100人の候補から優秀な1人を確実に選ぶにはどうすればいいか。これは「秘書問題」と呼ばれる数学の命題で、すでに数学的な答えは出ている。その方法は「37人目までは無条件に不採用として、38人目以降で最も優秀な人を採る」というものだ。この命題が示唆する「最適な決断の方法」とは――。※本稿は、ロルフ・ドベリ著、安