主要ブラウザが似たUI/UXへ向かっていく中、ひたすら独自路線を進むVivaldi。そのVivaldiに多くのユーザーが待っていた機能が登場した。まだベータという位置づけにあるが、ついにVivaldiにメールアプリケーションの機能が追加されたのだ。

Vivaldi Technologiesは6月9日(米国時間)、「Vivaldi 4.0|Vivaldi Translate launches on desktop and Android」において、Vivaldiの最新版となる「Vivaldi 4.0」の公開を伝えた。このバージョンはVivaldiとしても大きなリリースとなっている。主な注目ポイントは次のとおり。

翻訳機能の導入

メールの統合(ベータ版)

フィードリーダーの統合(ベータ版)

カレンダーの統合(ベータ版)

メール - Vivaldi 4.0


翻訳前 - Vivaldi 4.0


翻訳後 - Vivaldi 4.0


フィードリーダ - Vivaldi 4.0


カレンダー - Vivaldi 4.0


現在の主要Weブラウザには、メールアプリケーションやカレンダーアプリケーションとしての機能は統合されていない。インターネット初期には統合されていた時期もあるが、現在ではWebブラウザとそうしたアプリケーションは分離している。メールやカレンダーは、Webアプリケーションやクラウドアプリケーションとして提供されているものを利用するというスタンスだ。まだベータ版という位置づけだが、Vivaldiはこれでまたひとつ、現在主流のWebブラウザとは異なる特徴を獲得したことになる。