中国スーパーリーグがVAR判定に3分45秒 中国紙は「今後も混乱」と予測 2018年3月4日 12時14分 写真:サッカーダイジェストWeb by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 3日に新シーズンが開幕した中国スーパーリーグである失態が起きた 導入されたVAR判定で、最終的な判断が下されるまで3分45秒もかかったという スムーズな運用が確立されておらず、今後も混乱を招く可能性があると中国紙 #スポーツニュース #海外サッカーニュース #中国スーパーリーグ(サッカー) #スポーツニュース・トピックス なんとVAR判定に3分45秒! 今季から導入も中国リーグは使いこなせていない!? 中国スーパーリーグは3月3日に新シーズンが開幕し、アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノと元ブラジル代表MFエルナネスを獲得した河北華夏のファーストマッチにも注目が集まった。 河北は25分に先制される苦しい展開ながら、後半に入るとペースを掴み、アルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシを急先鋒に攻勢を仕掛ける。すると、65分だった。裏へのボールに抜け出したフー・レンシャンが相手GKにエリア内で倒され、主審は迷わずPKのジャッジ。キッカーのラベッシがスポットにボールを起き、主審の笛を待つ。しかし……。なかなかゴーサインが出ない 今季から中国スーパーリーグは激しさを増すラフプレーに歯止めをかけるため、巨費を投じてVAR、いわゆるビデオ・アシスタント・レフェリーを導入した。いよいよラベッシが蹴る段になって、主審はVARの分析スタッフに待ったをかけられたのだ。無線で話し込んだ末、思い出したようにタッチライン際の確認用スクリーンで再生映像をチェック。最終的にPKと再認定されるまでに、3分45秒もかかってしまったのである。 くたびれたのはラベッシだろう。ようやく笛が鳴って蹴り込んだが、ものの見事にブロックされてしまった。それでも河北が終了間際の86分になんとか追いつき、試合はドローで終了している。 中国の有力紙『新浪新聞』はこう解説した。 「リーグ全体でVARの導入を突貫工事で進めたため、レフェリーと分析スタッフの連携などスムーズな運用がまだ確立されていないのだ。それを印象付けたのが今回の失態。あまりにも時間がかかりすぎた」 そして河北のマヌエル・ペレグリーニ監督は「レフェリーを助ける素晴らしいシステムなのだろうし、それ自体に異論を唱えるつもりはない。ただ、ファウルを犯した側がとくに疑念を抱かないのであれば、わざわざ確認する必要はないのではないか。結果的にあれだけ待たされたのだ。ゲームに与える影響は小さくない」と、穏やかな口調で釘を刺した。 中国サッカー界が抱えているのがこのレフェリングの問題。スーパーリーグの急加速的な進歩に、ジャッジのレベルが追いついていないと指摘されているのだ。協会サイドは強化計画を立てて抜本的な改革に着手しているが、『新浪新聞』は「VARが今後も混乱を招く可能性が否定できない」と予測している。 今夏のロシア・ワールドカップでも採用されるVAR。Jリーグも将来的に導入する方針だが、はたして中国で効果的に機能するのだろうか。さっそく議論の的となっている。 #スポーツニュース #海外サッカーニュース #中国スーパーリーグ(サッカー) #スポーツニュース・トピックス facebookで送る X(旧Twitter)で送る LINEで送る 外部リンクサッカーダイジェストWeb 大迫は先制アシストも…ケルン、ダメージの残る逆転負けで最下位脱出のチャンス逃す J2でキックオフが遅れるハプニング!審判のユニホームが問題?千葉の町田也真人が事の真相を明かす 51年ぶりの無敗記録に並んだトッテナム、”聖地”が「真のホーム」に!? 韓国代表FWも親しみ語る