タイガの気持ちに共感――先輩・増田俊樹に抱く思い

カヅキに憧れるタイガのように、畠中さんが憧れる先輩などがいらっしゃいましたら教えてください。
うおー、難しい!(笑) でも、そうですね…カヅキ先輩を演じる増田(俊樹)さんを、すごく尊敬しています。
どういったところを尊敬しているのですか?
芝居に対してのこだわりや熱がとてもある方ですし、芯があって、男臭い…にもかかわらず、少年心を忘れない。増田さんは男らしく言いきってくれるので、勇気をもらえますね。どんと構えてくれているからこそ、ずっとそのままの増田さんを見ていたいというか(笑)。
まさにカヅキとタイガのようですね。
本当に…前作でタイガがカヅキ先輩に対して抱いていた感情に似てるというか、「その増田さんがいいんですよ!」みたいな部分はあるかもしれないですね。あとは、初めてアニメのアフレコに参加したときにお世話になった入野(自由)さんや、僕が所属してる事務所(賢プロダクション)の内海賢二さんや野村道子さん…尊敬する先輩方を挙げるとキリがないです。キンプリにちなんで、そして、一番身近にいてくれる先輩ということで、やっぱり増田さんかなと思いますね。
増田さんとは、お芝居の話もけっこうされますか?
しますね。目指しているところや、やりたいお芝居が似ているのかなあと思います。だから、話がすごく合うんでしょうね。
増田さんは、役柄について理論的に考えてお芝居されるタイプなのかなあと思います。いわゆる憑依型ではなく、しっかりとイメージを固めてから演じられている印象で…。
あー! そうですね。
畠中さんも、そのスタイルに似ている?
そうですね。たぶん、それが好きなんですよね。「これはどんな役なんだろう?」って、自分なりの答えを導き出すのがすごく好きだし、考えることが面白いんです。たしかに、感覚でパッと捉えられる役者さんもいて、それってすごくいいなって思うんですけど…。
やっぱり考えてしまう?
僕自身、「なんでこのセリフが出たの?」とか、「どういう目的があるの?」とか、そういうことばっかり考えていたいんですよね。「なんでいま、この人動いたの? ちょっと目線を動かしたの?」とか、「なんでこの人、落ち着かない様子なんだろう? なにがこの人に影響してるんだろう?」とか、ずっと考えるのが好きで…まあ、ようするに変態なんですけど(笑)。
そんなことはないと思います(笑)。
そうやって、役という鎧をガチガチに固めてみてから…それを脱いでいくのが楽しいんですよ。その鎧を壊されたり、脱がされたり、「そんな鎧着てないで、もっとやってみろ!」って言われるのがけっこう好きなんで。
体育会系なのでしょうか?
そうですね。体育会系のところがあるかもしれないですね。分析して、挑んで、ボコボコにされて…あ、そう思うと、増田さんとはタイプが違うか! 増田さんは、冷静に芝居を分析して、「ここが違うよ」って的確に指示してくださるんですけど、僕はどっちかっていうとボコボコにされたくて…っていうか、なに言ってんだろ?(笑)
(笑)。
これ、読んでくれているみなさんに伝わるかな?
大丈夫です、畠中さんの熱量はきっと伝わっています。
僕は「もう、全然違うよ!」みたいに、鎧をぶっ壊されたいというか。そっちのほうが衝撃だし…そう、衝撃が欲しいんです!(笑)
面白いですね(笑)。
すいません、フワフワしたこと言っちゃって…。

新たな刺激を求めて…「もっと旅をしたい!」

ところで、いまハマっていることがありましたら教えてください。
ハマってること…旅!
旅ですか。
梶(裕貴)さんと旅のロケで石垣島に行かせてもらったんですが、超良かったんですよね。ダイビングとか、普段できないことを経験させてもらいました。梶さんとは、夜な夜な話をさせていただいて…梶さんって、あんなにハードなスケジュールのなか、時間があるとすぐにひとり旅に行くんだそうです。なんか、その話を聞いて勇気をもらったんですよね。
どういった意味での勇気ですか?
「こんなに忙しい梶さんでも旅に行ってるんだから、俺も動かないと」みたいな。だから、もっともっと旅したいですね。この前、突然思い立って、ひとりで夜行列車に乗って、出雲に行ったんです。
出雲ですか?
サンライズ出雲に乗って(笑)。超良かったですねえ。ただ、往復券を買っちゃったのが失敗でした…飛行機で帰ってくればよかった(笑)。
電車に乗っている時間のほうが長かったのでは?(笑)
そうなんです。出雲には6時間の滞在で、夜行列車に24時間乗ってるっていう(笑)。帰りの電車は疲れて寝ちゃって、夜行列車のなかを全然探索できなくて。でも、楽しかったので、もっと旅に行きたいですね。旅を趣味にしていきたい。刺激になるし。常に刺激を感じていないと、欲していないとダメかなとも思うので。
海外だったら、どちらに行ってみたいですか?
…タイ、ベトナム、カンボジアとかですね。本当は、インドに一番行きたいんですけど、僕が『深夜特急』(新潮社)で読んでいた、あのインドの情景はたぶんもうないですよね…。
昔のインドの情景に興味があるんですか?
そういう、垣間見える影みたいなものに刺激をもらいたいんですよねえ。いまは、発展しちゃったぶん、影みたいなものが見えにくくなってるかなと思うので。本当に地元の人しか行かない、全然観光向けじゃないところとか行ってみたいですよね。まったく違う価値観を持った人たちが住んでいるところで、もみくちゃにされてみたい願望もあったりして(笑)、考えるだけで楽しいですね。
それでは最後に、今作の見どころをお願いいたします。
あ! これが一番大事なやつですよね(笑)。ネタバレにならない範囲で言うと…エーデルローズ生それぞれにもフォーカスされているんですが、僕としては、やっぱりあの人の…漢と書いて「オトコ」な姿を見てもらいたいですね。ものすごく胸が熱くなる物語だと思うので、一緒になって彼を応援してくれたら嬉しいなって思います。
畠中 祐(はたなか・たすく)
8月17日生まれ。神奈川県出身。O型。2006年、映画『ナルニア国物語』の一般公募オーディションにより、エドマンド・ペベンシー役の吹き替えに抜擢されて声優デビュー。2011年には『遊☆戯☆王ZEXAL』にて、主人公の九十九遊馬役でTVアニメデビューを果たす。以降、TVアニメ『うしおととら』(蒼月 潮)、『甲鉄城のカバネリ』(生駒)、『バッテリー』(永倉 豪)など主演の作品多数。7月から『ナナマル サンバツ』などに出演。7月12日には、デビューシングル『STAND UP』をリリース予定。

映画情報

『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』
6月10日(土)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー!
http://kinpri.com/

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、畠中 祐さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
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受付期間
2017年6月7日(水)12:00〜6月13日(火)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/6月15日(木)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し) のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから6月15日(木)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき6月18日(日)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
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