ドイツ1部でピッチ際にプレーで指揮官に“豪快タックル”炸裂「これはレッドカードか!?」

 海外サッカーでプレーのもつれから、あろうことかピッチ外で戦況を見守っていた監督にスライディングをかまし、豪快に倒してしまう事態が発生した。それも、自軍の指揮官に炸裂させてしまった“悲しき珍事”の瞬間を米FOXスポーツが公式インスタグラムに動画付きで紹介。ファンから「これはレッドカードか!?」「不憫だけど、爆笑だ」などと話題を呼んでいる。

 見ているこっちがヒヤリとしてしまう、まさかの珍事を演じたのはドイツ1部フライブルクMFヤニク・ハベラーだ。

 4日(日本時間5日)のシャルケ戦、試合開始わずか1分だった。敵陣左サイドの攻防。相手のDFスタンブリがルーズボールを渡すまいと、ボールに対して飛び込んだハベラーと競り合った。しかし、勢い余って体で突き飛ばしてしまう。ハベラーは押し出されるように、倒れ込みながらピッチの外へ。その先に立つ、一人の人物がいた。フライブルクのシュトライヒ監督だった。

 コーチングエリアで戦況を見守っていた指揮官。しかし、突き飛ばされて勢いがついていたハベラーは止まることができず、シュトライヒ監督の足元から、背中からスライディングタックルする格好になった。指揮官は足をとられ、うつ伏せに転倒。そのままピッチに頬をつけ、苦悶の表情を浮かべた。大慌てで選手、ベンチのスタッフが駆け付け、監督を引き起こしていた。

 不可抗力とはいえ、選手が自軍の監督にタックルを決めてしまうという珍事に対し、実況と解説も思わず爆笑。一連の模様をFOXスポーツは「監督へ盛大なタックル」と題して動画付きで紹介し、ファンから笑いと驚きの声が入り乱れている。

ファンに入り乱れた笑いと驚き「なんてリアクション能力」「これは一発退場だな」

「なんてリアクション能力の高さなんだ」

「これはレッドカードか!?」

「不憫だけど、爆笑だ」

「試合のオープニングセレモニー?」

「これは一発退場だな」

「白熱する試合のゴングだ」

 このように反響を呼んでいたが、動画を見ると、シュトライヒ監督は怪我がなかったようだが、身の危険を感じたのか、次のプレーからベンチに腰をかけ、戦況を見守っていた。

 試合は昨季まで元日本代表DF内田篤人が所属していたシャルケが1-0で勝利。フライブルクのシュトライヒ監督にとってはダブルで痛い目に遭う結果になってしまった。