アーセナルで「呪いの番号」として知られる9番。これまで着用してきた選手があまり活躍できなかったことからそう呼ばれている。
今回はそんな「アーセナルの9番、最高の5名と最悪の5名」を『Planet Football』からご紹介する。
▼最高の5名
5位:ルーカス・ポドルスキ
ケルンからやってきたドイツ代表のレフティは、その左足から繰り出す強烈なシュートで楽しいプレーを見せた。2シーズン半で31ゴールという記録は決して輝きを放つほどのものではないが、主力の一人として信頼できる存在であった。
4位:ポール・マーソン
伝統的な9番というよりはミッドフィルダーとしての性格が強いポール・マーソン。1995年から1997年まで2シーズンに渡って9番を着用し、ヴェンゲル監督の下でアーセナルでの最後の時を過ごした。
3位:アレクサンドル・ラカゼット
2017年夏にリヨンを離れ、4650万ポンドの移籍金でアーセナルにやってきた。イングランドで過ごした5年間は意見を二分する存在であったと言えるし、一貫性のなさにも苦しんだ。ただ2018-19シーズンはクラブの年間最優秀選手になり、FAカップ優勝にも貢献。206試合で71ゴールを記録した。
2位:ガブリエル・ジェズス
まだアーセナルに来てそれほど経っておらず怪我での離脱もあったが、ミケル・アルテタ監督の下でプレーする彼の貢献は大きい。もちろんゴール数はまだまだ少ないが、それさえ増えればアーセナルのプレミアリーグの歴史で最高の9番になれるだろう。
1位:ニコラ・アネルカ
1997年にパリ・サンジェルマンから50万ポンドで獲得されたアネルカ。若き彼は2年後にレアル・マドリーへと2230万ポンドで引き抜かれ、アーセナルに大きな収益をもたらした。
▼最悪の5名
ワースト5位:ダヴォール・シューケル
1998年のワールドカップでクロアチア代表の主力であったアタッカー。ティエリ・アンリやデニス・ベルカンプ、ヌワンコ・カヌらとともに攻撃陣を牽引することを期待された。11ゴールとそれなりの結果は残したが、大きなインパクトを残したというわけでもない。
ワースト4位:ジュリオ・バチスタ
FIFAシリーズやフットボールマネージャーに詳しい方であれば、バチスタが2006年にアーセナルへとやってきたことに興奮した。イングランドでの彼はセビージャ時代の安定した得点力を見せることはなかったが、リーグカップではリヴァプール相手に4ゴールを決め、一瞬の輝きを見せた。
ワースト3位:ルーカス・ペレス
デポルティーボ・ラ・コルーニャから1710万ポンドで獲得されたスペイン人FW。リーガで17ゴールを決めた俊敏なストライカーは、バーゼル戦でハットトリックを決めたものの先発に定着できず、ラカゼットの加入で9番を剥奪された。
ワースト2位:フランシス・ジェファーズ
エヴァートンで有望な若手として3シーズンを過ごしたジェファーズ。800万ポンドの移籍金で2001年にアーセナルへとやってきた。ただ2年間でわずか8ゴールとなかなか難しい時間を過ごし、ティエリ・アンリの牙城を崩せなかった。
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ワースト1位:パク・チュヨン
アーセナルが緊縮財政を余儀なくされていたとき、降格したモナコから26歳の韓国代表FWを獲得した。シャマフやベントナーよりも彼が9番を渡されたことは不可思議であり、彼は結局6試合で1ゴールという成績しか残せなかった。