カタールW杯準決勝

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は13日(日本時間14日)、準決勝でクロアチアはアルゼンチンに0-3で敗れ、2大会連続の決勝進出はならなかった。決勝トーナメント1回戦で日本を、準々決勝ではブラジルをPK戦の末に破ってきたが、快進撃もストップ。途中交代となった司令塔の37歳MFルカ・モドリッチをアルゼンチンサポーターがスタンディングオベーションで称える光景がツイッターで公開され、日本ファンから「うるっときた」「全人類に愛されているな」といった反響が寄せられている。

 自然と立ち上がり、拍手を送った。アルゼンチンに3点を奪われ、後半36分にMFマイェルとの交代を余儀なくされたモドリッチ。足取りは重かった。だが、スタンドの大半を占めたアルゼンチンのサポーターはメインスタンドを中心に、引き揚げてくるクロアチアの背番号10を称えた。スタンディングオベーションに万雷の拍手。敵味方がなくなった瞬間だった。

 イタリアを拠点に活動する国際サッカーテレビキャスターのアドリアーノ・デル・モンテ氏は自身のツイッターで動画を公開。世界に拡散され、日本ファンからは「うるっときた」「これぞ真のスポーツマンシップ」「流石アルゼンチンサポーター」「この選手の凄さを物語っている」「敬意にふさわしい壮絶な戦いぶり」「敬意を込めて一人スタンディングオベーションした」「全人類に愛されてるな」といった反響が寄せられている。

 敗れたクロアチアは17日(同18日)の3位決定戦に回り、フランス―モロッコの敗者と対戦する。

(THE ANSWER編集部)