洗濯ブラザーズが教えます! 洗濯物は自分で9割洗えます!!

横浜と東京でクリーニング店を営みつつ、正しい洗濯の仕方を広める活動を行っているという洗濯ブラザーズ。今回は洗濯ブラザーズのひとり、茂木貴史さんに洗濯の基礎知識についてお話を伺いました。

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知っていますか? 洗濯のこと

まずは、洗う前に知っておきたい、正しい洗濯の基本知識を教えていただきました。知らなかった人も意外と多いはず!

ドライクリーニングに出しても汚れは残っている

水を使わずに石油系の溶剤で洗うドライクリーニングは、水に弱い素材や油性汚れを落とすのに最適。しかし、汗などの水溶性の汚れが落ちないまま残ってしまいます。

洗濯物は日に当てないほうがいい

洗濯物も肌と同じで長時間、紫外線にさらされていると傷みます。特に濃い色の服は色あせの原因に。基本は室内干しです。

洗剤は多めに入れてもきれいにはならない

水の量に対して洗剤が多いと、衣類に染み込んだ洗剤をすすぎきれないため、汚れを落とせません。また、衣類に残った洗剤と汚れがくっついて黄ばみや部屋干し臭の原因にも。

お風呂の残り湯は使わないほうがいい

お風呂の残り湯は、皮脂やたんぱく質が流れ出ています。そのため洗濯に使うと、衣類にそれらが残り、繁殖して黄ばみや臭いの原因に。常温のきれいな水で行いましょう。

洗濯機そのものをきれいにする習慣をつける

常に湿った状態の洗濯槽は、実はカビの温床。洗濯槽に残った洗剤かすと、衣類の汚れがくっついて繁殖すると、臭いの原因に。夏は月に2回、冬なら月1回、洗濯槽の掃除を。

タオルと肌着には柔軟剤は使わない

柔軟剤は衣類を油膜コーティングする特性があるため、水が浸透しづらくなります。そのため、水や汗を吸うことを目的にしているタオルや肌着には不向きです。

〜〜おうちで洗えないもの〜〜

●皮革、毛皮
●レーヨン
●キュプラ
●半合成繊維(アセテートなど)
●光沢のあるもの
●シワ加工のもの

9割はおうちで洗えると言っても、やはり洗えないものもあります。洗えるかどうかは、タグの表示と生地で判断します。裏地にキュプラが使われている場合などもあるので、慣れないうちは、心配なものはクリーニング店に相談しましょう。

「判断できないときは、クリーニング店に相談を」
(茂木貴史さん)


教えてくれたのは……洗濯ブラザーズ

茂木貴史さん(左)、茂木康之さん(中央)、今井良さん(右)
「ぼくたちが洗濯ブラザーズです!」

【PROFILE】
茂木貴史さん(左)、茂木康之さん(中央)、今井良さん(右)の3人で結成した、毎日の洗濯をハッピーにするための活動をする洗濯のプロ集団。東京と横浜でクリーニング店「LIVRER」を営むほか、劇団四季など国内外の有名アーティストの衣装クリーニングも行う。著書『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』(アスコム)が7万部を超えるベストセラーに。

洗濯ブラザーズのクリーニング店はこちら!

「脱ドライクリーニング」がコンセプト。一般のクリーニングだけでなく、舞台衣装やアーティストの衣装クリーニングも扱っています。デイリー洗剤からシルク、ジーンズなど用途に合わせたオリジナル洗剤も販売中。洗剤の量り売りも好評です。

●LIVRER MISHUKU(リブレ三宿)
住所:東京都世田谷区池尻2-7-12 ストアハウス三宿1F
TEL:03-5431-0970
水曜・木曜定休

●LIVRER yokohama(リブレ横浜)
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撮影/片桐 圭[リンガフランカ](店舗)、草間大輔(物)
イラスト/すぎうらゆう
文/峯澤美絵

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WEB編集/FASHION BOX