適度な距離感。マイペースな似た者同士。白井悠介×梅原裕一郎の変わらない信頼関係

80年代から愛される人気キャラクター『タマ&フレンズ 〜うちのタマ知りませんか?〜』が、なんと擬人化アニメになって、2020年1月からTV放送される。ライブドアニュースでは、主人公・岡本タマ役の斉藤壮馬に続いて、やんちゃな木曽トラを演じる白井悠介と、熱血タイプな三河クロを演じる梅原裕一郎にインタビュー。

数年違いで声優デビューし、同時期にブレイクしたふたりは、共演も多く遠慮のない間柄で、お互いに「安心感がある」と口をそろえる。猫好きとしても知られるふたりに、猫トークからアフレコ現場のエピソード、出会った頃の第一印象まで、たっぷり語ってもらった。

撮影/川野結李歌 取材・文/佐久間裕子 制作/アンファン
ヘアメイク/杉本陽子【白井】、矢崎麻衣【梅原】
▲左から白井悠介、梅原裕一郎

ふたりとも、金魚すくいでとった金魚を飼っていました

おふたりが共演しているTVアニメ『うちタマ?! 〜うちのタマ知りませんか?〜』は猫が主人公ということで、今回は猫のもみじちゃんと一緒に撮影しました。まず感想から聞かせてください。
梅原 三毛猫、かわいかったですねー。スタイル良かったですね。
白井 さすがモデル猫でしたね。
カメラ目線もバッチリでした。
梅原 何度か猫ちゃんと撮影したことはありますが、そのなかでも大人しいというか、撮影しやすい猫ちゃんでした。
白井 僕は月に一度、猫カフェで番組(『ねころび男子』)をやってるんですが、もみじちゃんはとくに人懐っこい猫でしたね。
『うちタマ?!』には犬も登場しますが、猫や犬を飼ったことはありますか?
梅原 自分で飼ったことはないですね。
白井 僕もないです。うちは3人兄弟で、にぎやかな家だったので、犬や猫みたいなペットが欲しいと考えたことはなかったですね。
犬、猫以外の動物を飼った経験は?
白井 実家にいたときから飼ったことがなくて。子どもの頃、昆虫採集に行ってカブトムシの幼虫を飼ったくらい。

あとは金魚。兄が縁日の金魚すくいで持って帰ってきて、ミントって名前でした。そんなに長生きしなくて、子どもながらに悲しかったですね。みんなでお墓を作って、そこに埋めたのも覚えています。今でも金魚鉢の形まで思い出せるくらいです。
梅原 僕は数年前に金魚を飼いました。金魚すくいで持ち帰った金魚が翌日に死んでしまって、悲しかったので、ちゃんと飼ってみようと2匹買って育てていました。水槽とスターターキットを用意して、でも半年くらいで死んじゃって…。やっぱり悲しかったですね。
では、犬と猫ならどちらがお好きですか?
梅原 断然、猫です。
白井 もとから?
梅原 うん、もとから。
断然、猫派の理由は?
梅原 昔、祖母の家に猫がいたので、その環境からですね。犬に触れる機会はあまりなくて、自然とそうなりました。
猫のどんなところが好きですか?
梅原 自立しているというか、散歩も行かなくていいし、放っておいても大丈夫なところ。気まぐれなところもかわいい。むしろ人間から猫に寄っていって、相手にしてもらっているような感覚になれるのが好きですね。
白井さんは?
白井 僕はもともとは犬派かな?と思っていました。でも猫カフェで番組をやらせていただくようになってから、コロっと猫派になりました。

犬は「構って構って! 散歩行こう!」みたいなところがあって、それがかわいいんですけど、猫ってなかなか自分から来ないですよね。適度に放っておけるというか。その距離感が接しやすいなと。

“猫系男子”で束縛が苦手。気まぐれなところも共通項

『うちタマ?!』の主人公タマは男の子ですが、いわゆる“猫系男子”におふたりはあてはまりますか? たとえば「束縛が嫌い」、「ツンデレ」、「気まぐれ」、「人見知り」などが猫系男子の特徴のようなんですが。
白井 僕はまさにそうです。ツンデレ以外はあてはまります。
梅原 ツンデレじゃないんですか?
白井 デレデレ…って、それもおかしいな(笑)。ツンでもなく、デレでもないです。つまり普通!

でも束縛はイヤですね。人から何か言われたり、縛られるのはイヤです。そして人見知りですし、気まぐれというか気分屋です。そこは猫っぽいのかなと。
梅原 僕も束縛は苦手ですね。ツンデレかどうかはわからないけど…。
白井 いや。ツンデレだね。
梅原 ツンデレですか?(笑)
白井 ツンデレだよ。
梅原 そうか。じゃあツンデレです(笑)。あと、人見知りで気まぐれもたしかにそうですね。そう思うと猫系なのかな。逆に犬系男子ってどんなのでしょうね?
白井 人懐っこいとかじゃない? 誰にでもしっぽを振るみたいな。
梅原 ああ、そういうことか。じゃあ違いますね。猫です。
案外、おふたりは性格が似ているのかもしれませんね。
梅原 そうですね。一緒にいても無駄な会話がないんです。どちらも基本的に静かです。
白井 楽屋にいるときはそうだね。でも梅ちゃん、わざとゴム飛ばしてくるけどね(笑)。
梅原 ゴムは飛ばしますけど(笑)。
白井 人のカバンの中にゴミとか入れたりするけどね(笑)。
梅原 そんなことありましたね(笑)。
梅原さんは急にそういういたずらをしたくなるんですか?
梅原 理由はちゃんとあって、白井さんの楽屋が…。
白井 え、オレの楽屋?
梅原 楽屋の机の上に自分の持ちものをズラーッと広げるから。だから、それをしまってるんです。
白井 片づけてくれてるの!? なるほど。そんな理由があったんだ!(笑)
梅原 そう。片づけてるんです。
白井 でも、ゴミも一緒に入れるでしょう?(笑)
梅原 ゴミも入れますけど(笑)。
では、『うちタマ?!』キャストのなかに“犬系男子”はいますか?
梅原 完全に内田雄馬くん(河原ベー役)じゃないですか?
白井 そうだね、猫の役だけどね。
梅原 (小野)賢章さん(山田ポチ役)もそうじゃないですかね。人懐っこいというか、社交的ですから。
白井 前野(智昭)さん(倉持ブル役)は犬ってイメージはないよね。
梅原 うん、犬じゃないですね。でも猫って感じもしないですね。
白井 羽多野(渉/野田ゴン役)さんはどちらかというと犬かな。
梅原 たしかに、犬っぽいね。
白井 誰にでも明るく接してくれるところとか。梶(裕貴/ノラ役)さんはどうだろう。
梅原 梶さんは猫ではないかもしれない。
白井 でも犬でもないよね。(斉藤)壮馬くんは、犬に見せかけた猫、みたいな感じかな? 人懐っこいは人懐っこいんだけど、猫の一面も持っていそうな感じ。犬寄りの猫!
梅原 なんだそれ(笑)。
白井 なんだろう(笑)。

「オレはかわいい!」「かわいいは作れる!」現場で奮闘中

『うちタマ?!』に出演が決まったとき、どう思われましたか?
白井 子どもの頃からなじみのある作品だったので、最初は不思議な感じがしました。「小さい頃観ていたあの作品に自分が出られるんだ」って喜びもありましたね。そしてキャストの顔ぶれを知って、これは楽しい現場になるんじゃないかと思いました。
梅原 まずどういう物語になるのか、どういう感じで擬人化したキャラクターがしゃべるのか気になりました。そして、原作とはまた違ったテイストになるのか、原作の雰囲気を踏襲したレトロでほんわかした雰囲気になるのか、どちらなんだろうって。
実際に収録が始まってみて、いかがですか?
梅原 演出として、“擬人化した姿”と“猫と犬のままの姿”が交互に現れるんです。最初にリハVTRを観て、そこにいちばん驚きました。急に猫のシーンになったと思ったら、次は人間になったり。TVで初めて観る方にその演出がどう伝わるのか気になりますし、おもしろいと思いました。
擬人化したときと、猫や犬のままの姿とで、お芝居は変わるんでしょうか?
白井 動物の姿のときは、人間の言葉はしゃべれないんです。
梅原 鳴き声だけで表現しています。
普通に人を演じるときと違いはあるんですか?
白井 人間の姿をしているとはいえ、もとは動物なので、猫として演じています。
梅原 そう。犬と猫たちの会話なので、裏表なく、ストレートに言葉を交わしていますね。だから観ている方々には、わりとそのままの意味で受け取ってもらえればいいのかなと。唯一、梶さんが演じていらっしゃるノラだけ毛色が違うんですけど(笑)。
白井 そうなんだよね(笑)。
何やら過去もありそうですね。
梅原 そこ、気になりますよね。ほかのキャラクターの会話は単純明快です。なので、疲れたときにボーッと観ていただいても楽しめる作品じゃないかと思います。
白井 そうですね。コメディタッチのシーンも多いですし、彼らの日常をながめてほっこりできるような。スタッフさんも、仕事で疲れて帰ってきた人が癒やされるようなアニメにしたいとおっしゃっていました。
収録が始まって間もないということですが、現場の雰囲気はいかがですか?
白井 すごく楽しいです。
梅原 共演したことがある方が多いですからね。
白井 うん。先輩方もみなさん、優しくて楽しい方ばかりなので、リラックスしてできるというか。テストの段階でみんなで笑ったりして。
それはお芝居によって?
白井 はい。前野さんが演じるブルのキャラクターがおもしろいんですよね(笑)。
梅原 ギャグキャラですもんね(笑)。
白井 ブルドッグで、すごく威勢が良いんですね。だから前野さんも思いきり楽しんで演じていらっしゃるのが伝わってくるんです。
梅原 若干…中二病みたいなキャラクターなんですよね。
白井 そう、ちょっと自分に酔ってるような。
梅原 見た目が恐いから敬遠されがちなんですけど、中身がかわいいというか。いや、かわいくはないんだけど…(笑)。
白井 イキがったところはあるけど、みんなと仲良くはしたいんだよね。
梅原 そうそう。でもナメられたくないので、イカつい感じを作っている。その落差がかわいらしいキャラクターです。
白井 猫の(花咲)モモちゃん(声/花澤香菜)を一目見たときの、前野さんのひと言が…(笑)。前野さんというか、ブルの「かわいい」って言うセリフなんですけど。
梅原 あのひと言は、ほぼほぼ前野さんだったように思えます(笑)。
タマ役の斉藤壮馬さんや、ポチ役の小野賢章さんはいかがですか?
梅原 壮馬くんも賢章さんも、高めの声で演じていらっしゃいます。成人男性が高い声を出すのってなかなか難しいものがあるんですが、壮馬くんは、第1話の現場終わりに「きょうはのどの調子がすごく良かった」って言ってました。
白井 へえ!? そうなんだ。
梅原 だから第1話が基準になると、もしかしたら、これから大変かもしれないって話してましたね。
白井 たしかに、すんなりかわいくできてた気がするね。賢章さんは、こう、自分に言い聞かせながら…。
梅原 「オレはかわいい!」って気合い入れてましたね(笑)。
白井 「かわいいは作れる!」って。
梅原 そう、「かわいいは作れる!」って言ってた(笑)。
白井 結果、ホントにすごくかわいくなってたと思います!

子ども心を忘れない白井さんと、たまにドジっ子な梅原さん

ところで、白井さんはアフレコ現場にコーラやビーフジャーキーを持っていくそうですが、それは今も継続中ですか?
白井 今もです。第1話の収録ではコーラを飲んでました。「きょうは気合い入れるぞ」ってときは、コーラを飲むんです。
梅原 …きょうは?
白井 ん? きょうは気合いではなく、猫ちゃんとの撮影に癒やしを求めに来たので(笑)。
梅原 ああ、なるほど(笑)。
コーラを飲むと気合いが入るんですか?
白井 なんかこう…スイッチみたいなものですかね。そしてビーフジャーキーは常にカバンに入ってます。
いつでも!?
白井 いつでも。ただ最近、体のことを考えて、毎日食べることはなくなりました。塩分が多いですからね。でもコーラは毎日欠かさず飲んじゃいますね。1日1本にはおさえようと思ってるんですけど。
最高に飲むときはどれくらい…?
白井 丸1日イベントがあるときとかは、500mlを3本くらいいっちゃいますけど。でもそれによって気合いが入るので。
梅原さんは、アフレコでいつも持っているものや食べるものはあります?
梅原 いつも持っているもの…のど飴くらいじゃないでしょうか。
白井 へえ、えらいね!
梅原 たんが絡みやすいので…。でもコーラとか、そういうものはないですね。これは必ずって食べものもないな。
白井 必ず筋トレしてから行くとか?
梅原 前日に筋トレするかしないかは、翌日演じるキャラによって変えてます(笑)。
白井 え、そうなの!?
梅原 声が変わっちゃうからね。
白井 マジで!?
梅原 うん、感覚的にね。筋トレした翌日は声が野太くなる気がするので、『うちタマ?!』の収録前日はしないほうがいいなって思っています。
「かわいい」が大事なんですもんね。
梅原 はい。声が太くなるとキャラから外れたりしてしまうので、そういうことは考えますね。
演じているトラ/クロとご自身が似ている部分はありますか?
白井 トラは無邪気なやんちゃ坊主で、子どもの頃の自分に似てると思います。今の僕もふざけるのは好きなんですけど、トラは小さい男の子というイメージがしっくりくるキャラクターなんですよ。

トラはちょっとカッコつけるようなところもあって、そこで空回ったりする。そこがかわいいなと思って演じています。とりあえず楽しいことがあったらやってみる、後先考えない感じのキャラクターですかね。
梅原さんから見て、トラと白井さんが似ていると思うところはあります?
梅原 そうですねえ…やんちゃではないかもしれないけど、白井さんはエンターテイナーで、子ども心を持ち続けてる人だから、そこは似てるかなと。
クロと梅原さんはいかがですか?
梅原 クロの基本的な性格やスタンスは、そんなに似てないですね。僕は熱量がわかりやすく前面に出るタイプでもないですし、お兄さん的な面倒見の良さもないので…。あ、何かやろうとして空回りする部分が似てるかもしれないです。
空回ることがあるんですか?
梅原 なんというか、「やろう」と構えるとできなかったりするので、あまり考えずにフラッとやったほうがうまくいくことが多いんです。空回りなのか、考えすぎなのか、気合いを入れるとロクなことにならない人生でしたね(笑)。
白井さんから見て、梅原さんがクロと重なる部分は?
白井 何やら、クロはめちゃくちゃ熱血キャラクターらしいじゃないですか。正反対ですよね(笑)。今まで梅ちゃんが演じたキャラクターを見ても、熱いイメージってあまりないかなあ。だから新鮮な感じがします。

ただ、クロはけっこうドジっ子な一面もあるんですよね。梅ちゃんも、たまにドジっ子なんです。
どんなときに?
白井 移動中にみんなで昇りのエレベーターに乗ろうとしたら、梅ちゃんだけフラッと下りのエレベーターに入っていったり。ごくたまに、そういうスキを見せるんですよね。レアな瞬間を見たなって気持ちになります(笑)。

地方ロケで、ふたりの距離がグッと縮まった気がする

それではここで、おふたりが出会った頃の第一印象を教えてください。
梅原 白井さんの第一印象は、よくわからない人、でしたね(笑)。僕も白井さんも口数が少ないので。
白井 ははは(笑)。梅ちゃんはなんだろう…。人に興味がなさそうというか。
梅原 (笑)。
白井 物静かなので、この人しゃべるのかなって。仲良くなれるのかなと思いました。
仲良くなったきっかけは?
白井 最初に共演した作品(『美男高校地球防衛部LOVE!』)で、イベントとかニコ生とかいろんな仕事を一緒にやっていくうちに…って感じでしたね。何かきっかけがあってというよりは、気がついたら仲良くなっていました。
梅原 僕が覚えてるのは、映像を撮りにみんなで地方に行ったときに、「白井さんはイジったほうがおもしろいんだな」って気がついたんです。
白井 へえ(笑)。
梅原 そのときにグッと距離が縮まったような気がしますね。それまでは先輩だし年上なので、あまりイジるのもな、と思ってたんですけど…。
白井 ホントに!? 今はそんなこと全然思ってないでしょ?
梅原 思ってないです(笑)。
最初は遠慮していたけど、撮影が進むうちに気がついたと。
梅原 そうですね。イジったほうが輝く人だなと思ったので、勝手にイジりだしました(笑)。白井さんはそれを広い心で許してくれたのでありがたいです。
白井 それはそうですよ。僕はイジられるのが好きだから。
梅原 そうなんですか?
白井 うん、だからうれしかった(笑)。それだけ心を許してくれてるんだなって思うし、オレももっとふざけていいのかなって思うから。なので、どんどんイジってくれていいよって気持ちだよ。
今は、お互いの第一印象から変化しましたか?
梅原 いや、今もよくわからないですけど(笑)。
白井 ホントかよ!?(笑)
梅原 基本的に不思議な人なので、まだよくはわからないですけど、でも最初の頃の未知な感じはなくなりました。白井さんは大人で優しい人だと思います。
白井 梅ちゃんは、ふざけたりするのも好きなんだなって。最初に気がついたときはすごく意外な感じでしたね。それこそ、僕にいたずらしたり(笑)。そういうイメージはなかったので、人間らしいところがあるんだなと。
梅原 僕のこと、なんだと思ってたんですか?(笑)
では、お互いに「ここは直してほしい」ところはありますか?
白井 スタジオの近くとか、道を歩いててたまたま梅ちゃんと遭遇するときがあるんですが、そういうときにわざと無視をするんですよ(笑)。
梅原 (笑)。
白井 僕が梅ちゃんを見つけて手を振っても、一瞥して去っていくんです。なんならわざと肩をぶつけて去っていく(笑)。そこは直してほしいなあって。
それは仲良くなってからするようになったんですか?
白井 それだけ距離が近くなって、そういういたずらをしても許せる間柄になったんだと思います。今は僕も、無言で見つめて去っていくスタイルに変えました。だからもういいんですけど…ただ、それをさみしいなと思ってた時期もありましたね(笑)。

それもなんだかんだで、梅ちゃんのなかでのイジりなんですね。クールに見えて、梅ちゃんも楽しんでる。楽屋にいるとちょっかい出してきますし、知らないあいだに、僕のバッグに何か入れてたり。
家に帰ってから気づくんですか?
白井 いえ、帰る前に気づくように入れてくるんです(笑)。気がつく程度のいたずらをするんですよ。食べ終わったあとのお弁当のゴムを投げてきたり、そういう子どもらしいいたずらを…。
小学生男子じゃないですか(笑)。
白井 そう、小学生男子みたいなところがあるんですよ(笑)。だから梅ちゃんといると退屈しないです。

もちろん、社会人としての礼儀はきちんとしているんですよ? 梅ちゃんって、こう見えて周りが見えてるんです。こう見えて、っていうと語弊がありますけど(笑)。
梅原 ホントだよ!(笑)
白井 俯瞰で物事を捉えているところがあるので、梅ちゃんのふとしたひと言に助けられたり、場が盛り上がったり。ちゃんとフォローもしてくれるので、仕事で一緒になると頼もしい存在です。
梅原 もちろん白井さんもそうで、イベントなどで白井さんは何かしら場を掻き乱してくれますし、話を振れば答えてくれますし、常にヒットを打ってくれるんです。僕はアグレッシブにふざけるのが得意じゃないんですが、白井さんはそれができる人なので安心します。いつも場が和む空気を持っているというか。
逆に、白井さんの「ここは直してほしい」ところはありますか…?
梅原 そうだなあ…直してほしいわけじゃないんですけど、僕のイメージでは、スマホゲームばかりやってるんですよね。携帯と向き合ってる時間が長そうというか。ちょっと減らしてもいいのかなと。楽屋でも自分の世界に入っていることも多いので、ほどほどに…(笑)。
お互いに、出会った頃から成長や変化を感じるところは?
梅原 良い意味で変わってないというか、白井さんは、本当に文句ひとつ言わずに、何事にも全力で取り組む人なんです。

もし現場の雰囲気が悪くなったときには、大人としてたしなめてくれる一面もあるし、前向きに「がんばろう」と言ってくれるんです。普段から「がんばろう、がんばろう」って言うわけじゃなくて、いざというときに言葉をかけてくれる人なので、安心感があって尊敬できますね。ここぞというタイミングで、周りの人の気持ちを察して行動できる人だと思います。
白井 梅ちゃんも、スタンスはずっと変わらないよね。どっしり構えていてくれるというか、些細なことでは動じない。自分を貫いているというか、人から何か言われても気にしないというか。梅ちゃんがデビューした頃から一緒に仕事してますけど、安心感があるし、変わらないですね。

同時に答えてもらいました!
白井さん×梅原さんのシンクロクイズ

白井 おいっ!(笑)ハエは虫だよ!
梅原 昔、ハエのモノマネしてましたから。
白井 してましたね〜。自分では小動物っぽいなと思ってて。ちょっとネズミ顔かなって。
梅原 げっ歯類?
白井 そうそう。
梅原 ハシビロコウ…。
白井 目つき?
梅原 ああ〜。
白井 あとハシビロコウって、動かない鳥で有名なんですよ。どしっと構えてる感じが似てるかなって。
梅原 ナマケモノもそのままですよ。たしかに動きたくないので。
白井 え、オレ、そんなツッコミキャラ?
梅原 …輪ゴム投げたときとか。
白井 …そりゃ、ゴム飛ばされたら誰でもツッコむよ!(笑) まあ、梅ちゃん限定だとよく言うかもね、いたずらするからね。僕の「そんなことないよ」は謙遜ですね。照れ隠しというか。
梅原 聞いたことないよ?(笑)
白井 やっとシンクロした〜!
梅原 まさかここでそろうとは。
白井 僕に限らずいろんな人に言うでしょ?
梅原 そうだね。江口(拓也)さんとかね(笑)。
白井 まさに口ぐせだね。
梅原 これはまあ、そうですよね。
白井 うん。しないよね?
梅原 僕たちはそういうタイプじゃないですね。
白井 ケンカするほど人と関わらないよね。
梅原 ケンカするほど仲良い人いないよね。
梅原 え、なんでトイレなの?
白井 や…なんでだろう?(思いつかなくて)あ〜! よみうりランドか〜!
梅原 そう。最近、白井さんと一緒のイベントで行った場所だから。
白井 だからスラスラ書き始めたのか〜。
白井悠介(しらい・ゆうすけ)
1月18日生まれ。長野県出身。A型。2011年に声優デビュー。主な出演作に『美男高校地球防衛部』シリーズ(鳴子硫黄)、『アイドルマスター SideM』(若里春名)、『アイドリッシュセブン』(二階堂大和)、『リルリルフェアリル』(フェアリルゴールほか多数)、『A3!』(碓氷真澄)ほか。
梅原裕一郎(うめはら・ゆういちろう)
3月8日生まれ。静岡県出身。O型。2013年に声優デビュー。主な出演作に『美男高校地球防衛部』シリーズ(由布院 煙)、『アイドルマスター SideM』(鷹城恭二)、『銀河英雄伝説 Die Neue These』(ジークフリード・キルヒアイス)、『ゴブリンスレイヤー』(ゴブリンスレイヤー)、『慎重勇者』(竜宮院聖哉)ほか。

出演作品

TVアニメ『うちタマ?! 〜うちのタマ知りませんか?〜』
2020年1月よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送予定
https://uchitama.com/
©ソニー・クリエイティブプロダクツ/「うちタマ?!」製作委員会

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応募方法
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受付期間
2019年10月16日(水)12:00〜10月22日(火・祝)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/10月23日(水)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから10月23日(水)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき10月26日(土)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
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