結婚の最大の障害となるものは何かをご存知ですか? それはズバリ「お金」です。厚生労働省がこのほど発表した「平成25年版厚生労働白書」では、男女とも4割強が結婚資金が障害であると回答したことを挙げ、結婚に際してはおカネが「昨今の景気低迷によるものだけではなく、時代によらない共通の課題」であると指摘しています。

では、めでたくゴールインできた人たちは、どのくらいの年収があったのでしょうか? 同白書より、年収別20代・30代男性の既婚率について見てみましょう。

年収300万円未満の人の既婚率は20代が8.7%、30代が9.3%と、いずれも1割未満にとどまりました。ところが、年収300万円以上400万円未満では、20代で25.7%、30代で26.5%と、大幅に既婚率が上昇しています。

年収400万円以上500万円未満では、20代で36.5%、30代で29.4%、年収500万円以上600万円未満では、20代39.2%、30代35.3%となり、「年収300万円」を境に既婚率には大きな差があり、年収と強い相関関係があることがわかりました。

同じ理由で、正規雇用の労働者と非正規雇用の労働者においても、既婚率に大きな差が出ています。15〜34才の男性を対象とした調査において、正規雇用労働者の既婚率は40.3%であるのに対し、非正規雇用労働者の既婚率は11.1%と、4倍近い開きがあるという結果になりました。

同白書では「若者の結婚願望は決して低いわけではない」と指摘していますが、収入が少なければ結婚するのは困難、という厳しい現実が、改めて浮き彫りになりました。

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画像出典:厚生労働省

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