アップルが突如新型iPod touchを発表しました。プロセッサーにはA10 Fusionを搭載し、ストレージは最大256GBが用意されます。価格は税別2万1800円から。A10 Fusionといえば、iPhone 7 /iPhone 7 Plus、第6世代iPadに搭載されているプロセッサー。2015年に発売された第6世代 iPod touchのA8プロセッサーからは2世代ほど新しくなって高効率省電力化を実現しています。

アップルはA10 Fusion搭載のメリットについて「従来モデルの2倍のパフォーマンス」がゲームに最適であること、そして「iPodとしては初めて」のAR体験や、グループFaceTimeで威力を発揮すると述べています。

グラフィック性能としては従来の3倍を謳っており、ゲームの動きがなめらかかつ美しく表示されるとのこと。今秋日本でも登場予定のApple Arcadeでは「100本以上の新作ゲームが独占配信」されるとうたっており、さまざまなモバイルゲームをとことん楽しみたい人にはうってつけの"携帯ゲーム機"と言えるかもしれません。

もちろん、音楽や動画などのストリーミングサービスを楽しむデバイスとしても活躍するはずで、3.5mmのイヤホン端子も継続して搭載しています。


主な仕様は、1136 x 640px、Multi-Touch IPSテクノロジー搭載4インチのRetinaディスプレイを搭載、8MP背面カメラ(1080p/30fps動画撮影対応)、1.2MP FaceTime HD前面カメラ(720p動画撮影対応)。

802.11a/b/g/n/ac WiFi、Bluetooth 4.1。センサー類は3軸ジャイロと加速度センサー。GPSは搭載しないものの、既知の近接WiFiネットワークへの距離にもとづくマップ機能を備えます。OSはiOS 12。

ストレージ容量は32/128/256GBを用意。価格は、32GBモデルが2万1800円、128GBが3万2800円、256GBで4万3800円となっています。もし、外出時も音楽や動画を楽しみたいのであれば、あらかじめダウンロードしてからお出かけすることをおすすめします。そのためには、ストレージ容量が大きなモデルを選んでおくのが良いでしょう。

その他、3.5mmミニジャックのApple EarPods、Lightning - USBケーブルなどが付属します。


カラーラインナップはピンク、シルバー、スペースグレイ、ゴールド、ブルー、そして売り上げの一部を「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」に寄付する特別色(PRODUCT)REDの6色をラインナップ。(PRODUCT)REDを選んでも価格に変更はありません。また、アップルの延長保証制度であるAppleCare+は、本体価格にかかわらず一律の6400円(税別)。良く画面を割ってしまうと言う人は迷わずAppleCare+も付けておくのが無難でしょう。

発売はオンラインのApple Store、Apple直営店、Apple製品販売店および特定の通信業者にて。オンラインのApple Storeでは本日より受注を開始するとのこと。ちなみに手元の環境で32GBの(PRODUCT)REDを購入する場合でお届け予定日が5月30日となっています。容量や色、購入者の居場所によってはさらに早く入手できるかもしれません。