マンチェスター・Uは10日、ベンフィカに所属するスウェーデン代表DFヴィクトル・リンデルフの獲得でクラブ間合意に至ったとクラブ公式サイトで発表した。

 リンデルフは、メディカルチェック、国際移籍証明書の手続き、個人の契約条項の話し合いが完了後に正式加入となる。現在、同選手はスウェーデン代表に合流しているため、ノルウェー代表との国際親善試合が行われる13日以降に、移籍完了と契約の詳細が発表されるようだ。なお、イギリスメディア『BBC』によると、移籍金は3100万ポンド(約44億円)だという。

 現在22歳のリンデルフは、地元ヴェステロースの下部組織出身で、2012年にベンフィカに移籍。当初はBチームでの出場が続いたが、2013年10月にタッサ・デ・ポルトガル(カップ戦)でトップデビューを果たし、2015年にトップチームへ昇格。15−16シーズンの後半からレギュラーの座をつかみ、今シーズンは公式戦47試合に出場して、4連覇となるプリメイラ・リーガ優勝とカップ戦の2冠に貢献した。

 スウェーデン代表では、2016年3月に行われたトルコ代表との国際親善試合でデビュー。同年6月のユーロ2016では、本職のセンターバックだけではなく右サイドバックでもプレーした。これまで通算12試合出場1ゴールを記録している。