<スタジオアリス女子オープン 最終日◇8日◇花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース (6,332ヤード・パー72)>
最終日に2バーディ・ノーボギーでスコアを2つ伸ばした比嘉真美子が、トータル3アンダーの単独3位でフィニッシュ。先々週の「アクサレディス」でのプレーオフで敗れて以来のトップ3となり、あらためて今季初優勝が近いことを予感させた。

好調の理由の一つに、アプローチがあるという。
「今年からピンの『グライド2.0ステルス』という黒いウェッジに替えたんですが、止まり過ぎず、転がり過ぎず、自分のフィーリングと実際の距離が合うので、それがいいのかもしれませんね」
昨年はアプローチの成功率ともいえるリカバリー率が63.0182%で20位だったが、今季は67.9487%(8位)にまでアップ。最終日もグリーンを5回外したが、すべてパーセーブして見せた。砲台グリーンが多く、距離感を合わせるのが難しいという選手が続出した今大会。もちろん、比嘉の技術もあるが、ニューウェッジの効果は小さくなかったようだ。
比嘉といえば、120%の力でドライバーを振り切ることを信念としているだけあって、ツアー屈指の飛ばし屋でもある。今年はフェアウェイキープ率が上がり、飛んで曲らないドライバーショットを手にしつつある。それにアプローチのうまさが加われば、まさに鬼に金棒だろう。今季の目標を「メジャーを含むツアー3勝」に設定しているが、勢いに乗れば、早々と達成してしまうかもしれない。(文・山西英希)

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