油断は禁物だが、日本代表が今月行われた2026ワールドカップアジア最終予選2試合で見せたパフォーマンスは圧巻だった。
韓国、オーストラリア、サウジアラビアといったアジア常連国が勝ち点を取りこぼす中、日本はホームで中国代表を7-0、アウェイでバーレーン代表を5-0で粉砕。まだ最終予選は始まったばかりだが、『ESPN』も「日本は止められない」と脱帽している。
同メディアは早くも9人の選手が得点を挙げている点に注目していて、今月の2試合では遠藤航、三笘薫、南野拓実、伊東純也、前田大然、久保建英、上田綺世、守田英正、小川航基がネットを揺らした。
特に攻撃陣の選手層は歴代最高クラスにあり、上記の選手以外にも堂安律、中村敬斗、鎌田大地、浅野拓磨らがいる。代表マッチウィークでは1ヶ月に2試合をこなすケースが一般的だが、今の森保ジャパンは2列目から前線の顔ぶれを1試合ずつガラリと変えることが可能になっている。今回はセルティックMF旗手怜央が2試合ともベンチ外となっていて、セルティックの中盤でNo.1と言われる旗手でもベンチに入れないことが選手層の厚さを物語っている。
英『The Guardian』も2戦12ゴールのスタートを取り上げていて、「どの選手が出場してもスタイルは変わらず、そして長年の弱点であった決定力には変化があったようだ」と触れている。中国、バーレーンは格下ではあるが、バーレーン戦のように最終予選のアウェイゲームでもゴールラッシュを披露出来るようになったのは見事だ。以前は決定力不足と言われることも多かったが、時代とともに得点力はかなり上がってきたと言えよう。
同メディアは「(予選の仕組み的に)そうする必要はないが、日本がグループCを全勝で終えても驚かない」と付け加えている。森保一監督としても、2026ワールドカップ本番へアジアで圧倒的な力を発揮したいと考えているはず。10月にはアウェイでのサウジアラビア戦、ホームでのオーストラリア戦と勝負の2試合が予定されているが、日本の攻撃力は再び爆発するだろうか。
PCMAX
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