「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15〜28日/ハードコート)の1日目の1回戦で、カイル・エドマンド(イギリス)は15日、「全米オープン」の決勝へ進出した経験もあるケビン・アンダーソン(南アフリカ)に勝利し、2回戦へ駒を進めた。

カウントは6(4)-7、6-3、3-6、6-3、6-4、試合時間は3時間59分。昨年の「全米オープン」ファイナリストが初日でトーナメント表から姿を消す波乱となった。

エドマンドは、23歳で49位につけており、比較的に若い選手だ。クレーで粘り強く、攻撃的に戦える一方で、ハードコート向きのオールラウンダーで、全豪での活躍も期待される。

一方のアンダーソンは、2017年の「全米オープン」では、決勝戦に進出するなど目立った実績も残してきた。同選手のランキングは12位で、11シードで「全豪オープン」には出場している。2メートル超の長身から叩き込まれる高速サービスには破壊力もある。

試合は1回戦からファイナルセットまでもつれこむ接戦だった。第1ゲームはお互いにブレークを許さず、タイブレークへもつれ込んだ。その中ではアンダーソンが、勝負強さをみせて、ミニブレークを重ねると、セットをものにした。

他方で、2セット目以降は、エドマンドも、アンダーソンも、一進一退の攻防を繰り返す。サービスゲームでは中々お互いに譲らず、1ブレークがセットの勝者を決めた。2セット目には、エドマンドが第6ゲームに、3セット目は第8ゲームにアンダーソンがそれぞれブレークし、それぞれ獲得。

エドマンドが第4セットでも1ブレークのリードを守りきって、試合はファイナルセットへ。4ゲーム終了までに、お互いに1ブレークしたものの、イーブンで試合の最終盤に入った。エドマンドが試合の流れを決定づけるブレークを第7ゲームで実現すると、そのまま押し切った。

エドマンドは、2回戦でデニス・イストミン(ウズベキスタン)と対戦する予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は惜しくも「全豪オープン」を去ったアンダーソン
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