アイワと言えば、かつてはオーディオメーカーとしても大人気のメーカーだった。
中高年の方には、若かりし頃にアイワ製品にお世話になった方も多く、懐かしく思う人も多いのではないでしょうか。

そのアイワから、JENESISが「aiwaデジタル」の商標使用権を取得。
今回、モバイルデバイスをリリースします。

JENESISは、ソースネクスト「POCKETALK(ポケトーク)」の受託製造など、各社の受託製造を行っている会社で、「aiwaデジタル」ブランドでオリジナル製品を発売します。

第一弾として、スマートフォン「JA2-SMP0601」を2022年9月7日に発売しました。
直販サイト「aiwaデジタルダイレクト」の記念特価は1万6800円(税込)と低価格なエントリースマートフォンとなります。


「JA2-SMP0601」パッケージ



「JA2-SMP0601」同梱物


サイズは約76.6 × 約9.2 × 約164.4mm、約190g、カラーがブラック / ホワイトで、ディスプレイのベゼルが太めではありますが、使いやすいサイズになっています。


「JA2-SMP0601」ホーム画面


JA2-SMP0601の仕様は、
・CPUがUNISOC T310
・メモリー2GB、内蔵ストレージ32GB
ロースペックモデルとなっていますが、
・OSにAndroid 12 (Go edition)と、低いスペックでも動作するOSが搭載されています。


Android 12 (Go edition)搭載



「JA2-SMP0601」の仕様


JA2-SMP0601は、ローエンドモデルでスペックは低いため、動作や操作の速度が気になるところでしょう。

実際に操作、利用してみると、軽量なアプリを操作する分には普通に動作、操作できることに驚きました。アプリ操作中に、動作が緩慢になることがたまにありますが、それほどストレスを感じませんでした。

利用するアプリに関しては、
動作や操作で負荷のかかる重いアプリのかわりに、内蔵アプリ「Google Go」のブラウザアプリを使う方法も用意されています。

快適に使いたい方は、この軽量版アプリを利用、活用することがオススメです。
例えばFacebookであればFacebook Liteを使うことで、快適な操作で利用ができます。


内蔵アプリ「Google Go」



Facebook Lite


そのほかの仕様としては、
・6.5型(1600×720ドット)IPS液晶ディスプレイ
・2眼カメラ(メイン1300万画素、マクロ200万画素)
・バッテリー4000mAh搭載
・防塵・防滴IP52
・無線LANIEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠
・Bluetooth 5.0
・microSDXCカード、デュアルSIMスロット、4G通信対応
このようになっています。


デュアルSIMとmicroSDカードスロット


ディスプレイに関しては、解像度やディスプレイの綺麗さはハイエンドモデルを見慣れていると見劣りはしますが、実用度としてみれば問題ないと感じます。
YouTubeやNetflixなどの動画再生の閲覧にも、問題や不都合はありません。
視野角が気になるところですが、斜めから見てもそれほど暗くならずに利用ができます。


視野角の比較(真上から)



視野角の比較(斜めから)


JA2-SMP0601は、1万円台の価格とスペックから、
ミドルレンジ以上のスマートフォンを使っているユーザーの方にはあまり響かないと思われますが、安く、実用性でスマートフォンを使いたい人には魅力的でしょう。

また、「aiwaデジタル」の第一弾モデルとしても、アイワを知る人にとっても、気になるデバイスなのではないしょうか。

※なお、記事中の端末はサンプル機のため、商品と違う場合があります。ご了承ください。




執筆 伊藤浩一