アメリカのスポーツメディア『ESPN』は13日、女子サッカー選手のランキングTOP50を発表。
日本人ではただ一人、なでしこジャパンMF長谷川唯が14位でランクインした。
今年のパリ五輪で3大会ぶり5度目の金メダルに輝いたアメリカ。女子サッカー大国としても知られており、『ESPN』では2021年から毎年このランキングを発表している。
日本人では、2021年に熊谷紗希が14位、2023年に宮澤ひなたが27位、長谷川が44位で選出。つまり長谷川は昨年から30も順位を上げたことになる。
ランキングは第一線で活躍する女子サッカーの指導者やジャーナリスト18名による投票で決定。長谷川への評価は以下の通りだ。
「長谷川は試合のペースとテンポを自在に操る卓越した能力を持ち、マンチェスター・シティのギャレス・テイラー監督も『彼女は世界最高の守備的ミッドフィルダーの一人だ』と評価。『彼女は非常に頭が良く、その小柄な体型が逆に彼女を特徴的にしています。ボール奪取の名手で、私は彼女のことを“アシストのアシスト役”と呼んでいます。彼女はチャンスを生み出す歯車のような存在なんです』と語っていた」
注目のデータとして、長谷川は昨シーズン以降、イングランド1部のWSLで最も多くのパスを成功させており、90%のパス成功率は同期間の中盤の選手で最も高い数値とのことだ。
世界でトップクラスの評価を受ける長谷川は、今年の女子バロンドールにも日本人選手で唯一ノミネートされていた。
なお、ランキング1位には今年の女子バロンドール受賞者でもあるバルセロナのスペイン代表MFアイタナ・ボンマティが2年連続で輝いている。