GENERATIONSのために死ねるくらいの覚悟で。リーダー・白濱亜嵐の“グループ愛”
今年、結成から8周年を迎えるGENERATIONS from EXILE TRIBEのリーダー、白濱亜嵐。
2019年は、主演映画『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』の撮影、約46万人を動員したグループ初の全国5大ドームツアーに紅白初出場など、個人としてもグループとしても、大きなチャレンジが続いた年だった。
リーダーとして心がけていることを尋ねると、「グループのために死ねるくらいの覚悟を持って行動すること」と答える。さらに、「それぞれがGENEを離れる日が来ても、支え合える関係性を作っていきたい」など、“メンバー愛”にあふれる言葉が次々と飛び出した。
メンバーの活躍を心から喜ぶ一方で、「僕がもっと活躍して、グループの顔にならないと」と責任感もにじませる。その表情から、快進撃を続ける7人組のリーダーとしての、揺るぎない向上心と矜持が見えた。
ドームツアーに紅白出場。10年前に目指した場所にいる
- 昨年は紅白にも初出場し、大活躍の1年でした。白濱さんは2010年に劇団EXILEに加入され、今年で活動10周年を迎えられますが、10年前に現在のご活躍を想像していましたか?
- 目指したところにはいますね。
中学3年生のときに「EXILEになりたい!」と思ってダンスを始めたのがきっかけだったのですが、今はEXILEに加入できていますし、「ドームツアーができるようなアーティストになりたい!」という夢も、GENERATIONSで叶えることができました。もちろん紅白出場も。 - この10年間で成長したな、と感じるところは?
- ここ2、3年で、この先どうありたいかをすごく考えるようになりました。別に芸能界にこだわっているわけではないんですけど、どうすればずっと必要とされる人間になれるのかなって。
- その答えは出ましたか?
- はっきりした答えは出ていないんですけど、何ごとも損得で捉えずに、一つひとつの仕事に対して全力で向き合うことが大事なのかなって感じています。僕の周りで成功している同世代は、素直な人が多い気がするので。
GENERATIONSで活動してきて、挫折しそうになったこともありました。でも、何よりパフォーマンスをするのが好きだし、なんとかメンバーと支え合いながらここまで来れたなと思います。
- 白濱さんがGENERATIONSのリーダーとして心がけていることがあれば教えてください。
- グループのために死ねるくらいの覚悟を持って行動することかな。僕たちはグループなので、ひとりに何かがあったときは、メンバー全員の責任になりますし。
それと、僕が常にメンバーの思いとか考えを理解して、スタッフさんに共有していくべきだと感じていて。リーダーとしてまだまだ足りないところは多いと思いますが、メンバーの現状をこまめに伝えることは意識してやっています。 - メンバーそれぞれが活躍の幅を広げていますが、ライバル意識を抱くこともあるのでしょうか?
- ライバル意識というよりも、喜んで見ていますね。メンバーが活躍することでグループも活性化しますし、そういう意味では活躍しているメンバーに対して感謝の気持ちが強いです。僕はグループに何が返せるだろうって考えるきっかけにもなりますし。
僕がもっと率先して外で活躍して、グループの顔にならないといけないなって感じています。 - 中務(裕太)さんと小森(隼)さんも、『HiGH&LOW THE WORST』のインタビューで、自分たちの活動をグループに還元したいというお話をされていました。白濱さんの気持ちが伝わっているんだと思います。
- たぶん何も考えてないと思いますけど、あのふたりは(笑)。
ただ、GENERATIONSのメンバーとは、将来的にバラバラの道を進むことになったとしても、いつまでも一緒に支え合っていけるような間柄を作りたいですね。
ゴリラ、バッタ、プランクトン…メンバーを動物にたとえたら
- 突然ですが、リーダーである白濱さんから見て、メンバーのみなさんを動物にたとえるなら?
- (関口)メンディーくんは、ゴリラ! 理由は体が大きいから。で、(数原)龍友くんもゴリラ(笑)。
- ゴリラが2匹もいるんですね(笑)。
- それか、メンディーくんは熊っぽいかも。強いけど、愛されキャラでもあるので。
(片寄)涼太は…なんだろう。やっぱり優しいですし、ものごとを客観的に捉えて、率先してグループのことを考えてくれているところもある…。でも、周りをグイグイ引っ張っていくタイプでもあるから、意外と肉食獣っぽいところもあるんじゃないかなって思うんですよ。
だからパンダの皮を被ったライオンで! - “ロールキャベツ男子”的な?
- そうです! そうです!
隼はよく自分をミニブタって言ってるんですよね。小さいときにポッチャリしていたらしく、それをいじられることが多いので。
あと、裕太くんはバッタですね(笑)。 - 昆虫ですか!?
- 謎めいているので、僕の中で彼のイメージは宇宙人なんですよ。昆虫が人間のサイズになったら、宇宙人みたいに見えると思いませんか?(笑)しかも、裕太くんはダンスもキレキレで足の動きも速いんです。だから、バッタで。
- なるほど(笑)。佐野(玲於)さんは?
- 玲於はグループのコアになるメンバーなので、見た目は可愛らしいけど、中身は強い動物が似合うかな。プランクトンとか?(笑)
- プランクトンが強い動物…?
- すべての生きものってプランクトンに生かされているじゃないですか。プランクトンが地球の生命体を支えているみたいに、玲於はGENERATIONSを支えている存在だと思うので。いなかったらみんなダメになっちゃう、みたいな。
- 佐野さんはグループのエネルギーの源なんですね。白濱さんご自身はいかがですか?
- 僕はよく鳥って言われますね。鼻が高いから。
- (笑)。しかし、いろいろな動物が揃いましたね。
- バッタとかね(笑)。
本気で体作りをしたら、GENEメンバーの誰にも負けない
- そんな個性的なGENERATIONSのメンバーに、白濱さんがこれだけは負けないと思うものはありますか?
- うーん、体作りですかね?
最近はいろんな役をやってみたいので絞っているんですけど、本気で体作りをしたら負けないんじゃないかなって自信があります。バランスよく筋肉をつけるのも得意なので、筋トレに対しての知識も負けません。 - トレーニングを本格的に始めたのはいつ頃だったんですか?
- 2年前くらいですね。
ふと、本気で筋トレしたらどれくらい筋肉をつけられるんだろうって疑問に思って。ジムに通い始めたら自分よりもゴツい人がたくさんいて、「こうなるにはどうしたらいいんだ?」っていう疑問からまた研究して、ハマっていきました。
めっちゃ専門的な話になっちゃうんですが、筋トレをするとテストステロンっていう男性ホルモンが活発に出て、メンタル面も鍛えられるんですよ。実際にトレーニング期間中は朝起きるのも早くなりますし、ポジティブ思考になるし、自分でもギラギラしている感じがあります。
- 映画『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』の中でも、白濱さん演じる貴族のドリーがトレーニングをするビューティーカットが満載でしたね。
- フェンシングの練習をしているシーンがあるんですけど、あのときの体が自分史上最高だったので、ぜひ注目していただければ嬉しいです(笑)。
メンバーとのお芝居はいつになっても恥ずかしい(笑)
- 映画『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』では、ドリーが率いる貴族たちと、片寄涼太さん演じる朱雀 奏を筆頭とした王子たちとの対決が描かれます。
- まず、「貴族って何?」って思いましたね。
じつは前作『PRINCE OF LEGEND』のときから、次回作は僕をメインにした物語にしたいとプロデューサーさんに言われていて、僕はてっきり王子役で出演すると思っていたんですよ。そうしたら貴族って言われて、「貴族って急になれるものなのかな?」って疑問だったんですけど…なれてしまうんですよね、この世界では(笑)。
やっぱりあり得ないことをするからこそ、お芝居って面白いんだなって改めて思いました。 - 貴族を演じるにあたって、具体的にイメージされた方はいらっしゃいますか?
- 脚本を読みながら、ホストのローランドさんをモデルにしているなと思ったので、脚本家の方に確認したら、「そうだよ」とおっしゃっていて。
- 実際にお会いしたことはないんですが、ローランドさんの著書を読ませていただきました。テレビとかで拝見していてもすごく面白い方で、頭の回転もめちゃくちゃ早いし、リスペクトしています。
- 発言が“ローランド語録”とも言われ話題を集めていますね。語録の中で気に入った言葉はありますか?
- 「世の中には2種類の男しかいない。俺か、俺以外か」ですかね。衝撃というか、そんな考え方があったんだ!って驚きました。ローランドさんの言葉には嘘を感じないし、いつ拝見してもプロ意識がスゴいなって思います。
- いつかお会いできたらいいですね。今作の共演者の中で刺激を受けた方はいらっしゃいましたか?
- 僕は現場で、廣瀬(智紀/ミッシェル役)くんのお芝居を毎回楽しみにしていました。ミッシェルはステッキを持っているんですが、急に振り回したり、キャラクターが豹変するという特徴があって(笑)。そのスイッチが入ったときの廣瀬くんが面白すぎて、笑いそうになるので危ないんですよね! 今作で彼の大ファンになりました。
- GENERATIONSのメンバーも出演されていましたが、みなさんの演技を見てどのように思いましたか?
- 涼太とは何回か一緒になるシーンがありました。ドラマや映画での経験を積んで成長したのを感じて、僕も負けていられないなって思いました。
でも、グループのメンバーとのお芝居は、いつになっても恥ずかしいっていうのが本音です(笑)。メンディーくんと玲於とは一緒に撮影するシーンがほとんどありませんでしたが、想像しただけで笑っちゃうので、共演NG出しときます(笑)。 - 撮影現場は盛り上がっていたようですね。
- 現場の盛り上げ役は、勝矢(ジュリアン役)さんでした。ひとりだけ年の離れた貴族だったんですけど、いちばん騒いでました(笑)。
僕も共演者の方と積極的にコミュニケーションを取ろうと心がけていましたが、勝矢さんのおかげで撮影をやり遂げられたと言っても過言ではないくらい、場を明るくしてくださって。本当にありがたかったです。
EXILE HIROからもらった言葉に愛を感じた
- 作中には多種多様な魅力を備えたキャラクターが登場しますが、白濱さんがこれまで出会った人々の中で、憧れの存在を挙げるなら?
- やっぱりHIROさんは、ひとりの男性としてもカッコいいし、僕たちのプロデューサーとしてもカリスマ性があって、憧れます。
このあいだも、ライブの打ち上げでHIROさんとお話させていただいたんですけど、僕の20年後、30年後の姿を考えてくださっていて。事務所に所属しているメンバーがたくさんいる中で、僕の20年後のプランまで考えてくださっているんだと思って、めちゃくちゃ愛を感じました。
これだけ一人ひとりのことを本気で考えている人ってなかなかいないし、僕もHIROさんみたいに、人のために生きていけるような人になりたいです。
- HIROさんとはどんな未来をお話されたのでしょう?
- 僕は作曲をしていますが、HIROさんから「自分のための曲を作るのはもちろんだけど、もっと広い視野を持って曲作りをしてみたら?」と言われて。たとえば、同じ事務所のアーティストに楽曲提供をするとか。
僕にとってもいい経験だし、いい曲ができればお互いにありがたいことなので、いずれそういったことができるように頑張ろうと思いました。 - 曲作りをする際は、どんなふうに作られているのですか?
- あえてテーマを先に決めて妄想で作ることもあれば、実体験からイメージして作ることもありますね。気持ちが葛藤しているときは強めの曲ができたり、面白いです。
- 作曲家としてのご活躍にも期待してます!
- ありがとうございます。今年はいろんな曲作りに挑戦していけたらなと思います!
- 白濱亜嵐(しらはま・あらん)
- 1993年8月4日生まれ。愛媛県出身。A型。2012年、GENERATIONS from EXILE TRIBEとしてメジャーデビュー。2014年1月よりリーダーを務め、同年4月にはEXILEに加入した。2019年にはGENERATIONSとして初の5大ドームツアー「GENERATIONS LIVE TOUR 2019 "少年クロニクル"」を実施、同年末の『第70回NHK紅白歌合戦』にも初出場を果たした。俳優としても活躍し、主なドラマ出演作は『ろくでなしBLUES』(日本テレビ系)、『GTO』(関西テレビ系)、『小説王』(フジテレビ系)など。映画では『セブンデイズ リポート』、『ひるなかの流星』などに出演。2020年の公開待機作には、『10万分の1』や『コンフィデンスマンJP プリンセス編』などがある。
映画情報
- 映画『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』
- 3月13日(金)ロードショー
- http://prince-of-legend.jp/
夜の世界の中心・ナイトリングのNo.1ホストクラブ「クラブ・テキサス」の代表となった安藤シンタロウ(白濱亜嵐)は、自らの名を「ドリー」と改め、“貴族”としてこの世に生きる弱者を守り、すべての人が笑って暮らせる高貴な世界を作ることを決意する。
そんな彼は、あるきっかけで聖ブリリアント学園の存在を知ることとなる。
今や伝説の王子の“聖地”として、聖ブリリアント学園には転入者が殺到、「三代目伝説の王子」となった朱雀 奏(片寄涼太)は世界中を廻り、王子道を邁進していた。
貴族と王子、果たしてどちらが正義なのか―。ともに頂点を極める両者が出会ったとき、戦いの幕はすでに切って落とされていた……。
今、美しく尊い男たちが“伝説”の座を巡り、史上空前のバトルを繰り広げる!
©2020「PRINCE OF LEGEND」製作委員会
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- 応募方法
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— ライブドアニュース (@livedoornews) March 9, 2020
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- 2020年3月9日(月)12:00〜3月15日(日)12:00
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- 当選者発表日/3月16日(月)
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- 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから3月16日(月)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき3月19日(木)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
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