[画像] 楽天モバイルの全契約数が800万回線を突破!MNO(MVNE含む)は759万回線、MNOのみは729万回線に。マーケティング前キャッシュフローは黒字化を達成


楽天モバイルの全契約数が800万を突破!サービス本格提供開始から約4年半で達成
楽天モバイルは121日、同社が提供している携帯電話サービスの契約数が2024年10月18日(金)に800万回線を突破したとお知らせしています。サービス本格提供開始から約4年半で達成となったとのこと。なお、800万回線は同社が移動体通信事業者(MNO)として自社回線(以下、楽天回線)を構築して提供している携帯電話サービス( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )(「Rakuten最強プラン」および「楽天モバイル法⼈プラン」、「Rakuten Turbo」など)だけでなく、BCP(Business Continuity Plan用途に販売しているプラン)回線を含むMNOや仮想移動体サービス提供者(MVNE)、仮想移動体通信事業者(MVNO)を合わせた全契約数となります。

また同社が一般消費者に対して定期的に行っている独自調査において他のMNOと比較した楽天モバイルの興味関心スコアは4ヶ月連続1位を獲得したほか、MMD研究所が実施した「2024年9月MNOのシェア・満足度調査」においてメイン利用しているスマートフォン(スマホ)でMNOを利用している3万106人を母数とし、MNO各サービス割合を求め2024年2月(n=3万3128)と比較すると、最も割合が増えたのは「楽天モバイル(MNO)」で1.6ポイントとなり、メイン回線利用が増えている携帯キャリアNo.1になっていることを紹介しています。

さらにMNO(B2C)の他のMNOとの他社から乗り換え(MNP)の集計において通信品質の改善に伴う各種マーケティング施策のブーストによってMNP流入が加速しており、Rakuten最強プランなどのB2Cにおける契約回線の純増数へ大きなドライバーとなっており、特に今年に入ってからは毎月純増で特に今年4月の春商戦においては7万4千回線の純増になるなどし、MNPによって加入した利用者は主にメイン回線利用であることからARPU上昇にもプラスしているとのこと。

これにより、獲得コストなどの各種マーケティング費を加味したPMCF(マーケティング前キャッシュフロー)が四半期ベースで2024年第2四半期(4〜6月)に黒字化を達成しています。一方で引き続いて顧客獲得に向けた投資フェーズであり、契約回線の増加に伴って売上収益は継続して増加して営業損益も縮小しているものの、現状では2024年第2四半期では600億円の営業損益となっており、今後も足元は将来の営業リバレッジ拡大のため、さらなる契約獲得を推進して早期のEBITDAおよび営業利益の黒字化をめざすとしています。

なお、10月18日時点におけるBCP回線を除くMNOおよびMVNEを合わせた契約回線数は759万回線、MNO契約回線数(BCPおよびMVNE除く)は729万回線となっているということで、楽天モバイルでは今後もより多くの利用者に快適に使ってもらえるように通信品質の向上やサービスの拡充に努めていくほか、これまで掲げてきた日本の人口の10%に相当する1200万契約を早期に実現できるようにサービス拡充などを行っていくと見られます。


楽天モバイルでは楽天回線による正式サービス「Rakuten UN-LIMIT」を2020年4月に開始し、楽天回線エリアにおけるデータ通信は使い放題、専用アプリ「Rakuten Link」での音声通話・SMSも無料で月額3,278円(金額はすべて税込)で使え、さらに何度かアップグレードされて昨年6月から新料金プランのRakuten最強プランに刷新し、パートナー(au)回線エリアも含めて3GB以下なら月額1,078円、20GB以下なら月額2,178円、使い放題で月額3,278円となっています。

このように低廉でシンプルな料金プランであるRakuten最強プランを提供するとともに、2024年6月からは「Rakutenプラチナバンド」を提供開始するなど、通信品質の向上に努めてきましたが、今回、2020年4月よりサービスの本格提供を開始して以来、約4年半で全契約数が800万回線を突破しました。特に今春より提供している「最強家族プログラム」や「最強青春プログラム」、「最強こどもプログラム」に加え、2024年9月からはRakuten最強プランを利用する65歳以上の人を対象に110ポイントを毎月還元して実質月額858円で利用できる「最強シニアプログラム」の提供を開始しました。


これにより、幅広い年齢層の人によりお得にサービスを利用してもらえるようになり、さらに法人向けサービス「Rakuten最強プラン ビジネス」をはじめとした法人も楽天グループの強みであるグループシナジーを生かして「楽天市場」などを利用しているパートナー企業に訴求して好評となっているとのこと。そうした取り組みの結果、楽天モバイルが一般消費者に対して定期的に行っている自社サービスに関する調査では全体の48%がRakuten最強プランを魅力的と回答しているとし、Rakuten最強プランの発表直後に実施した調査と比較しても2023年5月の29%から約1年半で約20%も楽天モバイルの魅力度が向上しているということです。

その他、楽天モバイルの全契約数が800万回線を突破したことに対して楽天モバイル 代表取締役会長 三木谷 浩史は「このたび、楽天モバイルの契約数が800万回線を突破したことを大変嬉しく思います。多くのお客様からご支持をいただいておりますこと、心より感謝申し上げます。私たちは、『携帯市場の民主化』を掲げて携帯キャリア事業へ新規参入して以来、全国での通信エリア拡大・通信品質および速度の向上を実現してきました。今後も、お客様にさらに快適にご利用いただけるよう通信品質の向上に加え、楽天グループのエコシステムとの連携強化を図るなど、より顧客満足度の高いサービスを届けてまいります。そして法人のお客様向けサービスの拡充にも努めてまいります」とコメントしています。


紹介キャンペーンや楽天経済圏のエコシステム経由の契約獲得好調で純増拡大



他のMNOからのMNP流入も加速しており、MNPで契約した人はメイン回線としての利用が多く、ARPU上昇に貢献



解約率は継続的に逓減しており、開通月と同月内の解約を除いた調整後MNO解約率は2024年6月には1.04%に



楽天モバイルと楽天シンフォニーを合わせた楽天グループのモバイルセグメントは2024年第2四半期において営業収益が950億円(前年同期比+18.6%)、Non-GAAP営業損失が606億円(前年同期から+218億円改善)、EBITDAが▲187億円(前年同期から+253億円改善)



楽天モバイルの営業収益とNon-GAAP営業利益(損失)の推移



楽天モバイルのPMCFが2024年第2四半期に黒字化を達成


記事執筆:memn0ck


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