きれいであることや清潔であることは、それだけで魅力的なものであり、中国人から見て日本の清潔さは「称賛せざるを得ない」水準であるようだ。中国メディアの百家号はこのほど、日本がいかに「細部まで徹底して清潔」かについて紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本を旅行で訪れた中国人の多くが日本の清潔さに気が付き、驚くと紹介。街中にはごみがまったく落ちておらず、街全体が清潔で美しいと伝えた。また、各個人の家も清潔でよく整理されており、「日本人は全体的に民度が高いことから、都市の清潔さと日本人の民度とは密接な関係があるのではないか」と分析した。

 また、日本は街がきれいなだけでなく、空気までも新鮮できれいであり、さらには環境も静かであるため、「1つの国が清潔さをここまで極めることができれば、成功としか言いようがない」と称賛。日本と比べると中国はまだまだであり、日本に学ぶべきだとしている。

 さらに記事は、日本の「匠の精神」を高く評価。細部まで極めることが「匠の精神」ということだと説明し、「日本はこの精神があるので多くの分野で成功することができた」と論じた。日本旅行へ行くとこの「匠の精神」を体験することができるが、中国人には欠けている点なので、これもまたよく学ぶべきだという。

 中国は国民性としておおらかな人が多いためか、何かと大雑把になりがちであり、この点で日本の細部まで極める精神は参考になるのだろう。とはいえ、中国も自宅はかなり清潔にしている人は少なくなく、公共の場所を汚さないなどの公徳心を学ぶことが必要なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)