今、物議を醸しているのは、中国のSNSで拡散された動画。
人気キャラクター「ハローキティ」のグッズがポイと放り投げられた先では、ファンがのどから手が出るほど欲しい限定グッズが、まるで見せつけるかのように山積みにされていたのです。
ファン歴5年:
(転売ヤーが)買い占めたのでは…めっちゃ悔しい。真剣に並んでいるから超ショック。
ファン垂涎(すいぜん)の限定グッズが販売されているのは、東京国立博物館で開催されているハローキティ50周年の記念展覧会です。
初日となったこの日、転売ヤーとみられる人々が殺到。
1000人以上が長蛇の列を作りました。
開門時刻になると大勢の人が一気に押し寄せ、入り口付近は大混乱。
お目当ての限定グッズ売り場には、「待って!」「押さないで…押さないで…」など、さらなる怒号と悲鳴が響き渡っていました。
こうした混乱の中で、念願の限定グッズを手にできたファンがいた一方、「6時間並んだけど無理でした…。海外の人が買い占めてた感じ、外で(グッズを)並べている人もいた」と、話すファンもいました。
転売ヤーとみられる人の殺到で大混乱となったキティちゃんのイベント。
中国のフリマサイトでは、早速、限定グッズが出品され、定価の4倍以上の値がつけられていました。
中国のフリマサイトには、限定キティちゃんが非常に多く販売されていて、中には8個で日本円で5万円以上というものもあります。
サンリオは、ホームページで「Hello Kitty展」の混雑について謝罪。
その上で、「一部の商品につきましては受注形式での販売を検討しております」としています。