高校卒業後、大好きな地元を離れ、ひとり東京へ。
声優の養成所に通う傍ら、まかないを目当てにラーメン屋でアルバイト。
モヤシ炒めで食いつなぎ、生活費を節約する日々。
ホームシックになり、養成所の同期たちと朝から晩までLINEしていた。

――そんな苦労の末、大躍進を遂げた声優がいる。テレビアニメ『鬼滅の刃』の竈門禰豆子役を熱演した鬼頭明里だ。

1月から放送中の『地縛少年花子くん』(以下、『花子くん』)の八尋寧々役にも抜擢されるなど、数多くの作品でメインキャラクターを演じている。昨年には、ソロアーティストとしてCDデビューも果たした。

自分の低い声がコンプレックスで、一度は声優の夢を諦めたという鬼頭だが、多くの人がその声の虜になっている。

「この仕事を始めてから、声を褒められることが増えたんです。だから今は気にしていません」

コンプレックスだった声を“武器”に、鬼頭は声優業界のスターダムにのぼりつめる。「ビッグになる」という家族との約束を果たすために。

撮影/西村康 取材・文/阿部裕華 ヘアメイク/Yuu.

片手にパンを持ち、寝ずにゲームをプレイし続けた

鬼頭さん、アニメやゲームがかなりお好きだとうかがいました。
アニメ、ゲーム、漫画が大好きですね! それこそ『鬼滅の刃』は何度も見ました(笑)。
ご自身の出演されるアニメもご覧になるんですか?
自分が出演している作品は、作品自体がどれも好きなので見ちゃいますね。
声優業界でオタクとして有名な悠木碧さんが、「私かそれ以上のオタク」と言っていたそうです。
あははは。悠木さんは事務所の先輩なので、よくお話させていただいてます。
どんなお話をされるのでしょうか?
悠木さんがハマっている作品のプレゼンを聞くことが多いですね。私自身、ほかの人がオススメしている作品は素直に見るタイプなので、プレゼンを聞いて作品を見て感想を語り合っています。
悠木さんからオススメされてハマった作品、ひとつ教えてください。
えー、なんだろう……ゲームの「NieR:Automata(ニーア オートマタ)」ですかね。以前からTwitterで話題になっていたので気になっていました。そんなとき、悠木さんから「ニーア オートマタ」のコラボカフェに行こうと誘われて。一緒に行ったら、そこでプレゼンを受けて、ソフトまで貸していただきました。

「絶対おもしろい! やりたい!」と思ったんですが、当時、「プレステ4(PlayStation4)」を持っていなくて。悠木さんと別れた帰りの電車でポチりました(笑)。
悠木さんの用意周到さには驚かされますが、鬼頭さんの行動の早さにも驚きです。
悠木さんのプレゼンが上手いんですよ! 私はプレゼンしようとすると、「めちゃよくて! とにかく見て!」と語彙力がなくなるので……。

3周しないと全クリできないので、2〜3日くらい寝ずにプレイしました。ご飯を食べる時間すらもったいないから、パンを片手にひたすら進めて、スクショを撮っては悠木さんに送っていました。

あのときは、寝不足で気持ち悪くなるくらいゲームやったなぁ……(笑)。

深夜アニメは毎クールすべて視聴する、オタク小学生時代

鬼頭さんは子どもの頃からアニメやゲームがお好きなんですよね。
お父さんの影響ですね。実家にケーブルテレビが繋がっていて、小さい頃からずっとアニメを見ていました。ゲームも新しいハードが発売されたら、お父さんが必ず買っていたので、「セガサターン」、「プレステ」、「ファミコン(ファミリーコンピュータ)」……家にたくさんありました。

小学生くらいから自分で漫画を買い始めました。お父さんがハマると続きを買ってくれるから、自分で1巻だけ買って、お父さんにオススメしてハマってもらい、続きは買ってもらうという(笑)。
策士ですね(笑)。
漫画だけじゃなくて、深夜アニメのビデオもレンタルしてもらってました。レンタルビデオショップに、週2〜3日は妹とお父さんと通っていたなぁ。ケーブルテレビでアニメを見て、レンタルでアニメを見て、ゲームして漫画を読んで……みたいな小学生時代でした。
妹さんもオタクなんですね。
オタクですね。当時はお父さん、妹、私の3人で『魔法先生ネギま!』や『ローゼンメイデン』とかにハマってました。お母さんはオタクじゃないけど、自由にさせてくれました。
小学生のときに、『魔法先生ネギま!』や『ローゼンメイデン』を見ていたんですか……?
小学校高学年のときだったと思います。ちょうどレコーダーが家に導入されて、毎クール全部の深夜アニメを録画して見てました。それまでケーブルテレビで見るか、ビデオショップで借りるものだと思っていたから、「深夜にこんなにアニメやってるんだ!」と感動したのを覚えています。
毎クール全部はスゴすぎる! クラスメイトに深夜アニメを見ている子はいました?
いましたよ! 『涼宮ハルヒの憂鬱』が全盛期だったので、みんな見てました。オタク友達と集まってアニメ雑誌を回し読みしたり。
オタクであることを隠さなかったんですね。
隠さなかったです。オタクじゃない子にも「おもしろいから読んでみて!」とアニメ雑誌を渡してました(笑)。

歌うことは大好き。でも、自分の低い声は苦手だった

高校のときの部活は軽音楽部だったそうですが、やはりアニメ『けいおん!』の影響ですか?
『けいおん!』と、ニコニコ動画の「弾いてみた」動画の影響が大きいです。スラップ(ベースの演奏方法)がどうしてもやりたくて、ベースを買いました。

ところが、いざ入部してみたら『けいおん!』の(秋山)澪が人気だったのもあって、私の代はほぼみんなベースを買っていたという(笑)。

ギターもボーカルも足りてなかったので、結局私はボーカルをやることになりました。
せっかくベースを買ったのに!
簡単な曲を2曲くらい弾けるようになって終わりました(笑)。ただ、歌うことはずっと好きだったので、ボーカルも楽しかったです。小学生のとき、それこそオタク友達とカラオケに行って、フリータイムでアニソンをひたすら歌い続けてましたから。
周りの友達から歌声を褒められた思い出はありますか?
中学生の卒業式のあと、クラスで集まってカラオケに行く機会があって、そこで褒められた記憶があります。自分の順番が来て歌い始めたら「え、誰? 上手くね?」と。

みんな誰が歌っているかわからなかったみたいで、声の主を探してました(笑)。高校生のときに教室で歌を口ずさんだら「誰? 上手いんだけど!?」と言われたこともあります。
普段の声と歌声が違うから?
そうなんです。私、地声がかなり低くて。地声がコンプレックスだったんですけど、自分の歌声は好きでしたね。
コンプレックスだったんですか?
中学生のとき、教室でプリントが配布されて、前の席の子からプリントを受け取って「ありがとう」と言ったんです。そしたら、「声めっちゃ低くない?」と。自分でも気にしてたので、人に指摘されてさらに気にするようになってしまって。
人から言われると気になりますよね……。
高い声も出ることは出るんです。だけど、プリントをもらうときに急に声を変えて話すのも、それはそれで変なので(笑)。

当時は声優さんのラジオをたくさん聞いていたから、声の仕事に憧れを抱いていましたが、地声がコンプレックスだったのと、上京したくなかったのとで、「声優は無理かな」と諦めていましたね。
でも、今はその声を仕事にして活躍されている。
声の仕事を始めてから「地声がすごくいい」と言われることが増えたので、今は気にしていません。コンプレックスだった地声に自信を持てるようになりましたね。

養成所に通うために単身上京。初めてのバイトはラーメン屋

アニメやゲーム以外に、鬼頭さんはラーメンがお好きだと。
大好きです! 新しいラーメン屋の開拓はしなくて、好きなラーメンを永遠に食べるタイプです。地元・愛知の「スガキヤラーメン」が大好き。あと、豚骨細麺が好きなので「一風堂」や「一蘭」にひとりでもよく食べに行きます。麺は柔らかめをオーダーします。スープを染み込ませたいから(笑)。
上京後、ラーメン屋でバイトをしていた話は鬼頭さんのファンのあいだでは有名な話ですよね。
まかないでラーメンが食べられると書いてあったので、そこに決めたんですけど、正直めちゃめちゃキツかったです。
具体的にはどんな業務を任されていたんですか?
スープの仕込み以外はすべてやってました。具材を切ったり、盛り付けしたり、麺の湯切りも。あとは大きい寸胴の鍋をたわしでゴシゴシ洗ったり……。

いちばん大変だったのが、店の回転を早くするために、会計をすべて暗算しなきゃいけなかったこと。しかも食券タイプのお店じゃなかったので、麺の硬さ、油の量、味の濃さ、トッピングなど注文内容をすべて覚えなきゃいけなくて。
それは大変そう……。
なんとか注文内容は暗記できたんですけど、注文金額を頭の中で計算して「このお客さんはいくら」と覚えておいて、お会計になったら金額を伝えなきゃいけない。私はそれができなくて……。あまりにも間違えるので「鬼頭ちゃんはお会計しないで」って言われてました(笑)。
まかないだけが唯一の楽しみだったのでは?
そうですね、まかないが唯一のごちそうだったので。上京したての頃は貧乏すぎて、家ではモヤシ炒めかカップラーメンしか食べない生活を送っていたんですね。

だから、今よりも痩せていたし、そのせいか風邪をしょっちゅう引くし、口内炎はできるし。仕事がもらえるようになって、ちゃんと食事をするようになったら健康になりました。食事の大切さを実感しています(笑)。

「ギャルが来た」と話題に。養成所オーディション裏話

上京して、見知らぬ土地でひとり暮らしを始めて、バイトも厳しくて……。そんな中、養成所に通うのは相当キツかったと思うのですが。
地元が大好きだったので、できれば上京したくなくて。事務所に入ることが正式に決まったら上京しようと思っていました。

ただ、養成所中にオーディションの話をいただける可能性があると聞いて、そしたら実家から通うより東京に出たほうがいいなと。東京でひとり暮らしを始めて、ホームシックになりましたね……。
大好きな地元を離れてまで声優の養成所に通おうと思ったのには、何か理由が?
おばあちゃんに恩返ししたくて。高校生のとき、おばあちゃんのガンが再発して、長くないかもと言われたんです。

私、昔から「子どものうちはワガママを言う代わりに、ビッグになって恩返しをします」と言っていて。それなのに、まだ恩返しができてない。早く声優にならないと、おばあちゃんに恩返しできないと思い、すごく焦りました。
最初は、イラストの道に進もうと思っていたんですよね?
絵を描くことが好きだったので、プロのイラストレーターとしてビッグになろうと地元の大学に進学を考えていました。でも、「大学に行くお金はないので奨学金を借りてください」と親に言われて……。お金を借りてまで大学に行きたいか、と言われるとそうでもなく。自分のお金で進みたい道は何だろうと考えたとき、「声優に挑戦するしかない」と。

とにかく早く恩返しをしないと!という気持ちがあったので、ネットで声優になる方法を調べて、1年で結果が出ると書かれていたプロ・フィットの養成所を受けようと決めました。
養成所のオーディションを受けたときのこと、覚えていますか?
「養成所のオーディションはかなり厳しい」という情報をネットで見つけていたので、すごくビビッてました。社会経験もなかったので、大人に怒られるんじゃないかと、とにかく怖かった。
実際、どうだったんですか?
酷評を覚悟のうえで挑んだわりに、意外と褒めてもらえて。「演技未経験にしては上手いね」と。あと「ギャルが来た」って言われましたね(笑)。
鬼頭さん、ギャルだった?
当時、高校を出たばかりで、一度だけ髪の毛を明るくしたい!と染めたら、金髪みたいになって。地毛が明るめなので、色が入りすぎてしまったせいで、すごく明るくなったんです。でも、お金がないから黒染めできず、ほぼ金髪のままオーディションを受けました。

だから見た目はギャルだったかもしれないけど、内心は震えていました……(笑)。

1日中、LINEしていたときも。養成所“同期”の絆

養成所時代の印象的なエピソードを教えてください。
初めて役をいただいた『六畳間の侵略者!?』(藍華真希役)のアフレコに行ったときのことは、今でも記憶に残っていますね。普段アニメで聞いている声の人たちが本当にいるんだ!って。
その状況もまた、かなり緊張しそうですね。
ビビってました(笑)。養成所に入ったばかりで、どこの席に座ればいいのか、アフレコ現場で何をすればいいのかまったくわからずで。でも、お芝居をするのは楽しかったですね。
「声優って大変だな…」と感じることはありましたか?
オーディションを受けても全然受からない時期があって、そのときは大変だなと思いました。
当時、悩みを打ち明けられる相手はいたのでしょうか?
養成所の同期に相談していましたね。高柳知葉や堀江瞬、津田拓也の3人は、同期で年齢も同い年くらい。朝から晩までLINEしたり、誰かの家に集まって遊ぶこともありました。いまだにグループLINEが動いているくらい仲良しです。
同期の存在が大きかったんですね。
あと、悠木さんにはいろいろお話しましたね。『僕だけがいない街』で自分がオーディションで受けた役(ヒロミ)が初めていただけて。満島真之介さん、土屋太鳳さん、高山みなみさん、そして悠木さんと共演したのですが、アフレコ後に何度もみんなで飲みに行きました。

そこで悠木さんと仲良くなって、お話させてもらうようになってから、お芝居について考え方が変わりました。
悠木さんからいただいた印象的なアドバイスがあれば教えてください。
「キャラクターの体の大きさ、どんな生き方をしてきたかまで考えて演じている」と。私はそこまで考えてお芝居をしていなかったので、そこから意識するようになりました。今でも大切にしています。
今ではさまざまな作品でメインキャラクターの声を務めて、「ビッグになる」という目標も達成しつつあると思います。ご家族は喜んでくれていますか?
お父さんはアニメ好きなので、かなり喜んでます! 私が出演するアニメはすべて見てくれています。お母さんはアニメにくわしくないから、アーティストデビューが決まったときのほうが喜んでいたかも。親戚中にCDを配ってました(笑)。

大きな驚きと少しの不安が重なったソロデビュー

2019年10月に1stシングル『Swinging Heart』でソロデビューしていますが、最初に話を聞いたとき、率直にどう思いました?
ビックリしたと同時に少し不安でした。私、カラオケに行っても全部モノマネで歌うタイプなんです。なので、キャラソンのお仕事は楽しかったんですが、「自分の歌って何だろう?」って。

「私が歌で表現したいことって何だろう? そもそも私の歌って、みんなに求められているのかな?」とすごく悩みました。ただ、「ソロデビューの話があるんだけど……」と事前に聞いていたわけじゃなくて、「ソロデビュー決定しました!」とサプライズで言われたので、悩んでる暇はなかった(笑)。「もうやるしかない」と腹をくくりました!

今もまだ「これ!」という歌い方は定まっていませんが……、難しく考えすぎず、素直に出た声で歌おうと思っています。その中で自分の歌い方が見つかればいいな。
ソロデビューが決まったとき、誰かに報告されました?
同じレーベルの三森すずこさんや下野紘さんに「レーベルメイトになります!」と報告しました。「よろしくね〜!」と言っていただけて嬉しかったです。
アーティストで活躍されている声優さんも多くいますが、ソロデビューの不安を相談することはありましたか?
『Swinging Heart』のMVを撮影する時期に、宮野真守さんとアニメのアフレコ現場でご一緒する機会があって。MVでは歌っているときに自由に動きを入れることになっていたので、「どうしたら宮野さんみたいにアーティストっぽく動けるようになりますか?」と相談しました。
歌ではなく、動きについて相談したんですね。
動くのがどうも苦手で……。何年もダンスする作品に出ていたにも関わらず、いまだに苦手です。振付があるならまだしも、「自由に動いて」と言われるとなおさら難しくて。
宮野さんはどんなアドバイスを?
「持って生まれたセンスかな」と。
(笑)。
もちろん冗談ですよ(笑)。そのあと、「裏拍でリズムを取るとカッコよく見えるよ」「最初はいろいろ振付を考えて、ある程度決まったら振りを覚えて練習してみたらいいんじゃないかな」とアドバイスしてくださいました。

「作品に寄り添った曲がいい」スタッフに直談判

鬼頭さんから「こういう楽曲を歌ってみたい!」とリクエストすることもありますか?
あります! 「ロック」「さわやか」はマストで取り入れてもらっています。ほかにも、コールや合いの手がたくさん入ってる曲をリクエストして、作っていただいたのが『Swinging Heart』のカップリング曲『Always Going My Way』です。

ストリングスやブラスバンドが入っている曲も好きなので、いつか歌いたいと伝えています。
2ndシングルの『Desire Again』はロックテイストですよね。
カッコいい曲に仕上げていただきました!『Swinging Heart』を出したとき、「次はどんな曲を歌いたいですか?」と質問されて、「もっとカッコいい曲を歌ってみたいです」と答えたのを、そのまま表現していただけて嬉しかったです。
ライブで盛り上がりそうな楽曲ですね。
生バンドで聞けたら、めちゃめちゃカッコいいんだろうなと思います!
カップリングの『Tiny Light』は、『Desire Again』とまったく雰囲気の異なるバラードですね。鬼頭さんが出演されるテレビアニメ『地縛少年花子くん』のEDテーマにもなっています。
じつは最初、『Desire Again』が『花子くん』のタイアップ曲になる予定でした。でも、私が「『花子くん』のイメージと違います。もっと作品に寄り添った曲がいいです」とプロデューサーさんに直談判しまして。そこからプロデューサーさんが原作を読み直して作ってくださった曲なんです。だから原作に寄り添った曲になっていて、とても歌いやすかったです。
鬼頭さんご自身は、原作を読んでいらっしゃったんですね。
『花子くん』は1巻が出たときに表紙買いしました。読んでみたらとてもおもしろくて、絶対アニメ化するだろうなと。だけど、「私ができそうなキャラはいないな……」と思ってました。
にも関わらず、ヒロインの八尋寧々役に抜擢されるという。
決まったときは嬉しかったですね。寧々ちゃん役でオーディションを受けてみたものの、地声とかけ離れていて。マネージャーさんも私も、「この声じゃ寧々ちゃんは厳しいよね」と。お芝居には自信があったけれど、この声で大丈夫なのかわからなかったんです。
「まさか自分が」という感じだったんですね。
はい。「受かった」とお知らせをいただいたときは、めちゃめちゃ嬉しかったです。大好きな作品で、どうしても出たかったので。
しかも、EDは鬼頭さんの楽曲がタイアップされて。
アニメ本編の最後に『Tiny Light』が流れ、ED映像に切り替わるようになっていて、曲も作品の一部になれたようで、それがまた嬉しいですね。

2019年は「飛躍の年」。2020年はさらなる高みを目指して

2〜3月には『Desire Again』のリリースイベントも予定されています。声優のイベントとリリースイベントだと、心持ちは違うのでしょうか?
声優のイベントは、ほかのキャストさんもいらっしゃるので、私以外を見に来る人も多い。でもリリイベは、みんなが私を見に来てくれているから安心できます(笑)。
自分を応援してくれる人がいるってどんな気持ちですか?
素直に嬉しいです。本当に励みになります。声優として応援していただけるのも嬉しいけど、作品やキャラクターを通して私を見ていると思っていて。アーティストとしての私を見に来てくださる人は、本当に私を好きな人たちだと思っているので。喜んでくれる人、応援してくれる人がいるから、「この人たちのために、自信を持って頑張ろう!」と思えます。
ソロデビューした昨年は、ファンのみなさんともたくさん触れ合った年でしたね。
とても充実していました。
音楽活動だけでなく、声優としても2019年はかなり活躍されていましたよね。振り返ってみていかがですか?
飛躍の年だったと思います。ひたすら楽しくて、毎日「頑張るぞー!」という気持ちで突き進んでいました。ただ、私の体力が気持ちについていけなくて、いっぱいいっぱいになったこともあるんですけど……。
とても忙しい年だったと思いますが、仕事の合間にはお休みを取ることができましたか?
私、遊ぶこと、人と会うことが好きすぎて、「ここで休まなきゃ体がキツい!」ってときでも遊びの予定を入れてしまいがちなんですよね……。寝る時間が存在しなきゃいいのにと思うくらい(笑)。
今年はさらに忙しくなると思います。どんな年にしたいですか?
声優としても、アーティストとしても、さらに飛躍していきたいです。2019年は自分の人生のピークなんじゃないかってくらい、いい経験をたくさんさせてもらいました。だからこそ、ここから落ちていきたくない(笑)。2020年は2019年以上に、もっといい年にできたらと思ってます。
では、最後に。鬼頭明里としてどんなアーティストを目指していきたいか教えてください。
みんなに憧れてもらえるような存在になりたいです。私がいろんなアーティストさんの曲を聞いてモノマネして歌うように、私もマネされたい(笑)。なので、ぜひカラオケに行って、モノマネしながら歌ってくださいね!
鬼頭明里(きとう・あかり)
10月16日生まれ。愛知県出身。B型。2014年、声優デビュー。主な出演作に、テレビアニメ『鬼滅の刃』(竈門禰豆子役)、『Re:ステージ! ドリームデイズ♪』(月坂紗由役)など。『地縛少年花子くん』(八尋寧々役)、『虚構推理』(岩永琴子役)が現在放送中。2019年10月にアーティストデビュー。

CD情報

2ndシングル『Desire Again』
2月26日リリース!

左から初回限定盤、アニメ盤、通常盤

初回限定盤[CD+BD+ブックレット]
¥2,000(税抜)
アニメ盤[CD]
¥1,300(税抜)
通常盤[CD]
¥1,300(税抜)

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、鬼頭明里さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
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受付期間
2020年2月26日(水)12:00〜3月3日(火)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/3月4日(水)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから3月4日(水)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき3月7日(土)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
  • 複数回応募されても当選確率は上がりません。
  • 賞品発送先は日本国内のみです。
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