サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ前監督が解任後に開いた記者会見について、サッカー解説者の北澤豪さん(49)が「この監督では勝てないなと思いました」とコメントした。
プライベートな面では「すごくいい人」だと思っていたというが、会見を見てそうではないと感じたようだ。
「お互い問題があったことを理解していない」
北澤さんは2018年4月29日放送の情報番組「シューイチ」(日本テレビ系)のスポーツコーナーに出演。27日に開かれた記者会見について、日本サッカー協会の理事として意見を求められると、
「いや、この監督では勝てないなと思いましたね」
と開口一番に切り捨てた。
「納得しないところはたくさんあるんでしょうけれども、ここまで暴露する監督っていうのはそういないと思うんですよね。何らかお互い問題があったからそうなったってことを理解していないっていう感じがしましたけどね」
ハリル氏が会見で一部選手との確執を示唆したことについても、今後の選手がやりづらくなるから監督としてやってはいけないこと、などとして批判した。
一方でハリル氏について、協会で会った際に自分からコミュニケーションを取ったり、人と向き合いながら話をしたりすることから「すごくいい人」だと思っていたとも明かした。しかし会見を見ると「ちょっと違う人」という印象を受けたようで、「残念」とこぼした。
通訳の涙は「仕事がなくなってしまったから」
さらに番組では、27日の会見の通訳が、これまでハリル氏の通訳を務めてきた樋渡群さんではなかったことが話題に上った。樋渡さんはハリル氏が解任後に再来日した際、言葉を詰まらせて嗚咽するなどしたことが注目を集めていたが、北澤さんはこれについて、
「通訳の人もね、仕事がなくなってしまったから大変な思いはあったのかなと」
とコメントした。
こうした発言を受け、ツイッター上では
「北澤豪に何の実績があってハリルの事を勝てない監督と言うのかね?」
「通訳が泣いたのは仕事がなくなったから?なわけねーだろ」
「ガッカリしました、結局この人も日本サッカー協会側の人間なんですね」
「サッカーも相撲みたいに協会腐ってるんだなあという印象」
といった批判的な声が相次いでいる。