後輩たちを不安にさせたくないから。今泉佑唯、前例のない道を歩む覚悟

2018年11月、多くのファンに惜しまれながらも欅坂46を卒業した今泉佑唯。2019年1月からは事務所を移籍し、女優としての活動をスタートさせた。

10月からは、卒業後初のレギュラー出演となるドラマ『ミリオンジョー』(テレビ東京ほか)で、思い込みが激しく、狂気的な一面を持つ新人漫画家・森秋麻衣を演じる。「ずっとやってみたかった」という念願の“サイコパス的”な役柄への挑戦だ。

女優として歩みはじめ、はや10ヶ月。卒業後にはじめたTwitterは「ファンの方とのやり取りがすごく楽しい」と、溢れんばかりの笑顔で口にする一方、「今でも、グループに所属していたという責任感みたいなものはあります」と語る。

新しい環境で一歩ずつ進む彼女の、覚悟を宿した瞳が印象的だった。

撮影/川野結李歌 取材・文/矢崎杏奈

グループに所属していたという責任感は、今もある

欅坂46を卒業された後、ドラマ・舞台・ラジオとさまざまな経験をされていると思いますが、この1年を振り返っていかがですか?
ありがたいことに、本当にいろんなお仕事をさせていただいたので、2〜3年は経ったんじゃないかというくらい、すごく濃い時間でした。
最初と比べて「ここが成長したな」と感じることはありますか?
こういうインタビューでけっこう話せるようになってきました! 最初は緊張してしまって、質問されても悩むことが多かったですけど、今はすぐに答えられるようになってきたかな。

以前は「これを聞かれたら、こう答えよう」と、あらかじめ準備してから話していたんです。だから、どの雑誌を読んでも似たようなことを言っていたのですが、今はその場で考える能力がちょっとつきました。だから、取材で自分のことを話すのが楽しくなってきて。
では、新たに気づいたご自身の強みはありますか?
人見知りすると思われがちですが、はじめましての方でも躊躇なく話せることが強みだと思っています。やっぱり、現場は楽しい場所であってほしいので、自分から話しかけに行くこともあります。
欅坂46を最初に卒業されたことへの不安やプレッシャーはありましたか?
プレッシャーは、今でもすごくあります。

最初に卒業したので、自分がつまずくわけにはいかないというプレッシャーがあって。それに、グループに所属していたという責任感もあるので、発言や行動も気をつけないといけないなって思っています。

今までカッコいい姿を見せられなかったから、卒業してからもちゃんとできている、成功してるんだぞ、という姿を見せて、みんなが今後、卒業するときに不安にならないための道筋を作っていきたいです。
これだけ活躍されているから、後輩のみなさんも今泉さんを尊敬していると思います。
そうですかね…。そういう話は聞かないです(笑)。でも、グループに所属していたときのマネージャーさんは「(出演作品を)見てるよ」とか「がんばってるね」と言ってくれるので、「卒業してからも気にかけてくださってるんだな」ってうれしくなりました。

誕生日のメッセージに感動。みんなにたくさん恩返しがしたい

卒業後にはTwitterもはじめられました。ファンの方との距離もより近くなったのでは?
今まではSNSをやっていなかったので、ファンの方から言葉をもらう機会が握手会しかなくて。しかも、握手会ってすぐ終わっちゃうじゃないですか。でも、SNSをはじめてから、コメントを返せるようになったし、「きょうは、こんなことをしました」というちょっとした報告もできるようになったから、会話をしているみたいですごく楽しいです。
Twitterをやっていて、いちばん楽しさを感じる瞬間は?
やっぱり、コメントを返しているときがすごく楽しいです(笑)。
積極的にリプライをされていますよね。
好きなんです。それに、ファンの方はきっと、「今、何しているのかな?」って気になると思うんです。だからちょっとしたことでも載せるよう心がけていて。「みんなは何をしていたの?」と聞くこともあります。
SNSに投稿する際に気をつけていることはありますか?
背景にはけっこう気をつかっています。後ろは綺麗なほうがいいと思っているので、部屋が汚いところは絶対に見せないようにしよう、とか(笑)。あとは、似た写真が続かないようにしたり、いろんな自分を見せられるようにしたりと工夫しています。
Twitter以外でも、ファンの方の存在を感じる機会は増えましたか?
このあいだ、「Rakuten GirlsAward 2019 AUTUMN/WINTER」に出演させていただいたのですが、卒業してから大きいステージに立つのははじめてで、「私のことを知っている人はいないかも」と不安だったんです。

でも、“ずーみん”って書いてあるうちわや、手作りのタオルを持っている人がいて。その姿を見たとき、本当にファンの方の大きさを感じて…その日は感動しちゃってあんまりしゃべれなかったですもん。

今までもファンの方の存在は感じていましたが、ここまで強く感じることはなかったから、「こんな私を応援してくれるみんなのことが大好きだな」って改めて思いました。
先日、21歳のお誕生日を迎えられましたが(取材日は10月上旬)、その際もメッセージをたくさんもらいましたか?
すごく届きました。画像を作ってくださる方や、動画を送ってくださる方もいて、ものすごい感動しちゃって。この1年は、みんなにいっぱい幸せを届けて、たくさん恩返しがしたいです。

ファンの方が思う私のイメージを、いい意味で裏切れる役

10月9日から放送しているドラマ『ミリオンジョー』。大ヒット漫画『ミリオンジョー』を手がける漫画家・真加田恒夫(演/三浦誠己)が急死したことから展開していく物語ですが、出演が決まったときはどんなお気持ちでしたか?
卒業してからはじめてのレギュラー出演だったので、信じられない気持ちでした。最初マネージャーさんから聞いたときも「どうせ私を喜ばせるための嘘でしょ?」って思ってたくらい(笑)。

それに、本格的にお芝居をはじめてからまだ時間が経っていないので、プレッシャーもありました。自分が足を引っ張ってしまうんじゃないかという不安もすごく大きかったです。
欅坂46時代にもドラマに出演されていましたが、当時と比べ、作品への向き合い方も異なりますか?
グループに所属していたときは、お芝居のことはまったくわかりませんでした。話の流れを理解できていない部分もあったし、セリフの言い回しを考える余裕もなくて。だから、台本に書かれたセリフを言うだけだったんですけど、今はいろんな方向から考えられるようになったので、少しずつ、試せる部分も増えてきました。
今泉さん演じる森秋麻衣は、真加田と結婚するために漫画家になったという、クセの強い役どころ。少々“サイコパス的”な面もあるということですが…。
私、サイコパスっぽい役をずっとやってみたいと思っていて。前から「ぶりっ子な役とサイコパスな役をやってみたい」と言っていたんですけど、森秋はぶりっ子な部分もあるので、1回でふたつも叶えることができました。
何がきっかけで「サイコパス役をやりたい」と思うようになったのでしょうか?
映画『悪の教典』の伊藤英明さんがすごく怖くて、「こういうお芝居をやってみたい」と思うようになったんです。
実際に演じていかがでしたか?
(小声で)楽しかったです!
(笑)。
ぶっちゃけ……楽しかった! 殴ったり、道具を持って襲いかかるシーンもあるのですが、普段、人を殴ったり蹴ったりすることはないぶん、役では思いっきりできるじゃないですか。そこにやりがいを感じました。

それに、ファンの方から見た私って、「いつも笑ってる」とか「ふざけてる」というイメージだと思うんです。そのイメージをいい意味で裏切れるかなとも思っているので、楽しみです。

“好き”な気持ちはあまり出さない。相手から告白してもらう

原作はご存知でしたか?
知らなかったです。今まで漫画自体を読んだことがなかったのですが、今回、はじめてちゃんと読みました。最初はコマの順番もわからなくて(笑)、「あれ、読む順番を間違えたかな?」と行ったり来たりしながら読み終えました。
原作を読んでみていかがでしたか?
「人間ってこういう表情するの?」って思ったほど、表情の描き方がスゴいなと。「私、こういう顔もやるのかな?」と不安になった部分もありながら、「ここまで振り切りたいな」という気持ちもありました。
クセの強い役どころですが、共感できる部分もありますか?
あります! 私、西野カナさんがすごく好きなんです。話し出したら止まらないくらい。森秋も(好きなものについて)勢いのままに語るので、そこは似ていると思いました。
麻衣は、“真加田さんが大好きすぎる”役ですが、今泉さん自身は、好きな人ができるとどうなるのでしょうか?
「好き」という気持ちは、あまり前面に出さないかも。それとなく気のある雰囲気を出して、告白してもらう……引き寄せの法則みたいな(笑)。
現場の雰囲気はいかがですか?
重いシーンの撮影では、萩原(聖人)さんが率先して「ここはこうしたほうが、作品のよさが出るからやってみよう」と言ってくださることがありました。楽しいシーンでは、みんなでわいわいして、つねに笑いが絶えない現場でしたね。
萩原さんや、Kis-My-Ft2の北山宏光さんなど、共演者は年上の男性が多いですが、今泉さんから話しかけに行くことも?
そうですね。最初は緊張していたのですが、みなさんがウェルカムな雰囲気を出してくださっていたので、そのおかげで私から話せるようになって。撮影が早く終わった日は、スタッフさんも含めてみんなで一緒にご飯を食べに行くこともありました。

免許を取ったら、軽井沢にフレンチトーストを食べに行きたい

今後目指す女優像や「こうなりたい」という目標はありますか?
いろんな役を演じられるようになりたいです。いつか「今泉みたいなお芝居がしたい」とか「今泉みたいな存在になりたい」と言ってくださる方が出てきたらうれしいなって…(笑)。

あとは、同世代に橋本環奈さんがいるので、橋本さんのような女優さんになりたいです。
橋本さんのどういったところを尊敬しているのでしょうか?
振り切っていらっしゃるところですね。同世代として、女性として尊敬しています。
そういう意味では、今作の役もその第一歩につながりますよね。
はい。自分にとってすごく大きな一歩になります。
今回、念願の役を演じたことで、新たに挑戦したい役も出てきましたか?
男子役をやってみたいです! 性別を変えたい(笑)。もしくは『花ざかりの君たちへ』のように、男装した役をやってみたいですね。
では、今泉さんがお仕事をするなかで、いちばん大事にされていることは何でしょうか?
がんばって爪痕を残したい気持ちもありますが、まずは作品で関わったスタッフさんとまたご一緒できるように、その先につながるようにしたいなと思っています。手を抜かずに、ひとつずつ挑戦していきたいです。
最後に、プライベートで挑戦したいことを教えてください。
免許を取りたいです。ドライブに行きたくて。
免許を取ったら、どこに行きたいですか?
軽井沢に行って、フレンチトーストを食べたい!(笑)軽井沢に、フレンチトーストがすごくおいしいお店があるんですよ。1回だけ家族で行ったことがあるけど、気軽に行ける距離じゃないですよね。誰かを誘うこともできないから、自分で食べに行きたいんです。
おひとりで?
はい。自分で運転してひとりで食べて、ひとりで帰る(笑)。
免許を取ったら、ぜひTwitterで報告してください(笑)。
もちろんです! 取れなかった場合も「落ちました」とちゃんと報告しますので、待っていてください!
今泉佑唯(いまいずみ・ゆい)
1998年9月30日、神奈川県生まれ。O型。2018年に欅坂46を卒業。2019年1月、事務所を移籍し、3月には舞台『熱海殺人事件 LAST GENERATION 46』に出演。5月からは、『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ)の木曜日レギュラーを担当。2020年には、映画『転がるビー玉』、『酔うと化け物になる父がつらい』の公開も控える。現在、ドラマ『ミリオンジョー』(テレビ東京ほか)、『左利きのエレン』(MBS/TBS)に出演中。女性ファッション誌『ar』(主婦と生活社)のレギュラーモデルもつとめる。

作品情報

ドラマ『ミリオンジョー』
毎週水曜深夜1:35〜2:05 テレビ東京 ほかにて放送
https://www.tv-tokyo.co.jp/millionjoe/
Ⓒ「ミリオンジョー」製作委員会

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、今泉佑唯さんのサイン入りポラを抽選で1名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
受付期間
2019年11月1日(金)12:00〜11月7日(木)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/11月8日(金)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから11月8日(金)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき11月11日(月)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
  • 複数回応募されても当選確率は上がりません。
  • 賞品発送先は日本国内のみです。
  • 応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
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  • 賞品の指定はできません。
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