僕たちもGENERATIONSの力になりたい――中務裕太×小森隼が初挑戦に込めた思い

2012年にメジャーデビューを果たしたGENERATIONS from EXILE TRIBE。2015年にはワールドツアーを実施し、8月からは全国5都市を巡るドームツアーを開催中。メンバーそれぞれも俳優や声優として活躍するなど、その勢いは止まらない。

そんなEXILE TRIBEの未来を担うグループのパフォーマー、中務裕太と小森隼が、10月4日公開の映画『HiGH&LOW THE WORST』で映画デビューを果たす。演じたのは、『クローズ』や『WORST』で知られる漫画家・髙橋ヒロシが書き下ろしたオリジナルキャラクター、“オロチ兄弟”だ。

仕事でもプライベートでも一緒にいる時間が長く、普段から兄弟のようなふたり。演技初挑戦の不安も、互いに支え合って乗り越えたと明かしてくれた。

撮影/曽我美芽 取材・文/李有眞 制作/iD inc.
▲左から小森隼、中務裕太

演じるうえで、いままでの『ハイロー』は参考にしなかった

人気バトルアクションシリーズ『HiGH&LOW』と、伝説的不良コミック『クローズ』、『WORST』の夢のコラボが実現した映画『HiGH&LOW THE WORST』。おふたりは今作が映画初出演です。出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。
中務 初めに出演のお話を聞いた場所が、HIROさんと髙橋ヒロシ先生がお食事をされているお店だったんです。HIROさんが「ふたりもよかったらおいで」と言ってくださったので行ったら、「来た! オロチ兄弟!」っていきなり言われて(笑)。

「オロチ兄弟って何ですか?」って聞いたら、「『HiGH&LOW THE WORST』に兄弟役で出演してもらいます!」と、オファーをいただいて。僕はずっとHIROさんに『HiGH&LOW』に出演したいと直談判してきたので、夢が叶うとすごいワクワクしたのを覚えてます。
小森さんはいかがでしたか?
小森 演技は初めてでしたし、今までの経験がひとつも活かせない分野だと思っていたので、不安のほうが大きかったですね。『HiGH&LOW』もLDHの大きなプロジェクトのひとつですし、さらに髙橋先生とのコラボという…。企画の内容を聞けば聞くほど豪華で、どうしたらいいんだろうって不安でしょうがなかったです。
おふたりとも演技初挑戦とは思えないほど、登場のシーンから堂々とされていましたね。
中務 冒頭のアクションシーンは、じつは最初に上がってきた台本にはなかったもので、HIROさんが僕らの登場をもっと印象的にしたいと追加してくださったんです。真夏にスーツを着て、10回くらい猛ダッシュして、すごく気合を入れて作りました。
中務さんが演じられた兄の尾々地 真也と、小森さんが演じられた弟の正也については、どんな印象を抱きましたか?
中務 僕自身、兄貴みたいな感じのキャラではないですし、真也を演じきれるのか心配だったんです。でも、家族で住むマイホームを建てるために一生懸命働いているとか、髙橋先生が役の設定を細かく教えてくださったので、そこで真也に深く入り込むことができました。
小森 正也のことを初めて知ったときは、「やっぱり喧嘩が強いんだ…」って思いましたね(笑)。僕とは正反対なので、どう演じればいいのか迷いがあったんですけど、僕も髙橋先生や脚本家の皆さんと話していくうちに、だんだんとイメージができあがっていきました。
オロチ兄弟は髙橋先生が書き下ろしたオリジナルキャラクターですが、普段のおふたりが役に反映されているのでしょうか?
中務 真也の強面(こわもて)な印象は、僕と似たような部分ですね。普段あまりしゃべらないので。
小森 またまた〜! いつも軽快なトークで笑わせてくれるじゃないですか(笑)。
中務 やめて(笑)。あとは、隼とはグループ内では一緒にいる時間が長いほうなので、兄弟役もやりやすかったですね。
小森 それはあるかもしれないですね。プライベートのときも仕事のときも、裕太くんとは一緒にいる場面が多いので、それもあって兄弟役になったんじゃないかなと感じました。
演じるにあたって、『HiGH&LOW』シリーズで参考にした方はいらっしゃいましたか?
中務 誰も参考にしていないかも…。
小森 それ、超わかる!
中務 オロチ兄弟は、僕たちのために作ってくださったキャラクターなので、そこに真剣に向き合いたくて。ほかの登場人物はまったく参考にしませんでしたね。
小森 僕もそうですね。初めての演技だったので、イチから自分の役を作ることだけに集中しました。

不安がっている僕を、裕太くんは全部受け止めてくれた

現場で刺激を受けた俳優さんはいらっしゃいましたか?
中務 山田裕貴(村山良樹役)くんですね。監督に「次のシーンでこういうことをやっていいですか?」って、自分から提案されていて。僕は台本通りにやることしか考えていなかったので、刺激を受けました。
小森 僕も裕貴くんと焼肉屋で話すシーンはカチンコチンになってしまったくらい、スゴいなと思いました。

あのシーンは僕にとって3、4シーン目の撮影だったんですけど、まだ現場にも慣れていないしセリフもちゃんと言えるか不安で。そんなときに、『HiGH&LOW THE MOVIE』でも見ていた村山と対面して、緊張がスゴくて…。

その日は監督にも脚本家にも演技のことで叱られ、どんどん沼にはまっていくみたいな。まぁひどかったですね(苦笑)。
どんな指導を受けたのでしょうか?
小森 もう入りから、「グラスを持つその手は何なんだ」って。僕はレモンサワーを飲んでいる設定だったんですけど、緊張のあまり、セリフのあいだずっとグラスを握ってしまって。「普段の食事で、グラスを握ったまましゃべらないでしょ?」って、初歩的なところからめちゃくちゃ注意されました。
撮影で悩んだときは、お互いに相談しましたか?
小森 撮影で叱られた帰り道に、僕から裕太くんに相談することはありました。不安がっている僕を、全部受け止めてくれて、本当に裕太くんと一緒でよかったなって感じましたね。

僕はセリフを覚えてきても台本が手元にないと不安になってしまったり、細かいことが気になってしまうんですけど、裕太くんはおっとりしているというか、焦ったり緊張したり、負のオーラを出さないんですよ。だから一緒にいるとすごい落ち着くし、僕も大丈夫だって思えました。
中務さんも、今作で改めて小森さんの魅力を感じましたか?
中務 魅力というか…正也も隼もおしゃべりだから似ているところも多かったんですけど、隼は絶対に人を殴ったりしないので、アクションシーンのときはちょっと怖かったですね。

普段はすごく優しいんですけど、キレたらこうなるのかな? って、真の姿を見てしまったような気がしました(笑)。
今作には、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの川村壱馬(花岡楓士雄役)さんや吉野北人(高城司役)さんなど、後輩にあたる方々も多く出演されていますね。
中務 撮影では、ほくちゃん(吉野さん)と一度も会えなかったんですけど、壱馬とは何回か現場が同じで。(前川)新太(演/矢野聖人)と殴り合うシーンはスゴかったですね。あそこまで感情をむき出しにしている姿は、見たことがなかったので。役に入り込んでいるのが伝わってきて、尊敬しました。
小森 普段はお互いグループでの活動があるので、壱馬と何日も一緒にいられたのは今回の撮影が初めてで。主人公としてのプレッシャーを感じていた中でも、見事に演技で現場を引っ張る姿は、後輩ながら本当に頼もしかったです。

GENERATIONSの認知度を高めることが、僕らの原動力

8月から、全国5都市を巡るGENERATIONS初のドームツアー『少年クロニクル』が始まりました。デビュー当初と比べて、グループへの注目度の変化を感じる瞬間はありますか?
中務 変化は感じますね。『少年クロニクル』もそうなんですけど、ステージの演出などについて、スタッフの方々とより建設的な話ができるようになったというか。昔と比べて、僕たちもしっかり理解したうえで会話に参加できるようになってきたと思います。

あと、スタッフさんたちの僕らに対する接し方も、変な意味じゃなく、より丁寧に慎重になっている気もしていて。普段から緊張感があって、グループも少しずつ大きくなってきているのかなと感じますね。
小森 そうだね。あと、GENERATIONSって常にLDHの大きなプロジェクトに参加させていただいているので、グループだけじゃなくてLDH全体の変化もすごく感じます。

それこそEXILE TRIBEのドームツアーのサポートメンバーをやらせていただいたり、2014年の「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」で、(関口)メンディーくんと(白濱)亜嵐くんがEXILEに加入したり。

グループの活動がLDHに影響しているぶん、僕たちがドームツアーをやらせていただくときはLDHのパワーを感じる。だからグループとしてもLDHの一員としても、もっと活動の幅を広げていけたらいいなと思います。
おふたりが俳優に挑戦することも、グループの活動の幅を広げることにつながりますね。
小森 そうですね。たとえ個人で動くプロジェクトであっても、常に「GENERATIONS from EXILE TRIBEの小森隼」という意識があるので、僕の活動でグループに還元できることがあれば嬉しいです。今回俳優に挑戦したのも、グループの知名度を広げたいというのが原動力なので。
中務 うんうん。たとえばメンディーくんは子どもに大人気ですし、(片寄)涼太くんや亜嵐くん、(佐野)玲於くんは学園モノの映画やドラマに出てグループに新しいファンを取り込んでくれていますし、すごい還元してくれているなって感じていて。

だから僕たちも『HiGH&LOW THE WORST』への出演を通して、作品のファンの方々にGENERATIONSのことを知ってもらいたいし、グループの力になれたらいいなって強く思っています。
また演技に挑戦してみたい気持ちはありますか?
中務 ありますね。今回は『HiGH&LOW』という事務所の大きいプロジェクトだったんですけど、次は『HiGH&LOW』に限らず、違う企画に挑戦してみたいです。
小森 僕も経験していきたいですね。未知数な部分もありますが、やってみたいと言ったことに挑戦させてもらえる環境にいるのはありがたいことなので、自分をもっと育てていきたいです。
中務裕太(なかつか・ゆうた)
1993年1月7日生まれ。大阪府出身。B型。7歳からダンスを始め、ダンススクールEXPG STUDIOのインストラクターを務める。2012年にGENERATIONS from EXILE TRIBEのパフォーマーとしてデビュー。小森と同じく、『HiGH&LOW THE WORST』で映画初出演を果たす。
小森隼(こもり・はやと)
1995年6月13日生まれ。三重県出身。A型。2012年にGENERATIONS from EXILE TRIBEのパフォーマーとしてデビュー。ラジオ『鈴木おさむと小森隼の相談フライデー』(TOKYO FM)のパーソナリティや、『恋愛ドラマな恋がしたい』(AbemaTV)のMCも担当する。『HiGH&LOW THE WORST』で映画初出演を果たす。

映画情報

映画『HiGH&LOW THE WORST』
10月4日(金)ロードショー
https://high-low.jp/movies/theworst/
©2019「HiGH&LOW THE WORST」製作委員会 ©髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、中務裕太さん×小森隼さんのサイン入りポラを抽選で1名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
受付期間
2019年10月2日(水)20:00〜10月8日(火)20:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/10月9日(水)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから10月9日(水)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき10月12日(土)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
  • 複数回応募されても当選確率は上がりません。
  • 賞品発送先は日本国内のみです。
  • 応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
  • 応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、当方が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
  • 当選結果に関してのお問い合わせにはお答えすることができません。
  • 賞品の指定はできません。
  • 賞品の不具合・破損に関する責任は一切負いかねます。
  • 本キャンペーン当選賞品を、インターネットオークションなどで第三者に転売・譲渡することは禁止しております。
  • 個人情報の利用に関しましてはこちらをご覧ください。
ライブドアニュースのインタビュー特集では、役者・アーティスト・声優・YouTuberなど、さまざまなジャンルで活躍されている方々を取り上げています。
記事への感想・ご意見、お問い合わせなどは こちら までご連絡ください。