンソクの母、脱税容疑で控訴審も敗訴…45億ウォンの罰金は現金で完納

俳優/歌手チャン・グンソクの母親が脱税容疑を不服として控訴審を提起したが、敗訴した。

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9月19日、韓国メディア『聯合ニュース』によると、ソウル高裁・行政8-3部は、株式会社ボムボム(旧ツリージェイカンパニー)が江南(カンナム)税務署長とソウル地方国税庁長を相手取って起こした法人税賦課処分などの取り消し請求訴訟控訴審で、原審と同じく原告敗訴の判決を下した。

ツリージェイカンパニーはチャン・グンソクの母親チョン氏が設立者で、筆頭株主である芸能事務所。2020年12月に社名をボムボムに変更し、翌年3月にチャン・グンソクの母の姉が社内理事兼代表理事になった。

ツリージェイカンパニーは2016年の税務調査で、2012年の収入額53億8000万ウォン(約5億8000万円)余りを海外口座で管理し、申告漏れをしていたことが明らかになった。これに対し、ボムボムは税務調査開始直後、漏れた額だけ法人税を自主納付した。

しかし、当局は不正・過少申告・加算税を含めて3億2000万ウォン(3400万円)余りを追加納付するよう告知。これに対し、ボムボムは法人税逃れの意図はなく、単に課税標準を過少申告したものだとして行政訴訟を提起した。

(写真提供=OSEN)チャン・グンソク

一審で裁判所は、「原告は課税官庁が追跡しにくいチョン氏の海外口座で法人の収入金額を受け取りながら、その内容を会計帳簿に記載せず、それに関する法人税や付加価値税も申告せず租税回避がなされた」として原告敗訴の判決を下した。

そして二審でも裁判所は、「原告が海外口座を通じて隠匿した売上額が約53億ウォンに達する。これに伴い、国家の租税収入が減少し、原告もこれに対する認識があった」として維持していた。

かと思えば、チャン・グンソクの母親は2021年2月、チャン・グンソクがツリージェイカンパニーに所属していた当時、収入を香港から引き出したり使用したりする方法で18億ウォン(約1億9000万円)余りを脱税した疑惑で起訴され、有罪が確定。懲役2年6カ月、執行猶予4年、罰金30億ウォン(約3億2000万円)を宣告された。さらに、ボムボムも罰金15億ウォン(約1億6000万円)を言い渡された。

以降、チャン・グンソクの母親は有罪確定から22カ月後の2022年12月30日までに、計45億ウォン(約4億8000万円)の罰金を現金で自主納付した。

なお、チャン・グンソクは母親の脱税容疑が提起された2020年、個人マネージャーを通じて立場文を出し、惨憺たる心境を吐露したことがある。その後、母親は袂を分かち、別の事務所を通じて活動している。

(記事提供=OSEN)

◇チャン・グンソク プロフィール

1987年8月4日生まれ。1993年、6歳の頃に子供服のカタログモデルとして芸能界入りした。2001年に歌手BoAと共演したテレビCMで話題になり、2006年にドラマ『ファン・ジニ』に出演し知名度を確固たるものにした。同年に日本のホラー映画『着信アリ Final』に出演、2009年に放送されたドラマ『美男ですね』は日韓で熱い旋風を巻き起こし、「アジアのプリンス」の名で親しまれるように。2018年7月16日に社会服務要員として兵役を開始し、2020年5月29日に召集解除(除隊)となった。2023年にはYouTubeチャンネルを開設し、“プリンスらしからぬ”親しみやすさも反響を呼んでいる。