王子の中の王子は誰だ? 佐野玲於×関口メンディーが明かす『プリレジェ』撮影秘話
2011年のGENERATIONS from EXILE TRIBE結成当初から、ともにパフォーマーとしてエネルギッシュなダンスで見るものを魅了している佐野玲於と関口メンディー。
2015年、EXILE TRIBEの総合エンタテインメントプロジェクトとして製作され、多くのEXILE TRIBE メンバーが出演した、ドラマ&映画『HiGH&LOW』シリーズでは、男同士のプライドをかけた熱き戦いを見せてきた。
同製作陣が再集結し、昨年10月からドラマ版『PRINCE OF LEGEND』を放送。3月21日から公開される劇場版では、『HiGH&LOW』シリーズからは一変してセレブが集う名門学園に通う王子を演じている。
ふたりが演じるのは、とくに個性的でコミカルな立ち回りが魅力のキャラクター。揺るぎない信頼関係を築き上げている役どころと同じく、ふたりのトークの息もぴったりだ。
▲左から佐野玲於、関口メンディー
TEAM生徒会は“スーパーいっちゃってる”キャラ
- 大ヒットシリーズ『HiGH&LOW』を手掛けた製作チームが再集結した本作は、個性豊かな王子たちが“伝説の王子選手権”でバトルを繰り広げるストーリーです。
- 佐野 『HiGH&LOW』は完全に少年向け漫画の世界観でしたけど、今回は少女漫画に近くて、メインターゲットは女性なんですよね。登場人物たちが全員“王子”というファンタスティックな設定だから、遊園地のアトラクションのようなワクワク感があるんじゃないですかね。
- 関口 そうだね。王子というファンタジーな世界観ではあるけど、男の自分が見ても違和感なく、今までにない映画ですごく面白いなって、ひき込まれっぱなしです!
- 佐野 ミュージックビデオを見ているみたいにテンポ感もいいし、エンタテインメントとして新しい感覚の映画になったと言っていいですよね。
- 関口 出ている僕らからしたら、同じグループのメンバーをはじめ、知っている人たちばかりだから王子役を演じる気まずさもあるのかなと思ったんですけど、全然そんなことはなかったです(笑)。
- 佐野 とくに僕らはその中でもギャグっぽい感じのキャラクターだったんですよね。
- 佐野さん演じる“生徒会長王子”の綾小路 葵と、関口さんが演じる“金髪SP王子”のガブリエル笹塚は、14人の王子たちの中でかなり個性的ですよね。
- 佐野 綾小路は由緒ある家柄の跡継ぎで、生徒会のトップなんです。華道や茶道もたしなんでいるので和装がポイントで。ガブリエルも和装ですしね。
- 関口 そう。生徒会長に忠誠を誓う側近だから、一緒に和装なの。着物以外の髪の毛や眼鏡のビジュアルは自分のアイデアです。「こういう感じがいいんじゃないですか」って提案したものが通りました。
- 佐野 ビジュアルはかなり自由で、何でもアリでしたね。ひとつの学園が舞台にも関わらず、生徒たちが着ている制服がTEAMごとにバラバラだったし。
めちゃくちゃ統一感がないのに、そこはまったく触れないで話が進むっていうツッコミどころはあるけど(笑)。 - 関口 あはは。たしかに。みんな制服が違うのは面白い。
- 佐野 まあ、僕らTEAM生徒会はある意味、“スーパーいっちゃってる”キャラクターだったけど、ガブリエルの個性の強さはダントツでしょ!
- 関口 ガブリエルはサラサラの金髪ヘアが自慢だけど、最初は長めの金髪でサングラスをかけたキャラクターという案もあったからね。
- 佐野 最初のやつ、スゴかったですもんね。ガブリエルが完成するまでの遍歴があって。……見てくださいよ!(自身のスマホで関口さんのInstagramを見せながら)ビジュアルは何パターンも考えて、いろんな可能性があったんです。
- 今とはまったく違うキャラクターになる可能性もあったんですね。
- 関口 そうなんですよ。僕の中でいろいろなイメージがあったので、こういうのも一回やってみたいってトライさせてもらって決めました。けっこうハードめなキャラだったり、異人館で学問を学んでいそうなキャラだったり。キャラクターを作り上げるまでの過程も楽しかったな。
- 佐野 全部、面白かった!
現場にはずらっと鏡が並ぶ…ビューティーカットの裏側
- キャラクターを演じるにあたって、こだわった点はどんなところでしょうか?
- 佐野 生徒会長で家柄もいい設定なんで、肝が据わった感じを意識していましたね。言葉使いや立ち居振る舞いも丁寧で、普段の自分とは違うんですよ。共通点は体を鍛えていることくらいです。
- 関口 会長とガブリエルの関係性は、普段の僕らと変わらないからやりやすかったです。演じていても、ガブリエルはこうしたら面白いっていうイメージがどんどん湧いてきて。とにかく髪をなびかせることに命をかけてました!
- 佐野 あははは。サラ髪をユラユラと。
- 関口 ガブリエルはいちいちウザいんです。頭を振って髪をサラサラさせるのも「何だよ、ウザいな!!」って思わせるように計算してました(笑)。
- 普段はパフォーマーとして同じグループで活動されているふたりですが、近い距離でお芝居をしてみて、俳優としてのスゴさを感じることはありましたか?
- 佐野 メンディーくんのお芝居は舞台っぽいイメージ。動きをつけるのがうまいなって思いました。今話していた髪の揺らし方もそうだし、本番直前まで細かくキャラクターを作っているんだなって今回の現場でわかりました。
- 関口 ガブリエルは映像で見ると、ちょっと作りすぎかなって違和感あるかもしれないけど(笑)。
- 佐野 え、違和感なんてまったくなかったよ? むしろ今回は、作り込んだキャラクターばかりで、逆に違和感がウリの作品だから感じなかったのかもしれないですけど(笑)。
- 関口 玲於のお芝居も違和感がゼロ。感情の流れもスムーズだし、お芝居がナチュラルなんです。
- 佐野 そうかな? ありがとう(照れ笑い)。
- 壁ドンや甘いセリフをカメラ目線で言うシーンなど、“ビューティーカット”と呼ばれるシーンの撮影はいかがでしたか?
- 佐野 ビューティーカットは、女性のプロデューサーさんが見せ方にめちゃくちゃこだわっていて。「玲於くん、もっとアゴを引きなさい!」とか、もうスゴかった。
言われる通りにしていたら、何をやっているか正直よくわからなくなってきて(笑)。でも、新しいチャレンジをさせてもらっているなという感じでした。 - 関口 「会長、もっとアゴ引いて!」「はいっ!」みたいな感じだったもんね。
- 佐野 現場に鏡がずらっと置いてあって、「何のための鏡ですか?」って聞いたら、「美しく撮るための鏡よ!」って(笑)。
- 関口 光が反射してキレイに映るんだよね(笑)。僕はビューティーカットもそんな気取ることはなかったですけど。
- 佐野 まあ、僕らのキャラクターもあったからね。王道の王子を演じる人たちは恥ずかしさもあるし、大変だったかもしれないですね。
僕は北ちゃん(THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの吉野北人)が演じた“ダンス王子レッド”の天堂光輝みたいな素朴な弟キャラ、絶対にできないですもん。弟キャラ感ないから無理じゃないですか?
- 関口 あははは。たしかにちょっと違う。
- 佐野 「果音(主人公の成瀬果音/白石 聖)さんのために、頑張るんで!!」とかは、北ちゃんが言うから可愛いんです。
- 関口 うん、可愛いね。「メンディーがそれやっても…」って感じだよね(笑)。
町田啓太への“愛あるイジり”で盛り上がった撮影現場
- 撮影現場の印象的なエピソードはありますか?
- 佐野 みんなで町田くん(啓太/“先生王子”結城理一役)をイジっていましたね。町田くんってクールでカッコいいじゃないですか。でも、イジると面白いんです。
- 関口 町田くんは面白い返しができないので、イジっても「何言ってるの? つまらないよ!」って思っちゃう(笑)。
- 佐野 それで北ちゃんとか後輩にわざと、「町田、きょうは何しに来たの?」って言わせるんです。
- 町田さんからは、「撮影に決まってるだろ!」みたいなツッコミが来るんですか?
- 佐野 いや、そんな面白い返しはできません(笑)。
「誰かに言わされたんだろ?」とか、本当に返しがつまんなくて(笑)。そこでキレたらめちゃくちゃ面白いのに。現場ではメイキングカメラもまわっていたから、ちょっとふざけてくれたらいいんだけど、そういうことを理解してないんだよなぁ(笑)。 - 関口 まあ、そこが彼のいいところだよね。いつまで経ってもつまらないっていうのが(笑)。
- 愛があるからこそのイジりですね。
- 関口 もちろん。僕は大学時代の同級生なんで。よく知る自分から見ても、美意識高めの先生役はハマってましたね。カッコいいから本当に王子がハマり役!
- 座長として真ん中に立つ、同じGENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太さん(“セレブ王子”/朱雀 奏役)もキラキラな王子が本当にハマり役でしたね。
- 佐野 本当、御曹司のセレブ王子っていう設定がぴったりです。この作品をやる前から、片寄くん=王子っていうイメージが世の中的にあったと思うんですけど、本当に育ちもよくて王子はハマり役なんです。王子っぽい役のオファーがくるのもわかります。
- 関口 そうだね。ビューティーカットも決まってた!
- 片寄さんの非の打ち所がない王子ぶりは素晴らしかったですが、今作のキャストでおふたりが「一番王子だな」と思ったのは誰ですか?
- 関口 王子役じゃないけど、理事長秘書の服部(悠太)!
- 佐野 あ、僕も服部! ……っていうか服部役の大和孔太くんね。
- 関口 服部は朝5時に現場入りして、夕方まで何時間も出番がなくても、絶対に怒らないジェントルマン。王子すぎる!
- 佐野 最初にメイクをして、段取りをして。結局、本番は夕方になって、しかも柱の影から出てきてうなずくだけのシーンを撮ってましたもんね。
そういうことも多かったのに、待っているあいだも現場に常に笑顔をふりまいてたし、その王子ぶりは見習いたいです!
- 佐野玲於(さの・れお)
- 1996年1月8日生まれ。東京都出身。A型。2011年よりGENERATIONS from EXILE TRIBEのパフォーマーとして活動をはじめる。2012年にはドラマ『シュガーレス』(日本テレビ系)に出演。以降、ドラマ『GTO』(フジテレビ系)や、ドラマ&映画『HiGH&LOW』シリーズ、映画『虹色デイズ』、『ハナレイ・ベイ』など俳優としての活躍も多く見せている。
- 関口メンディー(せきぐち・めんでぃー)
- 1991年1月25日生まれ。アメリカ・ニュージャージー州出身。O型。2011年よりGENERATIONS from EXILE TRIBEのパフォーマーとして活動をはじめる。2014年からはEXILEにも加入。映画『HiGH&LOW』シリーズの出演をはじめ、バラエティ番組でも精力的に活躍している。
サイン入りポラプレゼント
今回インタビューをさせていただいた、佐野玲於さん×関口メンディーさんのサイン入りポラを抽選で2名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。
- 応募方法
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— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年3月19日
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・応募〆切は3/25(月)12:00
インタビューはこちら▼https://t.co/yFZmJ7JF9f pic.twitter.com/UqMeiiOmp8- 受付期間
- 2019年3月19日(火)12:00〜3月25日(月)12:00
- 当選者確定フロー
- 当選者発表日/3月26日(火)
- 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
- 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから3月26日(火)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき3月29日(金)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
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