<ヤマハレディースオープン葛城 初日◇3日◇葛城ゴルフ倶楽部山名コース(6,540ヤード・パー72)>
 静岡県にある葛城ゴルフ倶楽部山名コースを舞台に開催中の国内女子ツアー「ヤマハレディースオープン葛城」の初日。インコースからスタートした藤田幸希は後半だけで5バーディの猛チャージを見せ、5アンダーの2位タイにつけた。

 「前半はパットが入らなくて…」と1バーディ1ボギーのイーブンパーでハーフターンした藤田。しかしバックナインに入ってからは1番のバーディを皮切りに怒涛の猛チャージ。5番ホールからの残り5ホールで4バーディを奪取し、2位タイで初日のプレーを終えた。
 藤田は先週の「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」の最終日、前半を終えて2位に4打差をつけた状態から渡邉彩香に逆転を許し、単独2位に終わっていた。その時は目に涙を浮かべて悔しさを露にしていたが、今日のラウンド後のインタビューでは「全然大丈夫です」と笑顔でコメント。先週の敗戦を引きずることなく、「今週は今週」と気持ちを切り替えて今大会に臨んでいる。
 むしろ現在の藤田にあるのは「優勝を争える状態になった」という自身のゴルフへの充実感だ。
 藤田はこれまで国内女子メジャー「日本女子プロゴルフ選手権」を含むツアー5勝を挙げた実力者だが、昨年は賞金ランク51位でギリギリのシード確保になるなど、近年は苦しいシーズンが続いていた。その要因となったのは「ある意味イップス」だと本人が話したパッティングで、特にショートパットへの不安から藤田は成績を残せずにいた。
 しかし、試行錯誤を繰り返した結果、現在では不調の要因となったショートパットの不安が解消され、2週続けて優勝争いに加わることができた。「やっと戻って来れました」あとは2011年以来となるツアー通算6勝目という“結果”を残すだけだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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