ウルシステムズは4月12日、最先端技術で新たな金融サービスを創出する専門組織として、4月1日より「FinTech推進室」を新設し、活動を開始したことを発表した。

同社はこれまで、証券のデリバティブ管理システムや発注系システム、保険の基幹業務システムなど、ミッションクリティカルな金融システムを多数手がけてきた。また、インメモリーによる超高速処理や大規模トランザクション処理、ビッグデータ分析といったIT技術も市場に導入してきた。

今回、金融システムの構築ノウハウとテクノロジーに関する知見を組み合わせ、新たな金融サービスを創造すべく、専門の推進体制を整えたとしている。

FinTech推進室は、同社内の複数のコンサルティング本部を横断した組織となっており、金融ドメインだけにとどまらず、情報通信や流通サービス、マーケティング、クラウドやIoT技術などさまざまな分野で知見を持つトップコンサルタントで構成されているという。今後、外部パートナーとも積極的に連携し、オープンイノベーションによる迅速なサービス創出を目標に掲げている。

(石原由起)