米ニュージャージー州に住む女性が飼い犬をトリミングのためペットショップに預けたものの、戻ってきた犬の姿を見て笑いが止まらなくなったという。トリミングの途中で犬が暴れ出し、カットを中断せざるを得なくなった結果、アルパカのような姿になってしまったのだ。『LADbible』『Metro』などが伝えている。

ロックダウンでトリミングサロンが一時閉鎖したため、リサ・トレスさん(Lisa Torres)の飼い犬“チェダー(Cheddar)”は毛がまるでモップのような状態になってしまった。8歳のチェダーはシーズーとトイプードルのミックスで、シープーという種類の小型犬だ。

ようやくロックダウンが緩和されると、リサさんは勤務を終えた後に営業を再開した大型ペットショップ「ペット・スマート(PetSmart)」にチェダーを預けた。すると終了予定より1時間早くトリマーから連絡が来た。話を聞くと、チェダーがカットの途中でトリマーを噛んだため、中断せざるを得なかったそうだ。

「電話をもらった時、少し笑ってしまったわ。それで、どうしよう、これからライオンを迎えに行くんだわって思ったの。」
「店に入った時、本当に恥ずかしい思いでいっぱいだった。私の犬だと思わないでって感じでね。」
「それで到着した時、この世で一番面白いものを見たのよ。」

急いで駆けつけたリサさんはトリマーに謝罪した後、チェダーの姿を見つけた。チェダーの体の毛はすっかり刈られていたが、頭の上の毛はふわりと残っていたのである。その姿はまるでアルパカのようで、リサさんは笑いが止まらなかったそうだ。

トリマーがチェダーをドライヤーで整えると頭の毛がふわふわになり、思いもよらぬ姿になったという。トリマーは謝罪し、もう一度カットに挑戦しようかと尋ねたが、チェダーが暴れ出すことを懸念したリサさんはその申し出を断った。

「車に乗った時、面白くて仕方なかったわ。だってチェダーは“何がおかしいの? これが目的だったんだ”って感じで私を見ているんだもの。」

その後リサさんは、恋人に連絡して「笑い過ぎて涙が出るし、お腹がよじれて痛いぐらいよ。チェダーは冷静な感じで横に座っているけど、見た目はクレイジーなの」と伝えたという。

チェダーは現在、家の中で「僕はこんな風になりたかったんだ。何が問題なの?」といった風貌で立ち振る舞っているそうだ。リサさんは、そんなチェダーの生意気な態度がトリマーをトラブルに巻き込んだ原因ではないかと思っている。

「チェダーは愛らしいのと同時に、自分が何を望んでいるのかを知っている。撫でられるのが好きだけど、自分が撫でられたい時しか撫でさせないのよ。」

リサさんはチェダーが噛みついたトリマーに何度も謝罪しカットの料金とチップを支払ったというが、トリマーはカットを中断してしまったことを謝罪したそうだ。リサさんは3人の男の子を育てる母親だが、チェダーの姿を見た子供達も腹がよじれるほど笑ったという。そんなチェダーの姿をSNSで公開すると大反響となった。14日の『Metro』によると、Facebookでは25万件の「いいね!」が付いたという。

画像は『Cheddar Torres 2020年7月3日付Instagram、2020年7月7日付Instagram「Throw back. Before the cut」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)