[画像] 【中継】米大統領選 支持率“横一線”両陣営、選挙戦最終日に激戦州で最後の訴え

アメリカ大統領選挙は、選挙戦最終日に支持率が横一線となる歴史的な大接戦となっています。両陣営は、勝敗の分け目となる激戦州で最後の訴えを行っています。まずは、ハリス副大統領の演説会場から中継です。

ハリス副大統領はこの後、映画「ロッキー」の舞台になった美術館の階段の前で最後の訴えを行う予定です。

世界的歌手レディー・ガガさんが応援に駆けつけるということもあり、会場は大勢の支持者が詰めかけ、盛り上がりを見せています。
選挙戦最終日となる4日、ハリス氏は、激戦州最多の選挙人19人を抱え、勝敗の分け目となるペンシルベニア州の5か所をまわり、分断ではなく、団結を訴えました。

民主党候補・ハリス副大統領
「アメリカは、自分以外のアメリカ国民を敵としてではなく、隣人として見るという、新たな前進をする準備ができている」

ハリス氏はまた、先日、トランプ氏の集会で、コメディアンが「プエルトリコはゴミの島」と発言したことを受け、プエルトリコレストランを訪問し、ラテン系有権者に支持を訴えました。

4日夜の集会には、プエルトリコ出身の有名歌手リッキー・マーティンさんも駆けつける予定です。

ペンシルベニア州の両者の支持率の差はわずか0.2ポイントで、州内に40万人以上住むプエルトリコ系有権者票の獲得を少しでも増やす狙いです。

ハリス氏は、こちらの会場に登場する予定です。

一方、トランプ前大統領は、中西部ミシガン州で「最後の訴え」を行います。中継です。

トランプ氏が到着するとあって、会場周辺は厳戒態勢となっています。トランプ氏が「最後の訴え」の地に選んだのは、自身が当選した8年前の大統領選と同じミシガン州です。会場内は、すでに支持者でほぼ満員の状態。そして、外にも、中に入ることができない支持者もいるなど熱気に包まれています。

トランプ氏は選挙戦最終日となった4日、前の日に続き、一日で激戦州3つをまわる予定で、残り少ない浮動票の取り込みを狙って訴えを続けています。ミシガン州での集会に先立ち、トランプ氏は、激戦州の中でも最も重要とされるペンシルべニア州を訪問。同じ州内で、セレブを総動員して集会を開くハリス氏への批判を繰り返しました。

共和党候補・トランプ前大統領
「我々には政策があるのでスターは必要ない。もし、カマラ(ハリス)に投票すれば、悲惨な4年間と大惨事が待っている。この国は、もう立ち直れないかもしれない。カマラ、おまえはクビだ!出て行け!」

最新の世論調査では、トランプ氏とハリス氏が横一線で争う、まれにみる大接戦となっていて、勝敗のカギを握る激戦州での「最後の訴え」が注目されています。