[画像] 済州島漢拏山に現れた巨大形状雲…話題の「ブロッケン現象」

漢拏山(ハルラサン)頂上の白鹿潭(ペンノクタム)で気象光学現象である「ブロッケン(Brocken)現象」が目撃された。

Aさんは秋夕(チュソク、中秋)連休最終日の18日午前、済州道西帰浦市(チェジュド・ソグィポシ)漢拏山頂上の白鹿潭の噴火口の上に現れたブロッケン現象を撮影した。

ブロッケン現象は人の前に霧が立ち込めていて背後から太陽に照らされる時、その人の影が霧の上に投影されて影の周辺に虹のような光の輪ができるように見える気象光学現象だ。

Aさんは「なかなか目にすることができない場面を見ることができてうれしかった」とし「ちょうどタイミングのよい時間と場所でこの現象を見ることができた」と話した。

ブロッケン現象はドイツ・ブロッケン山で初めて目撃されからこのような名前が付けられた。主に山の頂上で出現し、特定の条件が揃ってはじめて現れる現象なので観測が容易ではない。

済州では昨年8月にも目撃されて人々の世間の注目を集め、北漢山(プッカンサン)、智異山(チリサン)などでも現れたことがある。

ブロッケン現象がいくつもの気象条件が重なって発生する気象光学現象ということが知られていなかった過去には、妖怪や幽霊などと誤解されることもあった。しかし現在は登山家の間で幸運の象徴と受け止められている。

インターネット上では「天使が現れたようだ」「神秘だ」「幸運をもたらしてくれそうだ」などの反応を寄せた。